スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!とは、アニメ「スマイルプリキュア!」の劇場アニメーション作品である。
2012年10月27日公開。映画プリキュアの第13作である(レギュラーシリーズ映画では第9作)。
プリキュアオールスターズを含む映画プリキュアでは初めて、第一週の興行成績第1位を獲得した。また本作でシリーズ累計観客動員が1,000万人を突破している。
ゲストキャラクターのニコを林原めぐみが演じるということもあって、公開前から注目を集めていた。本作のヒロインであるニコは、事前公開情報と序盤でこそ、みゆき達を自分の住む絵本の世界に招待するという、これまでのゲストキャラと似たようなポジションであるかのように思わせる。しかし林原を起用しただけあって、これまでのゲストキャラとは異なる、一筋縄ではいかない複雑な面を持つニコの心情の変化が物語の主軸となっている。詳しくはニコ(スマイルプリキュア!)の記事を参照。
本作の舞台である絵本の世界では、桃太郎などのおとぎ話の主人公が悪役になってしまう一方で、本来の悪役たちが物語を正しくするためにプリキュアの味方となって助けるといった、逆転現象が起こっているのが大きな特徴。特に安元洋貴が演じた牛魔王がいい味を出しており、映画を見たファンの間でもなかなか人気のようである。また、オープニング映像はTV版のパロディとなっているので必見、相変わらず虫嫌いのなおちゃんも可愛らしい。この他にも、映画のスクリーンから飛び出した敵に思わず感心して一人だけ逃げ出さないれいかや、ニコに大嫌いと言われて打ちひしがれたみゆきを立ち直らせるあかねなどもポイントである。
先述の林原閣下は、屈折したニコの心情を林原閣下が見事なまでに熱演しているが、本作公開のちょうど半月後に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開されている。それ故、閣下目当てにエヴァのついでに見に行き、Qの衝撃的な展開で鬱になった後に本作を見て気持ちが洗われたという人も少なくなかったとか。
余談となるが、下述のキャスト一覧を見てもらえば分かるように、絵本の世界のキャラクターには若手からベテランまで結構名が知れた声優が多数起用されている。ちなみに桃太郎のお供の犬を演じた東山奈央は、この2年半後、何の因果か『Go!プリンセスプリキュア』で犬の妖精パフを演じている。
掲示板
13 ななしのよっしん
2014/06/30(月) 00:58:28 ID: sbn0X17vPM
桃太郎が実は女性って設定は逆輸入されそうな気がします(お供の猿・犬・雉はオス…)
14 ななしのよっしん
2015/05/09(土) 11:10:04 ID: lVuJv4sjMI
ニコちゃんとスマイルちゃんは伝えたいことがそれぞれ別じゃない?映画は別の街にいたときだし、本編はおばあちゃんの家に預けられてたし。時系列が違う
15 ななしのよっしん
2020/05/28(木) 12:21:21 ID: k5b3nlTQ50
さっき見たんだけどメチャクチャ面白かった
スマプリメンバーのキャラ立ちはいつものことだけど、ビジュアル面メッセージ面、何よりカジュアル面というか、楽しんで見られる気分がある(真剣に見てると悲しくって身を切られるようにつらい場面はあるが)
最終局面まではニコと魔王は表裏一体で切り離せない存在だったのも本当に上手い
檻からニコが自力で出てからも、魔王を小さくするにとどめて「人の悪の心は消えないし、存在すること自体がダメなことではない」って感じられた
でも結局はニコと和解してみゆきの涙が溢れ出すシーンが本当に泣けたし、こういう風になりたいって思った
オタク的な目線で見てもバトルシーンは白熱したし、合間で挿入されるギャグにもけっこう吹いた
プリキュア映画は他にプリンセスしか観てないけど、このスマプリ以上があるのかな…すごく面白かった
ただ、大友目線で見続けると「ぷいきゅあがんばえー」がつらいので、牛魔王さんくらいは照れながら振るなどしてほしかった、と思って微笑んでしまう
昔話を軽率に取り入れ
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最終更新:2025/03/21(金) 15:00
最終更新:2025/03/21(金) 14:00
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