漢字として
- 意味
- かまびすしいという意味がある。
- この字は単独では使われない。他の字の構成要素として使われる。
- 字形
- 4つの口による会意。
- 〔説文解字〕に「眾口なり。四口に從ふ」とある。〔説文解字〕などは、口をくちの意味として、4つのくちで喧嘩、やかましいという意味としている。一方白川静は、口(サイ)は祝詞を容れる祝器としていて、多くの祝器を並べてかまびすしく祈る意味としている。また吅、品も同様の構造の字であり、器(㗊+犬)は犬の犠牲を捧げて清めた祝器だという。
- 音訓
- 音読みはシュウ、訓読みは、かまびすしい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213、JIS X 0212未収録。
- 部首
- 〔説文解字〕・〔玉篇〕では部首である。〔説文〕では嚚、囂、嘂、𡅻、器が属する。
- 参考
- 〔字彙補〕は、㗊を雷の古文としている。
関連項目
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