ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(1525/26~1594)とは、ルネサンス時代末期に活動し、その時代の最大の存在ともいうべき作曲家である。
ローマの南にある都市・パレストリーナに誕生した。まず1544年にパレストリーナのサンタ・ガーピタ大聖堂のオルガニストに就任。1551年にはローマのサン・ピエトロ大聖堂内のジュリア礼拝堂の楽長に、その後はローマで活躍し、システィーナ礼拝堂の歌手、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の楽長などを歴任した。
この間、パレストリーナ様式を用いたミサ曲、モテットなどの作品を通して、プロテスタントに対しての対抗宗教改革の最中であったカトリック音楽の隆盛をもたらした。そのことはトリエント公会議で、多声音楽は禁止し、グレゴリオ聖歌のみを用いるべきだ、という主張に対して素晴らしい多声によるミサ曲を作曲し存続を認めさせたという「伝説」が生まれたほどである。
トリエント公会議を通して複雑な音楽からわかりやすい音楽へとカトリック教会音楽が転向する流れに乗り、まさにその理想ともいうべき宗教音楽を作った存在が彼なのである
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最終更新:2024/05/14(火) 14:00
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