芻とは、刈草、マグサである。
漢字として
- 意味
- 刈草、乾草、マグサ、牧草、草を刈る、牛馬を飼う、藁、カヤ、マコモ、という意味がある。〔説文解字・巻一〕には「刈りたる艸(くさ)なり」とある。
- 字形
- 2つの屮を手で持つところの象形。今の字形は勹に屮を加えたものを上下に重ねる形であり、〔説文〕には「艸を束包するの形に象る」とある」。しかし甲骨文などでは又に2つの屮がある形。
- 音訓
- 音読みは、ス(漢音)、スウ(慣用音)、訓読みは、かりくさ、まぐさ。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもない。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 芻を声符とする漢字に、媰、鄒、犓、縐、皺、趨、雛、齺、𩱦などがある。
- 語彙
- 芻議・芻狗・芻豢・芻言・芻樵・芻場・芻蕘・芻米・芻牧・芻秣・芻養・芻糧・芻霊
異体字
蒭
- Unicode
- U+84AD
- JIS X 0213
- 1-72-58
- 部首
- 艹部
- 画数
- 13画
- 蒭は、〔六書正譌〕にある俗字。JIS X 0213第二水準。
- 𦱪は、〔集韻〕にある俗字。
- 𠣧は、〔字彙補〕に「芻と同じ」とある異体字。
- 𦷝は、〔干祿字書〕にある異体字。
- 𦮊は、〔干祿字書〕にある異体字。
- 𦱻は、〔字彙補〕にある異体字。〔釈蔵〕が出典という。
- 簡体字は刍。
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