須藤雅史(すどう まさし)とは、特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』の登場人物であり、仮面ライダーシザースに変身する平成初の悪の仮面ライダー[1]である。
演:木村剛 / 声:金光祥浩(クライマックスヒーローズ)
概要を書いて、ニコニコ動画で生き残るのも面白いと思いましてね…
本編5、6話に登場。謎の殺人事件の捜査を進める中で玲子や真司が出会った小竹署の刑事。しかしその裏では身分を隠れ蓑にして脱法行為を行っており、カッとなったからという理由でアンティークショップの店長を殺害する。罪を隠蔽するためにライダーバトルに参加し、戦っているうちにライダーバトルの頂点を極めることに誇りを見出していく。
殺人の隠蔽とモンスターの強化を目的に、罪のない一般人をボルキャンサーに襲わせていた。また蓮や優衣に対しても危害を加えるなど、手段を選ばない。そのような理由で、戦いが嫌いな真司からも「俺は、モンスターから人間を守るためだけにライダーになった。でも、アンタのことは許せないと思う」とまで言われた。
仮面ライダーナイトと死闘を繰り広げ、ファイナルベント同士の激突の衝撃によりカードデッキが大破(直前にナイトのダークバイザーの一撃がVバックルにヒットしており、これが原因になったと思われる)。契約破棄と見なされ、変身が解けた状態でボルキャンサーに頭から捕食されてしまい、ライダーバトル最初の脱落者となった。
その末路は、真司達に「戦わなければ生き残れない」ライダーの運命を教えるには十分すぎるものであり、視聴者にも「この世界の仮面ライダーと呼ばれる存在が、必ずしも正義の味方とは限らない」「例え仮面ライダーでも、戦いに敗れれば死んでしまう」という事実を教える事となった。
ちなみにTVスペシャルの方では、脱法行為はしていない上、浅倉を逮捕するなど、TV本編とは違って有能な姿を見せている。もっとも、途中からライダーの力に溺れ、やはり性根が腐っていた事が判明。真司を騙し仮面ライダーベルデらと共に真司を倒そうとするも、脱獄した浅倉こと仮面ライダー王蛇の乱入と逆襲により、2人目の脱落者となってしまう。
TV本編ではわずか(回想を除き)2話の登場ながら鮮烈過ぎる活躍を残した彼は、一部視聴者からの絶大な人気を得て、以後敬意(と侮蔑)をこめて「蟹」「蟹刑事」と呼ばれている。
仮面ライダーシザース
身長 | 190cm |
体重 | 93kg |
パンチ力 | 250AP (12.5t) |
キック力 | 300AP (15t) |
ジャンプ力 | 35m |
走力 | 5秒/100m |
召喚機 | シザースバイザー |
また、デザインモチーフは初代「仮面ライダー」の19話に登場したショッカー怪人「カニバブラー」(ただし、デザイナーのブログでは大学時代に描いたガンダムが元とされており、どちらが正しいのかはハッキリしない)。
13ライダーデッキの中でもぶっちぎりのハズレデッキ。
というのも、特殊なカードが一枚も無く(インペラーやファムもそうだが)、契約モンスターのパワーは13ライダー中最弱。故に武器や必殺技の威力もライダーの中で最低であり、誇れるのはガードベント「シェルディフェンス」が龍騎のガードベント「ドラグシールド」と同性能であるところ程度である。実際劇中では龍騎のストライクベント「ドラグクローファイヤー」をガードする活躍を見せている。TVSPでは王蛇のファイナルベントを防ぎきれなかったが。
しかし劇中では、須藤刑事の(悪党としての)勘の良さ、(例えライダーバトルに無関係な人でも)相手の命を奪うことへの躊躇のなさ、そしてボルキャンサーに大量の人間を捕食させて強化していたため十分に戦えるモンスターとなっており、ナイトとも互角に渡り合っていた。
実はシザース本人の戦闘能力は低くない。パンチ力は龍騎やナイトを上回り、王蛇と互角である。キック力はナイト、ゾルダ、ライア、ガイ、ベルデ、ファムに並ぶ(つまり平均クラス)。
ジャンプ力や走力は龍騎と互角の能力。
また、胸部装甲「ボルチェスト」は1万mの深海の水圧にも耐えることが可能である(強度そのものは龍騎やナイトと同じ)。
種類 | 名称 | ポイント | 効果 |
アドベント | ボルキャンサー | 3000AP | 蟹型モンスター・ボルキャンサーを召喚 (劇中未使用だが「ディケイド」にて使用) |
ストライクベント | シザースピンチ | 1000AP | ボルキャンサーの右腕を模したハサミ型の武器を召喚 右前腕にはめ込む形となる |
ガードベント | シェルディフェンス | 2000GP | ボルキャンサーの背中の甲羅を模した盾を召喚 シザースバイザーに連結して使用 |
ファイナルベント | シザースアタック | 4000AP | シザースがボルキャンサーに向かって後方宙返りし、ボルキャンサーがそれをトスして上空へ放り上げ、その勢いで高速前転し突撃 (作中ではナイトの飛翔斬に対抗するため対空攻撃のようになっていたが。地上の相手に対してはどのようになるかは不明) |
『仮面ライダーディケイド』での仮面ライダーシザース
「龍騎の世界」にて、ライダー裁判を行う一人として登場。仮面ライダーベルデと闘うも劣勢になり、自らの負けを認めると見せかけてボルキャンサーを召喚、ベルデをリタイアさせた。「卑怯とラッキョウは大好物だぜっ!」は、そんな彼が自身の卑劣さに開き直ったときの名言である。しかし、羽黒レンの変身する仮面ライダーナイトに対しては油断を誘うことができず、あっけなくやられてしまった。
実はその卑怯さと勝率の低さから、ATASHIジャーナルで特集が組まれていた。
また、「シンケンジャーの世界」では仮面ライダーディエンドに召喚されるが、こちらもシンケンゴールドによりすぐ倒された。
ボルキャンサー
2足歩行の蟹型ミラーモンスター。身長224cm/体重165kg。
3000APと、契約モンスターの中でも最弱だが、須藤自身の卑劣な強化策などによってこの力は増大していた。
ボディは厚い甲羅で覆われており、龍騎のソードベント「ドラグセイバー」を受け付けなかったほどである。
『ディケイド』でも少し出演した他、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』でもショッカーの怪人として出演し、龍騎と一戦交えている。
関連動画は調子に乗りすぎました。だからつい頭に来てしまいまして…
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関連項目がっ…馬鹿な! 私は…絶対生き延びて…!
- 仮面ライダー龍騎
- 城戸真司(彼にボルキャンサーを倒された)
- 秋山蓮(彼にデッキを破壊された)
- 浅倉威(TVスペシャルでは彼に殺された)
- 平成ライダーの登場人物一覧
- 蟹
- 警察官の一覧
- こいつおまわりさんです
脚注
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