星飛雄馬とは、
をあらわす
概要
梶原一騎原作、川崎のぼる作画の野球漫画『巨人の星』の主人公。テレビアニメ版では、(後の)超大型(で当時は)新人の古谷徹が声優を演じている。
作品では、父である星一徹家の第二子で長男として生まれ「野球選手に育てるため厳しく育てられる」といった描写が有名で、 「ことあるごとに物や箸などを落とし、親(星一徹)にはたかれる。言い訳のため服を脱いだら視聴者もびっくりな大リーグボール養成ギプスをつけたまま生活していた」事や「左投げを習得するため、左手で何でもするようにと強制される(※令和の現在でも右利きに強制する家庭はある)」、「何においても失敗した日には、厳しく叩かれるなどのスパルタ教育」といった、(今となっては)過酷な幼少期シーンがある。
後には、中学生なのに高級スポーツカーに乗るという美形で生涯のライバルとなる「花形満」との戦いや、魔球を難なくうけ魔球が完成した日には抱き合って泣き分かち合う「伴宙太」との名バッテリーなど、プロ野球人生としての描写もあるほか、当時としては昭和のヒーローであった「『長嶋茂雄』や『王貞治』等にピッチングなどの目をつけられる」などの実在する人物と共演をする等の描写などで有名。
なお、中学生なのに高級スポーツカーに乗るに関して、昭和の初期としては今ほど交通規制も厳しくないので別に問題はない。
他漫画への影響など
昭和当時の作品であり娯楽も少なかった為、この作品はアニメや漫画で幅広く見られることとなる。
結果、当時ではセーフな作品を丸々パクった漫画や、それらしいキャラクターが少年雑誌に載ったりしていた。
また、「目に炎を燃やす」「血のにじむような努力の主人公」「熱血に燃える男」として、キャラクター像が強かったことから、転じて「熱血漢」のキャラクターの代表になる。
さらに、この熱血漢を抽象化したキャラクターが、以後のギャグ漫画やゲームなどに表現され時には、「星君」「ピューマ君」のような名前で登場し、ギプスをつけているなどで登場するほか、ライバルの「花形満」の様な「前髪が妙に長くニヒルなキャラ」が登場する事もある。
このパロディキャラクターは令和の現在でも長く続けられており、令和版『桃鉄』においても「カードを破壊するキャラクター」等、今でもパロディネタとして使われる
また、星飛雄馬の投げる「大リーグボール」は、今となっては厨二病と揶揄される言葉であるが、『魔球』という表現がついており、当時の野球少年(今ではおじいちゃん他)の心を、その響きとかっこよさでがっちりとつかみ、草野球などで必殺技として連呼し幅広くかつよく使われた。
インターネットでは…
「何がクリスマスじゃあい!」の記事でおなじみ、「星飛雄馬」がクリスマス会で1人いるシーンで有名である。
関連動画
関連静画
関連項目
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