石田ナオキとは、
TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編」で登場した、櫂くんの新たなライバル期待の新人である。
担当声優は、奈良徹(日本語版) / Stewart Cummings(英語版)。
概要
宮地学園中等部から進学してきたアイチのクラスメイト。
情熱をかけるものが見つけられず、学生生活と言うものに冷めた態度でいた。
アイチの導きによりヴァンガードと出会ったことで、心の中に熱く燃えるものを感じ始める。
通算第105話(リンクジョーカー編第1話)から登場した、第3期の準主人公と言える存在。
宮地学園高等部に通う高校1年生で、主人公・先導アイチと同じクラスの1年A組。
誕生日は4月19日の牡羊座で、血液型はA型。
漫画版でも単行本第6巻(第25話)から登場しており、漫画版設定資料によると大学生の兄が一人いるらしい。
高校に進学し、相変わらず熱中できるものも無く、進学校にあるまじき半ば不良のような態度であったが、放課後偶然見かけたアイチの「学校とはまるで別人」な様子を見て、思わず後を追う(※ストーカーは犯罪です)。
訪れたカードキャピタルにてアイチにヴァンガードを教えられ、胸が熱くなるのを覚え、ヴァンガードに興味を持つ。
実は初等部時代のアイチを知っており、いつもボロボロだったアイチを見て見ぬふりしていたことに負い目を感じていたと言う(宮地学園の人間がつまらなく見えたのも、この辺の過去が関係しているのかも知れない)。
そして、そんなアイチが真剣に打ち込み、変わるきっかけともなったヴァンガードを「先導アイチとやってみたい」「自分も変わってみたい。本気で熱くなれるものを見つけたい」という理由で、アイチが設立するカードファイト部に入部。立凪コーリンとファイトして、その真剣さを示した。
カードファイト部の部長・副部長を決めることになった時は、最初は「めんどくせぇ」「やりたい奴がやりゃあいい」と思っていた副部長に、一晩考えた結果立候補し、アイチの嫁決定戦副部長決定戦に参加。一回戦でコーリンに敗れるものの、あまりの熱意と純粋さに、戸倉ミサキとコーリンに推されて副部長に就任した。シンゴ涙目。
小茂井シンゴにそそのかされて、先導エミや飛田マイが所属する中等部カードファイト同好会へ指導に向かった際には、案の定フルボッコにされて逆に指導を請うことに。その絵面はどうみても犯罪です。番長こっちです。
誤解なきように言えば、相手に学ぶべきところがあればたとえ下級生だろうがストーカーだろうが頭を下げる素直さ・実直さを持っていると言えるだろう。
しかし、その素直さゆえに思ったことをすぐ口に出し、空気の読めない発言をしてしまうことも。
中等部在籍時は、優等生ばかりの宮地学園の校風に馴染めず学内では孤立していた。
本当に会いたいと思う相手を見つけることができず、孤独感と虚無感を抱えていたが、アイチとの再会や、シンゴらカードファイト部の面々、そしてヴァンガードとの出会いを経て、孤独な過去を克服できたようである。
余談だが、この過去が語られた第150話では、気合いの入った作画と共に、ブレザー脱衣・水も滴るいい男・学ラン(※回想)・触手プレイ(※イメージです)・寝顔(頬染めオプション付)等、今までになかったナオキの新たな属性一面を見ることが出来、ペロリストが湧くほどナオキファンにはたまらない回となっている。
アイチに見惚れたり、すぐ影響されたり、熱い告白(?)をかましたりと、櫂くんの彼氏ポジションを脅かしている。
第4期「レギオンメイト編」
リンクジョーカーの脅威が去り世界に平和が戻った数日後、アイチが消えたことで、アイチに関するすべての記憶を失っている。ヴァンガードのことも、当然ヴァンガードを通じて出会い絆を築いた仲間たちのことも知らない状態に戻っているが、宮地学園を訪れた櫂トシキと出会い、再びヴァンガードの世界へ導かれる。
そして、櫂とのファイトで「ブラスター・ブレード・探索者」を目にしたことでアイチのことを思い出した。以降、櫂とはアイチを取り戻すための仲間――「メイト」の関係となる。
