ガラス棒とは (ガラスボウとは) [単語記事]

ガラス棒とは、以下を表す。

ガラス製品の一つ - ガラスを棒状に加工した製品。実験器具として使用される。
TBSテレビの局名告知 - TBSテレビで1963年から1991年まで使用された局名告知。本項で解説。

ガラス棒とは、TBSテレビでかつて使用されていたオープニング・クロージング映像（ステーションコール）の俗称である。

概要

ニコニコ動画など動画サイトで「ガラス棒」と言った場合、TBSテレビで昭和38（1963）年から平成３（1991）年にかけて使用されたオープニング・クロージング映像を指す。

この映像は俗称の通りガラス棒が主題で、太いガラス棒が上下左右からさまざまに交わる姿を描いた後、チャンネル番号である「６」の形をしたオブジェが登場しコーリングが入る。そして最後に「６」をかたどったガラス棒が３本鼎立している姿が映し出されて終わりとなる。音楽はテルミンなど電子楽器を多用し、特有の雰囲気を放っていた。

その極めて独特のセンスで作られた映像は幻想的で美しくもあるが、一方で通常の生活ではまず眼にしない異様な雰囲気の映像と視聴者を不安にさせるような不安定な音楽、さらにはまるで感情がなく無機質で、甲高く平坦な調子のコーリング読み上げのために恐怖感の方が先行。在京のテレビ局のオープニング・クロージング映像の中でも「怖いオープニング・クロージング」として知られる結果となっている。