白いクスリとは、
である。ここでは1.と2.について解説する。(1.については合成麻薬を中心に解説する。)
1. お薬の方の説明
概要
要は、麻薬と覚せい剤である。ダメ。ゼッタイ。
ちなみにMDMAは白色ではないものが一般的なようだ。
化学的性質
*注意、以下の文章は編集者の予測であり、間違っている可能性があります
- 合成的にはいずれも非常に単純な化合物であり、いずれにもベンゼン環、アミノ基が含まれる。
- 水に溶けて塩基性を示すと予想されるが、そのままでは、水に溶けにくいと思われるため、溶かすためには酸性塩にする必要があると思われる。
- 2種類の光学異性体を持つ
薬理的性質
中枢神経を刺激し、ドーパミンの放出を促進・再吸収を阻害して覚醒作用をもたらす。MDMAはセロトニンレベルにも影響を与える。場合によっては統合失調症に似た妄想・幻覚をきたす。
なお、こういうものには依存性があり、多用すると取り返しがつかなくなる。
あなたの健康を損なったり、あなたの周りの人が悲しむだけではすまないのでクスリを続けて人間を辞めるような事は絶対にしてはいけない、絶対にです
2. 初音ミクの替え歌の説明
酒井法子容疑者の曲「碧いうさぎ」の替え歌である。2ch等で自然発生したもので、作詞者は不明。複数バージョンあり、替え歌をVOCALOIDに歌わせた動画がニコニコに投稿された。
概要
【碧いうさぎ替え歌】白いクスリ【初音ミク】(以下曲のみの方)として、2009年8月9日2:01:10に、また、これとは別に9日17時にMMDでの替え歌(【MikuMikuDance】白いクスリ【VOCALOID】、以下MMDの方)が投稿される(ちなみに酒井法子さんは8日に投降出頭した)
どちらも酒井法子容疑者の覚せい剤使用を皮肉った内容でニコニコにありがちなブラックジョークの一環として投稿され、タイムリーなネタ、無駄に高いクオリティ、元の話題の大きさも相まって、再生数が伸び、楽曲のみの方は8/9号の日刊VOCALOIDランキングで、MMDの方は8/11号でそれぞれ1位を獲得した。
更に、週間VOCALOIDランキング♯97では11位を獲得した。
報道
8月10日、曲のみの方がガジェット通信に取り上げられた
翌8月11日、J-CASTニュースに取り上げられた。この記事では曲のみの方が人気を集めていること、MMDの方が登場したことを伝えている。なお、この時点で曲のみの方は削除されている。
遂に8月12日、残るMMDの方がテレビでも取り上げられてしまった(日テレ系 おもいッきりDON!)
なお、MMDの方も本家動画は8月12日、非表示になり、現在では閲覧できなくなっている。
削除
両動画ともに再生数を伸ばしていたが、8月11日楽曲の方の動画が突如削除される。その際の権利者が酒井法子氏でも、ビクターエンターテイメント(氏の所属レコード会社)でも、サンミュージックでも、容疑者本人でもなくクリプトンからの削除要請であったため、さまざまな憶測を生んだ(クリプトンは削除要請を滅多に行わない)。ただし、曲のみの方とMMDの方では歌詞は異なり、削除された曲のみの方の歌詞を削除されていないMMDの方の歌詞(一応曲のみの方に比べれば問題は少ない)と勘違いした意見も多く見られた。
8月12日、ニワンゴ取締役の西村博之が自らのBlogでクリプトンの対応を批判しており、これが後のニワンゴからの声明発表と動画復活への伏線となる。
8月12日、本人が2chで事情説明など。削除は折込済みで、別垢にアップした模様。 参考ログ
8月13日になってクリプトンはニコニコ動画における動画削除についての理由を公表している。理由の詳細についてはリンク先を参照のこと。なお、動画そのものの持つ問題点としてクリプトンは
当該動画は、近時のマスメディア報道等と照らし合わせることで容易に推定が可能となる特定の個人の名誉を毀損するおそれのある歌詞を、弊社製品『VOCALOID2 初音ミク』の合成音声で歌唱させる内容を含んでおりました。
と説明している。
削除された曲のみの方と消されなかったMMDの方の歌詞はよく似てはいるが、曲のみの方には「中学生から やってるから」「白いクスリ 隠し続ける 黒幕の大物のため」といった根拠の明らかでない内容が含まれていた。
こうした違法のおそれがある動画に初音ミクが使用され、それが大きく報道されることで「弊社の営業上の利益および信用が侵害されるおそれ」により削除の申立を行い、ニコニコ動画運営によって削除されたという。
こうした状況は、ユーザーの活動をメーカーが制限したという見方もできるが、初音ミクの使用許諾契約書により、あらかじめ禁止されていたものである。
第4 条(禁止事項) 本製品の使用にあたり、以下の各号の行為は禁止されています。 (1) お客様が公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開又は配布すること。 (2) 本製品の歌手(声優)本人に限らず、第三者の名誉・声望その他の人格権を侵害する合成音 声を公開又は配布すること。
この禁止事項は、インターネット社製の「がくっぽいど」「Megpoid」の使用許諾契約書でも全くの同文で規定されている。
復活、その後
2009年8月17日、ニコニコニュースにて、クリプトンの主張は法的根拠が無いとして、運営が一度削除された白いクスリの復活を行うとアナウンスし、同日21時頃、6日ぶりの復活を果たした。
8月17日の23時53分頃、動画投稿者=そろそろPにより非表示とされる。
8月17日の24時頃、クリプトンがピアプロ開発者ブログにおいて、ヤマハ株式会社との協議の上、後日見解を発表すると追記した。
8月18日の22時頃、クリプトンが同上のブログにおいて、明日以降に関係各社との協議を行うと追記。
8月18日の22時30分頃、非表示が解除されてアップロード者削除が確認された。
関連動画
関連項目
外部サイト
- 初音ミク「白いクスリ」がアップ 酒井容疑者「碧いうさぎ」の替え歌
- クリプトンさんがミイラになりつつある件
- ニコニコ動画における動画削除について
- 動画削除依頼について‐ニコニコニュース
- 初音ミク「白いクスリ」ニコ動に一時復活 「削除依頼に法的根拠なし」とニワンゴ
- 6
- 0pt