多度ツネトとは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」の登場人物である。
担当声優は加古臨王。誕生日は5月5日。
概要
カードキャピタル2号店の常連であり、「チーム・トリニティドラゴン」のリーダー。
2号店の客の中でもチーム・トライスリーの次に実力を持つファイター。
三白眼と後ろ髪の三つ編みが特徴の中学二年生である。
学校は新導クロノらトライスリーとは別の学校であり、大文字ナギサと同じ学校である。
図に乗りがちなお調子者であり、その言動が災いを呼ぶこともしばしば。
しかし何だかんだでチームメイトは大切に思っており、特に後述の仲間との絆は本物。
仲間を認め合い、励ますというリーダーの資質はちゃんと発揮されており、その面でトライスリーを圧倒したことも。
また、当初は険悪だったクロノに対しても、クロノの全国大会出場を賭けたクエスト中に自らがやる必要のない勝負を敢えて申込み、敗北後に自らの集めた大量のポイントを何も言わずに提供するなど、彼なりに仲間兼ライバルとしての想いはある様子。
後述のG3期「ストライドゲート編」での会話も含め、ちゃんと他人を観察し事情を察しており、人を見る力は確か。
G4期「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」では、チームメイトと揃って後江高校に進学。それに伴い活動の場をカードキャピタル1号店に移している。
同ショップにおける「U20チャンピオンシップ」ショップ予選に決勝まで勝ち残る程の実力をつけており、新導クロノ率いる「ストライダーズ」と激突する。
使用デッキ
彼自身は《オラクルシンクタンク》デッキを使用。
メインキャラクターで《オラクルシンクタンク》を男性が使うのは珍しく、それ故か彼の登場後は同クランへの男性ユニット登場率が増加している。
彼のデッキは「スサノオ」名称を主体としたデッキ。
元々は「アマテラス」名称のサポートカードだった《戦神 スサノオ》が成長し、超越ボーナス持ちのグレード3《覇天戦神 スサノオ》となり単独でデッキを組めるようになったデッキで、元の《戦神 スサノオ》とは全く異質ものとなっている。
ドローによる戦線維持に重点を置いた構成となっており、切り札のGペルソナブラスト持ちGユニット《神鳴りの剣神 タケミカヅチ》を主に運用している。
「若水vsトリニティドラゴン」においては、ケイに後を託し自身は次鋒で対戦。手札の増えやすいオラクルシンクタンクは本来ならば機能不全の列を上書きしてラインを確保できるため相性がよく、ツネトも片面を空けることでスタンド封じの被害を最小限に抑えようとしていたのだが、一切のコール手段を禁止する《無法怪神 オブティランドス》を出されたことで戦術が瓦解、敗北してしまう。しかし、そのファイトが大将のケイに情報を与え、戦術を繋げることが出来た。
GNEXTの「ストライダーズvsトリニティドラゴン」においては、遂にファイトのメインを務める。キーワード能力「神託」の要素を取り入れており、手札が多い状態でさらに強化される。性質上、手札を激しく消耗していくヴァンガードでは達成しづらい能力であるが、「神託」発動ラインまで強引に補充できるGユニット《枢機の征討神 カムスサノオ》を用いて手札補充と能力発動補佐を同時に行う戦術を披露した。
チーム・トリニティドラゴン
ツネトをリーダーとして結成された三人組。結束力は高く、大抵の場合三人揃って行動している。略称は「トリドラ」。
三人ともカードキャピタル2号店の常連として賑やかしポジションにこそ収まっていたが、個々の能力はチーム・トライスリーに追いついていないものの、結束力では彼らを凌駕し、G2期「ギアースクライシス編」で開催された「Gクエスト」においてはズー支部を制覇しており、この時点で既に実力は生半可なものではない。
実はヴァンガードG通して、最もチームとして安定しているチームであり、作中トリドラに不穏な空気が流れたことは一度もない。
G2期「ギアースクライシス編」で一度、カンパニーがストライドフォースを集めるための噂話と推測される風のうわさのせいでカンパニーの研究施設に迷い込んでしまった。
その時にカンパニー所属の半田ケンスケと遭遇してから、異常現象の発生や他の人間の様子の変化があったことを感じ取っており、G3期「ストライドゲート編」にて半田を再び見かけた際、彼の後を追うことを決断。今まで裏の動向と全くかかわりのなかったトリニティドラゴンだが、此処に来てカンパニーとの抗争に関わることになってしまう。
その際カンパニー幹部の若水ソウスケとファイトすることになってしまうが、「三人のうち一人でも勝てばトリニティドラゴンの勝ち」という条件を出した若水に対し、三人はチームなりの戦法を組み立て、二人で若水の手段を引き出しきり、若水の使うメガコロニーと相性のいいケイを最後にあてることで勝利の道筋を見出した。
