VR強姦 とは、バーチャルリアリティー(VR)SNS「VRChat」などにおける性的な嫌がらせ行為である。
概要
前提知識
- VRChat
- バーチャル空間上でコミニュケーションを行えるサービス。ゴーグルなどのVR機器を使って電子空間に入ったかの様な高い没入感を味わうことができる。
- あらゆる物やシステムを自作できるなど自由度が高い。
- アバター
- VR空間内ないしVRChatにおける自分の姿、及び身体。所謂「自キャラ」。当然だがアバターの性別=中の人の性別とは限らない。
- VRChatでは自作した3DCGモデルによるアバターも使える。
- VR睡眠
- VRゴーグルを付けたままVR空間内でアバターの姿で睡眠を取ること。
ネトゲで言うところの「寝落ち」をVRゴーグルを付けたままわざと行う、
フィクションで言うと『ソード・アート・オンライン』に登場するゲーム内で寝てる状態と言えばイメージし易いか。 - なんの意味があるんだ? と思うかもしれないが、VRによる没入感、誰かと寝るという安心感が疑似的でも存在する事や、おきた時にフレンドの挨拶の書き置きがあるなどの喜びからVRChatの人気の楽しみ方となっている。
- インスタンス
- ワールド(VRChatの各ステージ)内の複数の割り当てみたいなもので、マンションや公民館等で同じ感じの部屋でも部屋事に分けられるみたいなシステム。
- 設定によって入場者を制限でき、不特定多数が入れるpublic(公共)からワールドを立てた人のフレンドしか入れないFriend+(友達の友達)やFriend only(友達だけ)、呼ばれた人しか入れないINVITE(招待)などがある。
本題
VR強姦の単語の初出は秋空 歩/わらしべ長者(@kirisame245)のツイートである(→アーカイブ)
え一つまらん報告ですが、 VR睡眠してたら寝込みを襲われました 正確に言うならVR強姦に遭遇しました
VRchat では比較的簡単にフレンド交換しますが、それはあなたがいるインスタンスへの入場券でもあります そのへんよく考えましょうね
2022/3/30 9:41
つまりVR強姦とは
VR睡眠で寝ていて反応出来ない人のインスタンスに行き、アバターを触ったり、アバターに対して性的に映る行為をする(される)という物である。
所謂ネトゲにおける「見抜き」行為に近いが、手を動かせるVR機器を使っている場合、疑似的とは言え手で相手の(アバターの)体に触れる上、相手のアバターの設定次第では髪や体の一部分が触れ方に応じて動く(アバターインタラクション)という反応を魅せる為、高い臨場感を感じる事が出来るのでそういった嫌がらせを行う悪質なプレイヤーが存在する。
VRChatにそういった機能が実装されている訳では無く、自由度が高いが故にそう言った行為も出来てしまう。
上記のツイートではVRChatもそういったプレイヤーを含む、不特定多数が集うSNSであるという事にたいする注意喚起が行われている。
対策
VR強姦されないための対策をいくつか示す。
- 絶対に防ぎたいならそもそもVR睡眠しない
VR睡眠自体、無防備な状態をメタバースに晒すため危険はつきまとう。
またVR睡眠自体が健康に悪い。その上、寝返りなどで高価なVR機器を壊す危険もある(特に端子接続部。VR睡眠をするということは長時間VR機器を動作させる必要があるため、必然的に充電し続ける必要がある) - それでも行いたい場合、招待制の部屋で行う
vrchatの場合はインスタンス(部屋)を作成する時には入れるメンバーを選べるので、inviteやinvite+等の招待制にする。
誰でも参加出来る「Public」や、「Group Public」で行うのは無謀。
インスタンスにいるメンバーの誰かの友人ならJoin出来る「Friend+」も、友人の友人の友人(=ユーザの赤の他人)……といったユーザが入ってくる可能性がある為リスクが高い。
ならその2つの中間に当たる、ユーザーの直接の友人のみ入れる「Friend」インスタンスはどうか?といえば、覚悟がない限り止めた方が無難。理由として1対1の時のみ、もしくは相手が無防備の場合のみ態度が豹変する、なんていうのは現実・VR世界問わず時々ある話なので。
余談
今のところVR機器に触れられたことを感じる機能は実装されていない為、触られても何も感じない筈なのだが、ファントムセンスと言う実際は触られてないのに触られている様に感じる人も居るので注意。こういった人は上記の行為の他、VR上で殴ったり刃物を向ける、銃を突きつけるのもNG
関連動画
関連リンク
関連項目
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