概要
2008年11月1日に、旧大口市と旧菱刈町が合併して誕生した。
町全体が盆地に位置しているため、夏は暑く、冬は寒い。
特に冬の寒さは南国鹿児島県において段違いであり、1月の平均最低気温は-1.2℃と、山形県酒田市(-1.3℃)に匹敵する寒さである。
また、積雪もしばしばみられ、ひどい時には10cmを超えることもあり、このことから「鹿児島の北海道」とも呼ばれる。
この寒暖の差を利用して、「伊佐米」と呼ばれる米が作られ、県内屈指の米どころとして知られる。
芋焼酎のふるさとと言われ、「伊佐美」「伊佐錦」「黒伊佐錦」「伊佐舞」などが有名。
同市の郡山八幡神社には「日本最古の『焼酎』に関する資料」として、当時の焼酎にまつわる落書きが残っている。
同市にある曽木の滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれ、平成百景にも選ばれている。
その他、
・樹齢600年を超える奥十曽のエドヒガン桜
・2kmにも及ぶ桜並木で桜の名所百選に選ばれた忠元公園
・曽木の滝下流に位置する曽木発電所遺構
・日本最大の金鉱山である菱刈鉱山
などがある。
かつては山野線(栗野~水俣)、宮之城線(薩摩大口~川内)と呼ばれる鉄道が走っていた。
現在市内には現在バス以外の公共交通機関は無いが、近隣の都市に行けば一通りそろっているので、遠隔地へ行くのにはそれほど困らない。
(水俣市、出水市→九州新幹線新水俣駅・出水駅 湧水町→JR肥薩線栗野駅、高速バス吉松バスストップ
霧島市→鹿児島空港、高速バス同バスストップ いずれも1時間足らずで行くことができる。)
鹿児島県の中で唯一、宮崎県(えびの市)と熊本県(水俣市・人吉市・球磨村)と接している。人吉方面へは昔は久七峠と呼ばれる山道を通って行かなければならなかったが、現在は久七トンネルが開通し、人吉市・さらにはその先の八代市へのアクセスも格段に楽になった。
現在の人口は28.939人(2011/8/1現在)。鹿児島県の市の中では4番目に少ない人口である。
…が、自然豊かで住むにはもってこいの町だと思います。(by主)
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