meet-meとは、トランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産業経済新聞社の3社によって設立された合弁会社である株式会社ココア(Co-Core)社が運営していた3D仮想空間(メタバース)クソゲー・苦行である。2018年1月31日にサービスを終了した。
概要
東京23区の構造物や駅などを再現した(とは言ってもゲーム内の主要都市以外は更地に近いが)仮想空間で自分のアバターを操作して釣りや虫取り、家造りなどのスローライフや、RPGゲームやレースゲーム、カードゲームなど様々なコンテンツが遊べる、いわば日本版のセカンドライフである。
当初の目標は登録者100万人で、東京23区外への拡張や多言語化も視野に入れていたが、実際にはサービス開始8年で登録者19万人強、流入した人々を含めアクティブ人数は多くて800人程度と散々な結果であった。
以前は時たまケーブルテレビでCMがちょっと流れる程度で衰退の一歩をたどる様相であったが、ニコニコ動画に投稿された実況動画により一時的に人が流入し、多くは不親切なチュートリアルや初期登録駅以外には一瞬で移動できない仕様に耐えられずに消えていくが、ある程度の住民は定着し主に下北沢周辺が活発になっていたようである。
2017年9月20日に公式より『2018年1月31日をもってサービスを終了する』との発表があった。[1]
最後のイベント中に運営が回線落ちするハプニングがあったものの、無事2018年1月31日22時00分にサービスを終了。※ゲームへの接続のみ、当日多くのユーザーが集まったことから、怒られるのを覚悟し23時30分まで延長。
2008年4月8日から数えて9年9ヶ月の歴史に幕を下ろした。
主なコンテンツ
Meet-me(通称MM)では多種多様なコンテンツが存在するが、筆者が主に遊んでいる(いた)ものについて記述する。
釣り | まずは釣りでココアと呼ばれるゲーム内通貨を稼ぐのが定石となる。魚の種類はなんと1000種類以上存在し、コンプリートは至難の技である。 |
虫取り | 魚釣りの他に虫取りも可能である。130種類が存在する、カードゲームの素材にもなる。 |
RPG | ゲーム内の北千住駅の北側にある砦の中にあるモンスターを退治したりする。やり込むならかなりのココアと時間が必要となる |
レース | ゲーム内のサーキットで86などを模したカートでタイムを競う、障害物の判定がおかしかったり、全く車が曲がらないのが仕様なのでコツを掴むのが大変である。 |
家造り | 土地券やリアルマネーで土地を借り、そこに自らの家を建てることができる。課金によってテレビにYoutubeの映像を流すことも可能となる。家のデザインを競うイベントも存在する。 |
アバター | 自分の操作するキャラクターであるアバターのカスタマイズすることで自己満足ができる、グラフィックはPSO2というよりWiiのMiiの上位互換という感じ。自分の理想を作るもよし、キャラクターの再現するもよしである。アニメーションチップと呼ばれるものでボディランゲージなども可能となる。また3ヶ月に1度ユーザーがデザインした服の発表会がある。 |
雑談 | ただただ駄弁るだけ、MMで他のゲームの話や募集をしたり、他愛のない会話をするのも趣きである。ゲームというよりもなちゃとのようなチャットルームのような使い方である。 |
迷路 | なんと迷路をクリアすると100万ココアを手に入れることができる初心者おすすめの苦行アトラクション。というのは嘘で中にピラニアがある池が存在するだけである。 |
苦行
meet-meの実況動画のタグに「面白い事以外なんでもできるゲーム」「苦行」などと散々な事になっているが理由がある。
移動手段が不便
一般的に電車は好きな駅から乗れて好きな駅に降りること可能なものだが、この世界の電車は初期以外の駅に行くためには一度その駅のチケットを徒歩で買いに行くか人に売ってもらうなりする必要がある。例えば最近活発な下北沢駅は初期駅では無いため、初期駅で最寄りの笹塚駅から下北沢まで走る必要がある。東京在住ならまだしも地方の人間からしたら何駅がどこにあるのかさっぱりなのでこの時点である程度の新規は振り落とされる。
他の交通手段としてバスが存在するが、どのバスがどこの方向に行くかはバス停をクリックするまで分からないなど不便極まりない。
また徒歩に代わる交通手段としてアイリアルやバイク、車が存在するが、車は特定の場所をのぞいて道路を実際に運転できるわけでもなく登録した駐車場に飛べるだけの物であり、バイクはゲーム内通貨で数百万ココア、日本円で5000円以上かかる代物であり、実質的に使えるのは徒歩より少しだけ早くなるアイリアルのみである。
コンテンツがガバガバ
meet-meは様々なコンテンツが用意されており飽きることがないようにつくられているはずだが、個々のコンテンツを見ると完成度がアレなのである。
2008年サービス開始のMMOなのでグラフィックは良くてWiiレベルであり、ほとんどコンテンツの追加も行われず、ユーザーが自分でイベントを主催する有様である。
サッカーは大量にボールを召喚したりで99-99が発生したり他のコンテンツもバグまみれであり、鯖が貧弱なのかハイスペックPCでも町の読み込みに数分かかるわ途中に読み込まれた構造物にひっかかるなど一人では本当に苦行と感じるのも無理は無いのである。
ひとりぼっちでは1時間持つか持たないレベルのMMOではあるが集団でプレイするとチャットやりながらゲームもできるので(ゲームというよりコミュニケーションが)面白くて長続きするゲームに変貌するのである。皆でやれば割りと楽しいのでみんなでマナーを守ってMeet-me、しよう!
注意事項(淫夢兄貴向け)
おう、meet-meインスコする前にこれをあまさず読んどけよ。
_-ー----.、
<" "l 俺から皆に頼みがあるんだ。
'; ,、、__ソ^`7, i、
' ';'___ _,,, リ 俺ら淫夢厨が外の何処かにネタを書き込みたくてもな、気持ちは抑えろよ。
,--ーートーj 'ーー rー- Meet-meなんだからよ、*が広くていい男も居れば
/ ハノL ヽ ノ | `ー、_ *が狭くて汚ねぇ通報厨もいるってこった。
/ / lヽ∀ / | l お前らの個人的な愉しみでMM荒らしたり
/ Y L |,) ー'↑ ,> ィ | 汚ねぇチャットで他の連中に迷惑掛けないよう
心外ともに心掛けてくれると俺も嬉しいんだよな。 わかったら力抜けよ。
meet-meではデフォルトでは全員に聞こえるチャット設定ですが、MMのホモ達は他に迷惑のかからないようプライベートチャットに近い設定をしています。詳しくは下記のリンクをみてくれると最初はナニをするべきか分かって最高や。
ココア溜めて待つぜ。
関連動画
公式動画
新規を呼びこむための運営の動画が面白くなさそうなのは気のせいだろうか…
新規大量流入のきっかけとなった実況動画
バーチャル・ジャパン・プラットフォーム
株式会社JTB、株式会社Fun Japan Communications、株式会社FIXERによる共同事業で、2021年4月に発表された。[2]meet-meの後継になるのでは?と注目されている。
関連チャンネル
関連項目
脚注
- *http://news.meet-me.jp/2017/09/20/close/(アーカイブ)
- *アジア地域の125万人の会員からスタート!「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」事業を開始 2021.4.7
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