日本の一音姓の一覧とは、井(い)や与(よ)など日本の一音姓の一覧である。
概要
日本の姓の中で、1音のものは少ない。姓氏研究家の森岡浩によれば20種ほど存在するとされている。1字の苗字であれば、林を筆頭に森、原、東、辻など枚挙に暇がない。しかし読みも1字、つまり1音となると非常に稀である。これは苗字が1音であれば苗字と名前の区切りが不明確になるためなどの原因が考えられる。
なお、表中には李など漢姓由来の苗字は入れていない。しかし音読みで1音の苗字だと誤載してしまうこともあるので何というかそこはお察し下さい。
一覧
- 井(「い」:熊本県阿蘇地方に非常に集中する苗字で、日本で1番多い1音姓である。奄美地方では「わかし」と読む)
- 伊(「い」:奄美地方の苗字。奄美地方特有の1字姓の一つ)
- 江(「え」)
- 尾(「お」)
- 何(「が」:長崎の唐通事に何氏があった。中国由来の姓であるが、「が」と特徴的な読みをするため掲載した。「か」と名乗る人もいる)
- 紀(「き」:古代豪族に紀氏があった。紀貫之などが著名。現代における苗字としては多く「きの」「きい」と読む)
- 記(「き」:奄美地方の苗字。奄美地方特有の1字姓の一つ)
- 喜(「き」:奄美地方の苗字。奄美地方特有の1字姓の一つ)
- 瀬(「せ」)
- 田(「た」:富山県で見られる。田姓自体は兵庫県で多く見られ、多くは「でん」と読む)
- 津(「つ」)
- 戸(「と」)
- 那(「な」)
- 野(「の」)
- 場(「ば」)
- 保(「ほ」:石川県で見られる。奄美地方では「たもつ」と読む)
- 帆(「ほ」)
- 湯(「ゆ」:戦国武将の湯氏は後に亀井姓に改姓した)
- 与(「よ」:奄美地方の苗字。奄美地方特有の1字姓の一つ。多くは「あたえ」と読む)
関連項目
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