輝け!太陽戦隊サンバルカン!!
太陽戦隊サンバルカンとは1981年から1982年まで放送されたスーパー戦隊シリーズ第5作目である。
あらすじ
北極の『機械帝国ブラックマグマ』が全世界に対して宣戦布告。日本の地熱エネルギーを狙う為に侵略を開始した。
国連はブラックマグマに対抗せんと地球平和守備隊の精鋭から選び出した
『太陽戦隊サンバルカン』の結成を満場一致で決議。
そして・・・空・陸・海の3人からなるサンバルカンとブラックマグマとの戦いの幕が開ける事となった。
奥さん、太陽戦隊の概要です。
スーパー戦隊シリーズでは唯一となる男性のみで構成された戦隊。
レッドの途中交代はあるものの、現在のシリーズでは定例となっている追加戦士の加入が無く、初期配色の3人のみで1年間を戦い抜いた、全シリーズ通して最少人数編成の戦隊でもある。
前作・「電子戦隊デンジマン」の続編として製作されたため、前作における固有名詞が出てきたり、敵幹部が再登場しそのままブラックマグマに加入する展開がなされた。
(当初は前作デンジマンの5人がカメオ出演する案があったが実現しなかった。)
名乗り前、太陽をバックに3方向から3人が交差しながら回転ジャンプを決めるシーンがあり、後々の作品でもオマージュとして用いられていることで有名。
第6話における、バルイーグルが変身した状態で一般家庭に聞き込みをするというシュールな場面がある意味有名。「どうも、太陽戦隊です」とか「奥さん、太陽戦隊です」とか言われるが、実際のやり取りは呼び鈴を押して子供がドアを開ける→「お母さん、いるかい?」→出てきた母親に「太陽戦隊です」と名乗って聞き込み、の流れである。
太陽戦隊サンバルカン
太陽戦隊サンバルカンは地球平和守備隊から選抜された陸空海の精鋭である。
サンバルカンへの変身の際にはバルカンブレスを用いる。(ブレスを用いる変身は当作品が初である。)
共通装備はバルカンスティック。打撃などで使われる万能武器であり、他にもメンバーによって炎、水、地割れを発生させられる。2代目バルイーグルは刀を使用する際にバルカンスティックを変形させる。
必殺技はバルカンボール。ゴレンジャーの物に酷似した必殺技ではあるが、3人でボール型爆弾をパスし合い最後にイーグルがシュートを決め機械生命体に止めを刺す。イナズマギンガーに破られてからは「ニューバルカンボール」を編み出した。
余談であるが、サンバルカンのメンバーは役名の下の名前が役者の下の名前と同じである。
バルイーグル/ 大鷲龍介(演:川崎龍介) |
地球平和守備隊の空軍将校。飛行機の操縦の腕は一流。 23話でNASAから召集がかかり同期の飛羽にバルイーグルを引き継いだ後アメリカへと旅立つ。 NASAが何故、地球の一大事に大鷲を招集したのかは知る由も無い。 バルイーグル時はその名「鷲」の名の通り、空中戦を得意としている。 得意技はイーグルウィング、太陽パンチ等。 |
2代目バルイーグル/飛羽高之(演:五代高之) |
地球平和守備隊の空軍将校。大鷲とは同期の桜。 飛行機の操縦能力は大鷲に負けない位の腕。剣道の達人で道場の師範でもある。 得意技は初代と同じ技を使う事が出来、剣の腕はバルイーグル時においても遺憾なく発揮される。 この点が初代バルイーグルと2代目の最大の違いである。 「飛羽返し」、「イーグル回転斬り」等の剣技で、ブラックマグマを斬る。 |
バルシャーク/鮫島欣也(演:杉欣也 ) |
地球平和守備隊の海軍将校。海洋学者としての一面もある。 両親と弟を戦争で亡くしている為、平和を乱す者に対しては激しく憎悪する。 バルシャーク時は「鮫」を思い起こさせる技を駆使して戦う。水中戦が得意。 得意技はシャークジョーズ、シャークタイフーン等。 |
バルパンサー/豹朝夫(演:小林朝夫 ) |
地球平和守備隊のレンジャー部隊の隊員。本作におけるギャグ要員。 口癖は「ひょひょ~っ」(豹だけに)。嵐山長官が作ったカレーが大好物。 ちなみに豹朝夫を演じた小林朝夫の父は作曲家の小林亜星。 38話で豹の父親役としてもゲスト出演している。リアルでもフィクションでも親子である。 バルパンサー時は「豹」の如くアクロバティックな動きでブラックマグマを翻弄する。 得意技はパンサークロー、ローリングパンサー等。 |
- 嵐山大三郎(演:岸田森 )
サンバルカンの長官。仮の姿は喫茶店「スナックサファリ」のマスター。戦略から料理に至るまで一流の腕前の持ち主。
最終回で最後の敵に止めを刺すという美味しい所を持っていった。
