吉村麻之とは、日本のFlash作家、ライトノベル作家である。
概要
自身のサイト「むきりょくかん。」では作品の公開を行うほか、
日々の奮闘吐血っぷりをファンキーかつ破壊力のある口調で赤裸々に語る日記が人気を博している。
本職はシステムエンジニア。
連日のハードワークにもかかわらず、多忙なスケジュールを縫うようにして創作活動を行っている。
…が、それが氏の暴走気味な行動のトリガーとなっているのかもしれない。
リアル桃鉄
吉村氏が参加者を募って開催される、首都圏鉄道網を巻き込んだ「むきりょくかん。」一大イベントである。
リアル桃鉄とは
リアル桃鉄とは、ハドソン『桃太郎電鉄シリーズ』を模したゲームであり、
実際の駅をフィールドにして行う双六のことである。
参加者(プレイヤー)はサイコロの目の数だけ駅数を進み、
ゲームマスターから指定される目的地を目指す。
プレイヤーのいずれかが目的地に到着した時点で、
目的地からの距離に応じた点数が各プレイヤーから減点され、
新たな目的地が指定される。最終的に減点の少ないプレイヤーが優勝。
目的地までの経路は各プレイヤーが自由に選択することができるため、
ここでの戦略がゲームのカギとなる。
ただし、プレイヤーは移動する度に「カード」を引き、
そこに書いてある指示には従わなければならない。
一日フリー切符等の用意が必須。
吉村電鉄交通社(Y.E.T.) リアル桃鉄の特別ルール
- 最終目的地は、JR南武線 矢向駅(の付近にある神明神社)である。
- プレイヤーのいずれかが目的地に到着した際、一番目的地から離れた駅にいるビリのプレイヤーは、ネコミミを装着する。ビリを脱出するか、関連するカードイベントが起こるまで、ネコミミをつけたままの移動を続けなければならない。
当然、周囲からの視線が痛々しい状態になる。 - 摂取して良い食糧は、ビーフジャーキーまたは宇宙食のみ。飲料は水だけ。
(カードやゲームマスターの指示が出た場合はこの限りではない) - カードには「恥辱系」「意味不明系」「食事系」「探索系」「妨害系」「移動系」がある。 内容は、社長(吉村氏)が自身で考案したものの他、募集したものも含まれている。
M系のカードが占めるが、ネタとしても優秀である。 - 1~5人程度のチームを組んで参加する。ただし、チームはかならず同性で構成しなければならない(吉村社長の強い意向による)。
経緯
- これ以前に、同氏のFlashノベル作品 『ごがつのそら。』の一周年を記念して、舞台となった神明(しんめい)神社(川崎市幸区)に行こうという企画があり、各地から(泊まりがけも含め)総勢102名が同神社を訪れ、盛大に幕を閉じた。
- そこで吉村氏はこのイベントとリアル桃鉄のコラボレーションを提案し、「神明神社初詣ツアー」を企画。
最終目的地を神明神社(最寄り駅:南武線矢向駅(横浜市鶴見区))としたリアル桃鉄の始まりである。 - ビリはネコミミ装着義務というユニークなルールや、リアル桃鉄自体への興味等から、たちまち反響を呼んだ。
ところが、「急すぎて無理」と、「友達いないから(チーム制だと)無理」という理由から、当初の応募者数はゼロ。
(一方、恥辱性の強さにもかかわらず、“ネコミミなぞ、マゾのうちに入らないと思いますよ”という声すら挙がっていた) - その後ルールが改定され、翌年1月13日、第一回リアル桃鉄が開催され、高校生から30代までの6チームが参加。社長自身もボイスレコーダーを持参してプレイヤー参加し、その際の収録がラジオ放映された。
彼らの勇者ぶりは、公開されている第一回リアル桃鉄のラジオ(吉村氏のラジオ『だるらじお』としては二回目の放送)・および参加者のサイト・ブログ等から強烈に伝わってくることと思う。 - 参加者・ファンからの第二回リアル桃鉄催行の期待が高まり、2008年9月13日、実行される。
- 9月23日、ラジオ放映が行われる。そして10月1日、ニコニコ動画へアップされた。
その他
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関連項目
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