妖怪腐れ外道とは、SNKの格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの登場キャラクターである。
概要
流派 | 食欲 |
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武器銘 | 剥き出しの骨 |
出身地 | 不明 (人間の頃は佐渡) |
生年月日 | 不明 (気が付いた時には妖怪だった) |
身長 | 十五尺 (454cm) |
体重 | 七十一貫目 (266kg) |
血液型 | 不明 |
好きなもの | んまんま |
嫌いなもの | えぅあ〜… |
特技 | いだだぎまぁず |
好みのタイプ | ごども、ぐいでぇ |
餓鬼のような姿の大柄な化け物。腕から伸びた剥き出しの骨を武器としており、戦闘中に武器を飛ばされると腕ごともげてしまう。他にも脊椎を棘のように伸ばしたり、頭を飛ばして攻撃するなど人外の技を持つ。
元は人間だったが、飢饉の際に飢えのあまり自分の子供を食べてしまったことで正気を失い、人食いを続けるうちに妖怪となり果てた。一応言葉は話せるものの、食欲のままに生きており理性は殆ど残っていない。特に女子供を好んで食っており、偶然餌場に迷い込んだリムルルを追いかけまわしている。
『零』のエンディングではリムルルを追い詰めたところ、娘の儚に割って入られ愕然として手を止める。そして誰もいなくなった故郷の村でまた一緒に暮らしたいと請われ、笑顔で儚を抱きしめると――
いだだぎまぁず
…という後味の悪いバッドエンドとなっている。ちなみに『零』のストーリーでは緋雨閑丸が儚夫妻の養子となっているが、外道のエンディングで身重の儚がこうなり、シャルロットのエンディングでは儚の夫が戦死し、そして閑丸のエンディングでは何も知らずに家族が待つ家に帰っていく…というあんまりな繋がり方をしている。
パラレル設定で全員が何かしらのハッピーエンドを迎える『天下一剣客伝』のエンディングでも人間性を取り戻すことは無く、好き放題に人を食い続けて世界中に恐怖を轟かせる妖怪となった。本人は幸せそうだが、相変わらず誰も救われないエンディングである。
見た目からして色物であり、ゲーム内ではコミカルな表情も見せているが、悲惨な境遇と救いようのない所業からコメディリリーフと呼ぶには憚られるものがある。ちなみに肌が殆ど露出しているのでカラーバリエーションは主に肌の色が変わるが、Dボタンカラーだと普通の肌色になる。
キャラクターデザインは漫画家の内藤泰弘。かつて「ファミリーコンピュータMagazine」でサムスピのコミカライズを手掛けたことがある。
担当声優
性能
しゃがんでいるような姿勢でありながら他のキャラの倍近い長身であり、通常技のリーチは非常に長いがどの技も動きが重く、一部は必殺技並に豪快で隙がデカい。ジャンプはやたらと高いが歩く速度がとても遅く、あらゆる点で癖が強い。
最大の武器はコマンド投げの「外道の烙印押し」。サムスピでは珍しい1フレーム投げで、1キャラ分以上離れていても掴めるほど投げ間合いが広く、3回決めれば相手を倒せる破壊力を持つ。難点はコマンドが非常に厳しいことで、→←↓↑+蹴りと一見普通だが、レバー操作はニュートラルを挟んで→←↓N↑と入力しなければならず、↓と↑は斜め方向では成立しない。さらにサムスピはジャンプが1フレーム目から空中判定なのでジャンプ移行フレーム分の猶予も無い。もっともサムスピにはコマンドを完成させてからボタンを連打すれば出せるタイミングになると同時に必殺技が出る仕様もあり、落ち着いて入力すれば通常技を振った後やガード後の反撃で出すのは難しくない。プレイヤーには確定状況で確実に烙印を決める正確な操作が求められる。
『零SP』では前転の無敵時間が終了した直後に烙印でキャンセルできるようになり(通称:前転烙印)、決められるチャンスがさらに増えた。
『零』の稼働初期は遠距離戦に特化した真鏡名ミナが非常に苦手と考えられており、開発スタッフも同意したために風評として広まってしまったが、研究が進んだ後には外道が有利とも言われている。前転烙印ができる『零SP』では外道が大幅に有利だが、ミナが強化されて最強クラスになった『剣客伝』では流石に分が悪い。
関連動画
関連項目
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