トルネンブラ(Trunembra)とは、クトゥルフ神話における外なる神の一柱である。
概要
トルネンブラは生きた音として存在し、形はなく、忘れることのできない音楽である。
アザトース(Azathoth)の宮廷で永遠に棲む外なる神であり、トルネンブラ自身が楽器となり音楽を奏でている。
トルネンブラの音楽はたとえ聴覚を失っていたとしてもその存在を拒絶することはできない。発狂した音楽家がこれを崇拝し、アザトースのために音楽を奏で続けることとなる。
トルネンブラの崇拝者は彼自身が選んだ天才的な才能を持つ音楽家に限られている。良い人材を見つけたならば直接音楽家の頭に歌いかけ、その歌に魅了された者が音楽の力を手に入れる代わりに狂気に陥っていく。最終的にはアザトースが棲む宮殿に精神だけが連れ出され、地球上に残るのは音楽を奏でる抜け殻だけである。
『エーリッヒ・ツァンの音楽/The Music of Elich Zann』(H.P.ラヴクラフト)のエーリッヒ・ツァンの最後がどうなったか……ご存じの通りであろう。
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