おかわりもいいぞ!とは、普段満足な食事を食べられない子供に対してカレーをたくさん食べさせようとする大人の気遣いである。
元ネタは徳弘正也の漫画『狂四郎2030』第39話「シティからの罠でござる」。
ディストピアと化した近未来の日本を舞台にした本作において、この「おかわりもいいぞ!」のセリフが出たシーンは、主人公の廻狂四郎が少年時代に過ごした少年兵育成施設での過去を回想している場面である。
この施設では訓練で子供たちを競わせ、優秀な者にはいい食事を与え、成績の悪いものにはごくわずかな食事しか与えないという虐待まがいの教育をしていた。狂四郎は成績トップであったため常に優遇されてはいたものの、親友の一人「宇治田」は成績が悪く常に空腹を抱え、狂四郎たちからコッソリ食事を分けてもらってようやく生きている状態であった。
しかし、この日は成績に関係なく子供達全員にカレーが振る舞われた。いつもは子供達を厳しく叱りつける教官たちも普段とは打って変わって子供たちにカレーを勧め、その際に出たのがこの「おかわりもいいぞ!」というセリフである。
宇治田は普段の扱いからおそるおそるおかわりの皿を配膳担当の教官に差し出すものの、「遠慮するな 今までの分食え…」 とほんとにおかわりをもらえてしまう。宇治田は「うめ」「うめ」「うめ」と久方ぶりのまともな食事を満足いくまで堪能するのであった。これには親友の狂四郎もおもわずほっこりとし、過酷な訓練の日々の中での輝く思い出になる……はずだった。
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最終更新:2025/04/02(水) 00:00
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