記憶を取り戻す前はアイチと出会う前の無気力で荒んだ不良のような言動に戻っていたが、アイチのことを思い出してからは熱くまっすぐな心を取り戻している。また、アイチへの湧き上がる想いを抑えられず男泣きすることも。
第3期ではミサキのことを「番長」と呼んでいたが、第4期ではミサキの眼力により「ミサキ先輩」と呼ぶようになった。
そして彼女に影響されたのか、ナオキも葛木カムイの自身への呼び方にこだわるようになり、カムイから「石田」と呼び捨てにされる度「石田さん、な」と訂正するのがお馴染みになりつつある。ナオキ曰く「石田先輩でもいいぜ」とのこと。
「カトルナイツ」に所属する世界的ファイター「フィリップ・ネーヴ」や「オリビエ・ガイヤール」に敗れた後、彼もまた自分のやれることに思い悩むが、リンクジョーカー編において世話になった蒼龍レオンのもとで特訓することになり、迷いを振り切ることに成功する。
その勢いのまま、同じくカトルナイツの一人である「ラウル・セラ」との、彼らの本拠地「月の宮」におけるファイトで、遂にカトルナイツを破る希望の一手となる活躍を見せた。が、セラはそれも想定内のようで・・・。
このレギオンメイト編において、理不尽にメイトが退場させられていく中、唯一櫂以外に退場せず生き残ったメイトである。
最終話前に位置する劇場版「ネオンメサイア」にも登場。序盤のカードキャピタルでファイトを行っていた一人であり、作中の大会「メサイア・スクランブル」には観客として招待されている。
続編(第5期~)「カードファイト!! ヴァンガードG」
第6期「ギアースクライシス編」にて復活参戦。本作では大学に進学しており、カードキャピタル1号店の常連を続けている。時間経過のためか、前作よりやや落ち着いた感がある。
ドラゴンエンパイア支部のGクエストに、ファイターたちの障害となる「チェイサー」として協力。同クエスト内で似た者同士である新導クロノにファイトを申し込まれ、それを受ける。
節々の台詞から、Gクエストの中に存在する裏事情を彼も知っている節がある。
特徴的なセリフ
- 「クソッ! こんなイメージ絶対認めねぇぞ!」
- 「バカな! 一瞬コイツを『カッコいい』とか思っちまったじゃねーか!」
- 「立ち上がれ、僕の──、まっ、間違え…もう一回!」
- 「ブチかませ、俺の分身!」
- 「おおおおぉ──!(絶叫)」 (※ライドしたドラゴンの咆哮のイメージがあふれ出たものであって、決してアブない人ではない)
- 「なんだアイツ…くそ! カッコいいじゃねえか! なんか体の奥から熱くなって仕方ねぇ!」
- 「うおおおぉぉ───!!(走りながら街中で絶叫)」 (※湧き上がる情熱と興奮を抑えきれなかったのだろう。重ねて言うがアブない人ではない)
- 「先導アイチと、ヴァンガードをやってみたいんだよ…」
- 「オレはずっと気になってたんだ!」
- 「俺のハートが燃えている…カードファイト部に入れと叫んでいる!
見ろ必殺の! 無敵の! 奇跡の! ブレイクライド! ディスチャージング・ドラゴン!!」 - 「これが俺の──ブレイクタイム!!」 コーリン「ブレイクタイムは『休憩』って意味よ!」 キョ「・・・」
- 「なっ、『THE』だと!? こンの…こんのォ…カッコいいじゃねぇか!」 (※対義語:「何が『THE』だ、カッコつけやがって!」)
- 「こいつ…! 同じドラゴンでもいちいちカッコいいぜ…」
- 「見ていろよ! ここからが俺のブレイクタイムだ!」
- 「あんた、セーラー服は無理がねーか?」 (※本人に悪気はない)
- 「俺、木の役しかやったことねぇwww」
- 「無理が通れば道理が引っ込む! 意地を通せば限界引っ込む! それが男の生きる道!!」
- 「闇に響くその声が、先導アイチを倒せと俺に囁く!」
- 「このデッキがある限り俺は一人じゃねぇ!!」
- 「今の俺は孤独じゃねぇ!!」 (※対照的にファイト盤面の自陣営はヴァンガード一体のみと孤独だった)
- 「責任者出て来やがれ!!」
- 「仲間と熱血通わせて、喧嘩上等どんと来い! ライド! 喧嘩屋 スカイビート・ドラゴン!!」
- 「見てろ、アイチ。俺の魂をこいつに乗せる――男気、注入ッ!! はぁああああああッ!!」
- 「見せてやる、俺の生き様! 俺の魂! 俺の、男気を!!
