ヴァレンティン・シルヴェストロフ（1937～）とは、20世紀から21世紀にかけて活躍しているウクライナの作曲家である。
概要
キエフに生まれる。1958年からキエフ音楽院に入学し、ボリス・リャトシンスキーとレヴコ・レヴュツキーに学んだ。ソ連崩壊後とみに注目されるようになった作曲家の一人である。
音楽性としてはポストモダンに属し、新古典主義と現代的な音楽性の折衷的な楽曲が特徴である。しかし1974年にチェコスロヴァキア侵攻への抗議を撤回するように求められて以降、隠遁じみた生活に入り、楽曲の披露は内輪で行われ、また宗教色も強いものになっていった。
そんな彼であるが、ウクライナ出身であることからもわかる通り、近年のロシアとの政治問題に関してナショナリズム的な作品を発表している。
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