SGGKとは、漫画『キャプテン翼』に登場する造語である。
Super Great Goal Keeper の略、もしくは
Super Ganbari Goal Keeper の略。
原作無印ではGSGK(グレートスーパーゴールキーパー)と表記されており(一度だけSGGKの事もあった)SGGKに切り替わったのは駄作として悪名高いワールドユース編から。このため「GSGKは原作を正しく読んでいる読者用、SGGKは後から入ってきた同人誌読者用」と使い分けて捉えられている場合もあり、ニコニコ動画でもそうしたコメントが散見される。
実際若林にとってはグレートスーパーでもスーパーグレートでも意味は同じでどっちでもいいのだが、スーパーグレートの並びは間違いなく森崎の「スーパー頑張り」と揃えるためであり、これを嫌っている者は多い。森崎のファンにとっても、この馬鹿にされたような呼ばれ方を快く思わない者も存在する。
概要
どちらもキャプテン翼に登場するゴールキーパーであるが、前者は若林源三、後者は森崎有三を指す。
若林源三
少年時代からその才能に恵まれ、ドイツに留学して腕を磨く。日本を代表するゴールキーパーだが、意外とケガが多くて実力を出し切れない試合が多かったりする。
「ペナルティエリア外からのシュートは絶対に止める」 というフレーズがいつの間にか「絶好調の時には」という修飾語が付くようになってしまったりなど、意外なネタキャラな面も見せるが、やっぱり、キーパーと言えば真っ先に名前を挙げたくなるスーパープレイヤーである。
森崎有三
なんだかんだとタイガーショットやカミソリシュートを止めた経験を持っており、頑張りによって培われた実力は意外に侮れない。
しかしながら、「そうなんどもぬかれてたまるか~!」と熱く闘志を燃やすそばからゴールを決められたりなどのインパクト溢れるナイスヘタレぶりから、やられ役としての評価が定着しているのは言うまでもない。
ゲームでは、テクモのファミコンゲームでたびたび「もりさきくん ふっとばされた!」と宙を舞い、そのヘタレ伝説を長年語られ続けた。敵のシュートがゴールポストに当たって外れる事を期待したほうがまだマシとまで言われ、その伝説はSGGP(スーパーグレートゴールポスト)と呼ばれている。
テクモ以外のゲームでは、バンダイのPS2版『キャプテン翼』では森崎が鉄壁化するという謎の待遇を受けたそうだがゲーム自体の評価が高くないのであまり語られない。
森崎の現状
長年ヘタレ伝説を語られ続けた森崎だったが、実は近年では漫画無印・テクモ版ゲームで完成されたイメージとは変わってきている。
漫画のワールドユース編以降ではアジアの弱小国相手なら十分守れるというところを見せ、描写は無いが完封した試合もある。『ライジングサン』ではドイツ相手に試合途中から急激な成長を遂げ、ついにはシュナイダーのシュートを防いで勝利をもぎ取った。ここまで来れば、もはやかつてのザルキーパー・ネタキャラとは言えない。
ゲーム『Rise of New Champions』では「他の高校をプレイヤーが操作して打倒南葛を目指す」というモードがあり、そこでは森崎はゲーム序盤のラスボスとなってテクモ版とは大違いの強さを見せてくれる。かなり有能なスキルを備えており、チーム編成の際に強い選手は多くのポイントを消費して入団させなければならないため、「安くてそこそこの性能の選手」として実戦的に有力な存在になっている。
関連動画
関連項目
- 6
- 0pt