信じた正義を貫き通す! 拳で語るぜ! 男気ライド! 喧嘩屋 ビッグバンナックル・ドラゴン!!」 - 「石田さん、な!」
- 「見せてやるぜ、なるかみの真骨頂ッ!!」
- 「頑張れ。ちょー頑張れ!」
カードファイトでは
トライアルデッキ『帝国の抹消者』を基にした≪なるかみ≫デッキを使用。
基本的には「抹消者(イレイザー)」の名を冠するカードでまとめたデッキ構築となっている。
しゅしゅしゅなので覚束ないところもままあったが、場数を踏み、ファイターとして様になってきている。
ヒキの強さは中々のものがあり、イメージ力も高い期待の病人期待の新人。まあ呑み込みが早いという事だろう。
あの伝説級の孤高のファイター、櫂トシキに、「アイチが導いただけはある。可能性を秘めたヴァンガードファイターだ」と言わしめるほどである(とはいえ直後に「お前のデッキ──それはまだ《なるかみ》ではない」とデッキをdisられることになるのだが…)。ファイト後、「また、ファイトしてくれるか?」と申し込んだところ、「いつでも来い」と返された。櫂もナオキのことを気に入ったんだろうか。
アイチのライド時口上「立ち上がれ、僕の分身!」をかっこよく思い、「ブチかませ、オレの分身!」という口上をライドする度に言う。コーリン「グレード1からもう分身?」…と思っていたら第110話を最後に言わなくなってしまった。長くてくどいからだろうか。しかしやたらと演出過剰で大げさなスキル宣言で、熱血は相変わらずである。
余談だが、第106話で「ブレイクライド(抹消者 ボーイングソード・ドラゴン)+リミットブレイク(ディスチャージング・ドラゴン)+クリティカルトリガー」によって、アニメ初のパワー40000を叩き出した。しかし、その後はパワー40000以上がポンポン出ている。
また、作中で最初に“Я” ユニットを使用したファイターでもある。
主に使用するカード・切り札(第3期)
- 抹消者 ボーイングセイバー・ドラゴン “Я”(第126話でのみ使用)
- アーマーブレイク・ドラゴン
- 抹消者 ガントレッドバスター・ドラゴン
- 抹消者 ボーイングソード・ドラゴン
- ディスチャージング・ドラゴン
- 抹消者 サンダーブーム・ドラゴン
- 抹消者 デモリッション・ドラゴン
- 抹消者 イグニッション・ドラゴン
- 抹消者 テンペストボルト・ドラゴン
第4期「レギオンメイト編」
第4期でも引き続き≪なるかみ≫を使用している。
トライアルデッキ『友情の喧嘩屋』を基にした、「喧嘩屋(ブロウラー)」の名を冠するカードで統一されたデッキ構築。
「喧嘩屋」の中でも、彼の使用する「ビッグバンナックル」名称は「複数のユニットと同時にバトルをして退却させる」戦術をメインに据えたカード群であり、最終的には「相手の全ユニットとバトルをする」などと言い出すわかりやすい脳筋デッキである。それ故に強い。
ヴァンガードのことを忘れていた今期では櫂にルールを教えてもらった。安定と信頼の期待の病人期待の新人である。
ファイト中は相も変わらず熱血で、下手をすると主人公よりも主人公らしい。また、第168話で男気に目覚めて以来、ライド時に「男気ライド!」と言うようになった。カムイくんの「オレ様ライド!」に触発されたのだろうか…。
……と思いきや、またしても第170話を最後に言わなくなってしまった。男気ブームはもう去ってしまったのだろうか?
主に使用するカード・切り札(第4期)
続編(第5期~)「カードファイト!! ヴァンガードG」
ドラゴンエンパイア支部のGクエストにおいては、第3期で使用していた「抹消者」を再び使用。
直近に発売されたパックに収録された「ガントレッドバスター」サポートを使用し、リアガード専用グレード3《抹消者 アンガーチャージ・ドラゴン》を採用したタイプのデッキである。
強化により、早々に大ダメージの攻撃を与えることができるようになっており、超越できるようになる前に轢き殺しを狙った。
戦績
アニメ本編で勝敗がはっきり描かれている対戦成績のみを挙げる。
通算戦績は、26戦10勝16敗(第176話公開現在)。
対戦相手 | 勝敗数 | 話数 |
先導アイチ | 0勝2敗 | ●第105話 ●第126話 |
立凪コーリン | 2勝1敗 |
○第191話 |
小茂井シンゴ | 5勝4敗 | ●第107話 ○○○●●第140話 ※1 ○第149話 ○第149話-第150話 ●第176話 ※2 |
櫂トシキ | 0勝1敗 | ●第110話 |
飛田マイ | 0勝1敗 | ●第114話 |
立凪スイコ | 1勝1敗 | ●第117話 ○第122話 |
蒼龍レオン | 0勝4敗 | ●●●●第148話 |
長代マキ | 1勝0敗 | ○第150話 |
モレス・ペニーワース | 1勝0敗 | ○第166話 |
葛木カムイ | 1勝0敗 | ○第168話 |
フィリップ・ネーヴ | 0勝1敗 | ●第170話 |
オリビエ・ガイヤール | 0勝1敗 | ●第176話 |
※1 ファイト内容の詳細描写はないが、ナオキおよびシンゴが勝敗数を口にしている。
※2 第176話の対小茂井シンゴ戦は回想シーンでの対戦。
関連動画
公式配信
その他
関連静画
関連チャンネル
関連コミュニティ
関連項目
- 3
- 0pt