概要
『時をかける少女』とは筒井康隆のジュブナイルSF小説。
またはそれを原作・原案としたドラマ、映画(またはその主題歌のタイトル)、アニメ映画。
媒体によってストーリーが異なるが(場合によっては主人公まで異なる)、少女がタイムリープすることと青春恋愛モノであることは共通している。
原作(小説)
世間的には筒井康隆の代表作の一つ。角川書店から発売。だが、数々の傑作・怪作を残した筒井康隆の作品に比べれば、あまりにも普通の良作。
筒井「孝行娘ですよ、よく稼いでくれますわ。パプリカとか七瀬とかいますけどね、この娘が一番よく稼いでくれる。」
映画
何度か映画化されているが、最も有名なのは大林宣彦による1983年の映画。80年代の映画界を支えた角川映画の代表作の一つであり、80年代の代表的アイドルである原田知世の代表作かつ出世作。いわば、80年代を様々な意味で象徴する作品である。
また、83年の映画と同名の主題歌は主演の原田知世が歌っており、作詞作曲は松任谷由実である(のち本人もセルカバーを行っている)。
ドラマ
1972年にNHKの少年少女ドラマシリーズで『タイム・トラベラー』というタイトルでドラマ化。
アニメ映画
2006年に細田守監督によりアニメ映画化。キャラクターデザインは貞本義行。
興行規模は小さかったが、その作品のクオリティにより高い評価を受けた。
原作とはストーリーは大きく異なり、主人公も違う。
舞台は小説の約20年後。原作の主人公「芳山和子」は主人公の叔母として登場する。
主人公の紺野真琴が空を飛んでいるシーンはこの作品を代表するシーンであり、数々のパロディが作られた。
なお、真琴役を演じた仲里依紗は、2010年の実写映画版(谷口正晃監督)でも主人公を演じている。この時演じたのは、和子の娘である芳山あかり役。
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関連項目
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