高見広春とは、兵庫県神戸市出身の小説家である。男性。代表作は「バトル・ロワイアル」シリーズ。
概要
1969年1月10日生まれ。大阪大学文学部卒業。四国新聞社に5年間勤務していた経歴を持つ。
1997年に「バトル・ロワイアル」で第5回日本ホラー小説大賞に応募し、最終選考にまで残るも、荒俣宏、高橋克典、林真理子らの審査員から大ブーイングをくらいあえなく落選。
しかし、審査員からブーイングと酷評が逆に作品の話題性を高める結果となり、当時「Quick japan」の編集を行っていた赤田祐一が高見氏をコンタクトをとり、1999年から太田出版から出版されることとなった。
※2001年に文庫版が幻冬舎文庫より発行されている。
出版後は前述した話題もあったことから、100万部を超えるベストセラーとなった。
その後2000年12月に深作欣二監督、藤原竜也主演で映画化を果たすも、中学生同士が殺し合いをするという過激な内容ということ、映画発表の年に17歳の少年による「西鉄バスジャック事件」が発生するなど少年犯罪が社会で大きく取り上げられていた経緯があり、石井紘基衆議院議員を中心とした当映画への規制運動を展開し、石井氏は2000年11月に大島理森文部大臣に対し当映画への政府見解を求める質疑を行っている。
上記のような国会答弁にまで発展したことにより、映画版も大きな話題となり、2001年の邦画興行収入第3位となる31.4億円の大ヒット作になった。
「バトル・ロワイアル」以降は作品発表がなく、次回作にSF小説を書くとしているも、2018年現在公表には至っていない。
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