ホンダ・ドマーニ

ホンダ・ドマーニとは、本田技研工業が1992年から2000年まで販売していた小型セダンである。

概要

コンチェルトの実質的な後継車として1993年に販売開始。プラットフォームは当時のシビックと共有していたが、デザインはまったくといっていいほど異なっていた。
初代は欧州で「シビック」として、2代目はカナダにて「アキュラ・EL」、台湾にてカナダ製造のものが「ドマーニRS」として販売されていた。

歴史

初代（1992年～1997年）

1992年に販売を開始。
もともとクリオ店で販売されていた「コンチェルト」の実質的な後継モデルとして位置づけられている。
EG系シビックフェリオとプラットフォームを共有している兄弟車である。そのほかにもこの車をベースに開発された「ローバー・400」も兄弟車である。
ボディタイプはセダンのみであったが、欧州仕様（シビック）には5ドアハッチバックも設定されていた。
エンジンは1600cc DOHC/1600cc VTEC/1800cc DOHCの3種類であったが、1994年の一部改良時に1500cc VTEC-Eが追加された。
CM曲には稲垣潤一の「僕ならばここにいる」が使用されていた。

2代目（1997年～2000年）

1997年に発売。
プラットフォームはEK系シビックフェリオと共通であり、この代では内装部品もシビックとの共有化が進められている。そのため、初代とは違い独自性が薄らいだモデルといえる。
エンジンは1500cc/1600ccの2種類のみ。
2000年には生産を終了した。

OEM供給

この車は1993年からいすゞ自動車にOEM供給され、「ジェミニ」として販売されていた。
初代ではエンブレム意外に大きな違いがなかったが、2代目ではアキュラ・ELと同じアンバー色のウィンカーが採用されており、見分けが付きやすくなっている。

関連動画

関連項目

• 本田技研工業
• シビック
• ホンダ・インテグラSJ
• 自動車製造会社一覧