焚き火(たきび)とは、落ち葉や木片を集めて燃やすこと。また、その火。
概要
基本的に直接地面で行われるが、専用の焚火台が用いられることもある。
焚き火は野外や屋外で暖をとるために用いられることが多く、危険な野生動物と適切な距離を保つ利点もあることから、古くから大いに活用してきた。昔は焚き火の炎で肉や植物を加工することで消化を助け、寄生虫や病原体をも遠ざけていた。
北京原人の遺跡に焚き火の跡が残っており、遺跡の灰の状況から、彼らは火を絶やさない工夫をし日常的に焚き火を行っていたことが確認されている。よって人類は、少なくとも約50万~約40万年前の焚き火を行っていたことがわかる。
また、熱源および光源としての役割を担っており、焚き火の際に発生する煙は、目視による通信手段の1つの狼煙として考案され、古代ローマ時代以降は軍事目的の通信にも利用されるようになった。
現代の日本では、公有地・私有地を問わず、各自治体によって野焼き・焚き火行為が法律・条令によって制限されていることがあり、相当の注意をしないで、建物・森林その他燃えるような物の附近で火を焚いた場合、軽犯罪法にあたる可能性などもあるため注意しなければならない。
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