『出番ですよ!カグヤさま』とは、著:逢空万太、イラスト:パルプピロシによる、GA文庫レーベルのライトノベルである。全3巻。
概要
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逢空万太氏の著作第5作目。月の(元)女王と地球の少年が繰り広げる∀ガンdS(すごく)F(不埒な)竹取物語(ルナティックラブコメディ)。
GA文庫10周年プロジェクト第7弾の一環で、ドラマCD化(2巻特装版付属)やラジオ配信が行われた。
氏の前4作との世界観の繋がりは不明だが、それらしい設定のライトノベルが作中で発売されているらしい。舞台自体は北海道と推測できる。
特撮・アニメ・漫画・ゲーム・小説等のネタに関しては言うまでもない。
GA文庫による新刊PVでは、『勇者が魔王を倒してくれない』に引き続き大坪由佳氏が主人公とヒロインの声を1人で担当している。
あらすじ
高校生の支倉結太はある夜、空から落ちてきた不思議な美少女と出会う。
彼女の名はカグヤ・∀・ハインライン───秘密裏に月に住んでいた民の元女王だという。
失政により追放され、地球で善行を積まねば月に帰れないというカグヤ。
彼女に気に入られた結太は、紆余曲折を経て彼女の手伝いをすることになってしまう。
帰還のための目標の善行値は100。現在の善行値は───マイナス530000。
かくして結太曰く何万光年かかるかわからない、2人の善行積みの日々が始まったのであった。
主な登場人物
- 支倉 結太(はせくら ゆうた) (声:小松未可子)
- 本作の主人公。低い背と中性的顔立ちにコンプレックスを持つ高校生。お約束であるツッコミスキルの他に、母親直伝の格闘技"真月譚"を身に付けている。
- 著者の作品を彷彿させる設定のラノベの他に、どの巻の表紙もツインテール少女のシリーズを所持している。やはりアレだろうか。
- カグヤ・∀・ハインライン(-・ゼン・-) (声:大橋彩香)
- 本作のヒロイン。色々やらかして月を追放された元女王。月に封印されていた超科学技術"黒科学(ブラックアート)"の研究者で、そこら辺のものから恐るべき兵器の数々を作り出す
危険人物美少女。 - 著者の作品のヒロインで通称が「○○子」でないのは彼女で2人目。
- 時折、月詞という月の言語を使う(いわばフェムシンム語)。結太のことを「ロムベリャガ」と呼ぶ。
- 支倉 志津香(はせくら しづか)
- 結太の母。夫を亡くした後、女手一つで彼を育ててきた。目下の悩みは息子に女っ気が無いこと。結太を「ゆー坊」、カグヤを「わらわちゃん」と呼ぶ。
- どこぞの邪神ハンターや官能小説作家ら同様、高校生の息子がいるとは思えぬほど容姿は若く美しい。
- 総社 桃花(すべやしろ とうか) (声:M・A・O)
- 結太のクラスメイトにして数少ない友人。
- あだ名は「スベ子」。結太を「ハッセ」と呼ぶ。
- 2巻ラストで刀を持って現れる。
- レグジオネータ・ヴァン・ヴィール (声:新井里美)
- 地球を侵略しに来た異星人の部隊長。
- サクヤ・X・ハインライン(-・カイ・-) (声:木戸衣吹)
- カグヤの妹。"黒科学"と対になる"白理力(ハイマテリアル)"を使う。
関連動画
関連項目
外部リンク
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