黒ひげ危機一発とは、タカラトミーが発売しているおもちゃである。
英語圏でも発売されており、商品名は「Pop-up Pirate」。
1975年にトミーから初代モデルが発売され、以降40年近くに渡り様々なバリエーションが発売されている。
パーティーゲームとしてよく用いられる。
概要
小さなタル型の本体にある穴へ、付属の剣を順番に刺していくゲーム。
「当たり」の穴に刺すとバネのストッパーが外れ、本体上の穴に置かれた黒ひげの海賊人形が飛びだす、というのが基本的なルールである。
黒ひげを本体に装着する際にストッパーを回さないといけないため、当たり穴の位置はゲームごとにランダムに変化する。
もともとは「タルに捕らえられた黒ひげを、縛られている縄を剣で切って助け出す」という設定だったため、「飛び出させた人が勝ち」 というルールだった。
しかし1976年のフジテレビの番組「クイズ・ドレミファドン!」で「飛び出させた人が負け」というルールで番組内のゲームに使われ、世間的にはそちらが定着。のちに公式ルールもこちらに改められた。
また、以下のような変則ルールの商品も存在する。
- ラブヒゲ危機一発:飛び出させてしまった人は、剣に書かれた(アダルティな)罰ゲームを実行しなければならない。
- 黒ひげ危機100発:ルーレットで出た色のボタンを押していき、当たりorフェイントで沢山の黒ひげカードが飛び出す。
このほか、黒ひげ人形を別のキャラに差し替えたバージョンが多数存在する。
スーパーマリオやジャック・スパロウ、果ては世界で一番有名なネズミやレイザーラモンHG、マツコ・デラックスまでもがタルに入れられては剣を刺されている。世相を反映している感があり、ラインナップを見ると結構楽しい。
ちなみに「危機一発」は日本語としては誤り(本来であれば「危機一髪」)であるが、商品名としてはこれが正しい。
映画「007 ロシアより愛をこめて」の旧題「007 危機一発」で世間に浸透した、一種の洒落である。
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関連項目
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