サルカンは墓へと迷い込み、時をさかのぼった。
《運命のきずな》(うんめいのきずな)とは、マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)のカードであり、WotCのやらかしである。初出は2018年発売の『基本セット2019』。
概要
Nexus of Fate / 運命のきずな (5)(青)(青)
インスタント
運命のきずながいずれかの領域から墓地に置かれるなら、代わりに運命のきずなを公開し、オーナーのライブラリーに加えて切り直す。
MTGでしばしば登場する追加ターン獲得カード。シンプルに追加ターンを得るだけの《時間のねじれ》という5マナのソーサリーがあり、《運命のきずな》は7マナになった代わりにインスタントになり、墓地から自動でライブラリーに戻る能力がついた。
言うまでもなく追加ターンを得る能力は強力であり、類似カードは“ずっと俺のターン”とならないように自身をゲームから追放する能力がついていたりもした。しかし、このカードは逆に自動で再利用できてしまうのである。結果、大量のドローとサーチカードで《運命のきずな》を連発するデッキが登場した。7マナという重さも、インスタントである便利さでなんとか使えてしまったのである。
特にMTGアリーナでは、ずっと俺のターンとなった後、デッキに勝ち筋がなくても延々と遅延行為を行なうことができてしまうため、BO1ルールのみだが禁止カードに指定された。
そしてこのカード、なんと普通のパックからは出てこず、『基本セット2019』を1ボックス買うごとに1枚貰えるプロモーションカードなのである。当然値段は高騰、おまけにフォイル仕様のカードしかないため、通常のカードと混ぜて使うとフォイルカード特有の反りによりマークドカード扱いになってしまい、大きな大会ではプロキシ(代用カード)が発行される事態となってしまった。
スタンダードでは天寿を全うしたのだが、2019年10月に制定されたパイオニアでは、2019年12月16日発表の禁止改定で禁止指定。紙のほうでも禁止指定を受けましたとさ。
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関連項目
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