結果的にストライドフォースの収集にこそ利用されてしまったが、裏を返せば一般人より強いストライドフォースを持ち合わせているということでもあり、若水と対峙した一件の後、遂にカムイを通し真実に踏み込むこととなる。
先述の通り、GNEXTではカードキャピタル1号店でも強豪のチームとなっており、U20チャンピオンシップ最後の切符をかけてクロノ達ストライダーズの壁となる。
活動の場が1号店に移り、チームメイト全員がカムイの後輩になったことから、U20チャンピオンシップに向けてカムイや1号店店長の三和タイシ、メイトつながりで石田ナオキらに特訓をつけてもらい、その甲斐あって実力が大きく伸びている。
その一戦でクロノに敗北したため、U20チャンピオンシップ本戦に参戦する権利を失ったが、観戦には来ている。
U20本戦に関わることがなくなったため、本戦の中で行われている陰謀は知る余地すらなかった。
しかし、U20終了後(G5期「カードファイト!!ヴァンガードG Z」)、クロノが星崎ノアの身体を奪った《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》に敗北し、謎の空間に放逐されようとしているところに出くわす。
咄嗟にクロノを助けようと手を伸ばし、一時は掴んだツネトだったが、彼もそのまま魂の牢獄「レリクス」に放逐されてしまう……。
ちなみに、チーム名に反して「ドラゴン」を使用しているのは一人だけ。
長良ケイ
大柄で糸目の男。誕生日は5月4日。
マイペースだが優しくおおらかな性格であり、目立つのが苦手。
アウトドア派であり、動物を愛し動物に愛される男。トリニティドラゴンの窮地を救うのは大抵この男である。
その顔から視聴者からは「タケシ」と呼ばれている。
使用デッキは《グレートネイチャー》の「ビッグベリー」軸。
切り札のGユニット《全智竜 マーナガルム》は、グレートネイチャーにしては珍しく退却を与えない純粋なパンプアップに加え、「相手のガードを制限する効果をリアガードに与える」という変則的かつ強力な効果を持っている。
「若水vsトリニティドラゴン」においてはツネトの指名で大将を務め、ツネトとカルの引き出した若水の戦術を凌ぎきり、《聖賢博士 ビッグベリー》で勝利を掴む立役者となった。
GNEXT「ストライダーズvsトリニティドラゴン」においては、名称軸はそのままにキーワード能力「達成」をメインにしたものになっている。
山路カル
小柄で中性的な少年。誕生日は5月3日。
タブレットPCを持ち歩いており、インターネットで情報を集めるのが常となっている。
元々若干気弱ではあるが、電波が届かない場所では余計に弱気になってしまう。
使用デッキは《ディメンジョンポリス》の「イニグマン」軸。
前作で光定ケンジらが使用していた時とは違い名称化しており、サポートも増加している。超越サポートデッキではなく、そのためかGのメインキャラクターで唯一超越バンクを披露していない。
「若水vsトリニティドラゴン」では知識量から先鋒を務めたが、メガコロニーの術中に嵌り敗北してしまう。
しかし、U20チャンピオンシップのショップ予選決勝「ストライダーズvsトリニティドラゴン」では先鋒として登場したが、相手の先鋒である明日川タイヨウの堅実な戦いに対して、思い切って攻めに出るプレイングの結果見事に勝利を獲得した。
この時のイニグマンデッキも超越サポートではないが、ジェネレーションブレイクを主体としたものとなっており、ヴァンガードのパワーを参照するキーワード能力「超爆」に偏った新しい軸である。
裏話
実は元々、ツネトとケイは劇場版「ネオンメサイア」において伊吹コウジの仲間として伊藤彰氏がデザインしたキャラクターである。
しかし「伊吹に仲間が居るとシナリオ上問題が発生する」という理由でデザインが没になった。
このデザインを流用し、新たにカルを加えることでバランスを取りキャラクターを丸くしたのが現在のトリニティ・ドラゴンである。
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関連項目
- カードファイト!!ヴァンガードG / カードファイト!!ヴァンガードG NEXT / カードファイト!!ヴァンガードG Z
- カードファイト!! ヴァンガード
- オラクルシンクタンク / グレートネイチャー / ディメンジョンポリス(チームの使用クラン)
- 覇天戦神 スサノオ
- カードキャピタル
- 大文字ナギサ(同じ中学校)
- ネオンメサイア(先述の通り劇場版の没キャラが元である)
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