長官を演じた岸田森は「サンバルカン」が遺作となった。 - 嵐山美佐(演:根本由美 )
嵐山長官の娘。太陽戦隊の秘書及び通信担当。水泳が得意であり、泳ぐ様子は毎回OPで見る事が出来る。
1話限りで「白バラの剣士」に扮してブラックマグマと直接戦った。 - シーシー(声:江川菜子)
美佐の愛犬。実はサイボーグ犬。言葉を話す事が可能だが言葉遣いは荒っぽい。 - 矢沢助八(演:山田隆夫)
23話から登場。座布団運びコック見習いとしてスナックサファリで働いている。
サンバルカン、その戦力
- 太陽戦隊基地(バルカンベース)
サファリランドの地下に建造されている。23話でブラックマグマの襲撃により壊滅。 - ニューバルカンベース
23話から登場。全壊状態の基地に代わる要塞。ジャガーバルカンの発進の際には海中より浮上してくる。 - サンドバルカン
バルイーグルの専用ジープ。 - シャークマシーン、パンサーマシーン
それぞれバルシャーク、バルパンサーの専用バイク。 - ジャガーバルカン
太陽戦隊基地から発進してくる巨大空母。
戦闘機・コズモバルカンと戦車・ブルバルカンが搭載されている。 - サンバルカンロボ
コズモバルカンとブルバルカンが合体して完成する巨大ロボ。
武装は太陽剣、バルシールド、バルトンファー、バルカン砲等。必殺技は「太陽剣・オーロラプラズマ返し」。
機械帝国ブラックマグマ
- 本拠地は北極にある要塞「鉄の爪」。災魔一族がお隣さんだったのかも知れない。
「黒い太陽神」を崇める機械生命体の帝国である。人類に対し宣戦布告。
機械生命体の活動に必要となる地熱エネルギーが豊富な日本を狙う。
- ヘルサターン総統(声:飯塚昭三)
ブラックマグマの支配者。強大な能力を持つ機械人間。ダースベイダーではない。
ヘドリアン女王との掛け合いではコミカルな一面を出す事もある。 - ヘドリアン女王(演:曽我町子)
前作に引き続き登場するベーダー一族の女王。
北極で眠りについていたが第4話ラストで再登場し、第5話にてブラックマグマの手術で人工心臓を埋め込まれ蘇生した。
以前と同じく強大な妖術を使用する。前作と比べコミカルな一面がより一層強まった。 - ゼロガールズ
ゼロワン(演:北川たか子 ) ゼロツー(演:東まり子 ) ゼロスリー(演:宇田川由紀 ) ゼロフォー(演:高島敏子※4話から広京子) - アマゾンキラー(演:賀川雪絵 )
23話から登場。ヘドリアン女王から召集されたベーダー一族の行動隊長。銀河無宿の異名を持つ。
行動隊長だけあって戦闘能力は高い。呼ばれる時期が早かったらデンジマンの苦戦は間違いなかっただろう。
ヘルサターン総統に認められゼロワン無き後のゼロガールズを束ねる。
イナズマギンガーと組んで宇宙海賊として各地を荒らし回っていた時期もある。(中の人的意味で)ダメだお前は!
- 全能の神(声:柴田秀勝)
ブラックマグマの真の支配者。その存在を知るのはヘルサターン総統のみである。 - 機械生命体
機械元素体と動物等の生命を合成される事で製造される怪人。
名称は「○○モンガー」。窮地に陥いると「巨大モンガー!」と叫び巨大化する。いきなり巨大化できる機械生命体も存在する。 - ダークQ
スパイとしてブラックマグマから送り込まれるアンドロイド。様々な任務に使用される。
精巧に作られており、普通の人間とは見分けが付かない。 - マシンマン
ブラックマグマの機械戦闘員。当然ながら地球にレポートを書きに来た大学生とは何の関連もない。 - ヘルファイター
戦闘機。北極のブラックマグマ本拠地から発進する。毎回例によって撃墜される。
- イナズマギンガー(声:渡部猛)
45話から登場した宇宙の荒くれ者。本作の第三勢力的存在。宇宙海賊であり、一時期はアマゾンキラーがパートナーであった事も。2丁拳銃を装備しており、その他にも多彩な武器・技の使い手。
最終的にブラックマグマの乗っ取りを企てるが・・・・。
関連動画
公式配信
2012年12月1日より、東映特撮ニコニコおふぃしゃるにおいて劇場版の公式配信が開始された。
その他
関連コミュニティ
関連項目
- 特撮
- 特撮作品一覧
- スーパー戦隊シリーズ
- スーパー戦隊VSシリーズ(「ガオレンジャーVSスーパー戦隊」でバルイーグル(飛羽)が名乗りで客演)
- 海賊戦隊ゴーカイジャー(客演)
- 愛國戦隊大日本(この作品のパロディの元ネタとして知られている)
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