ティム・リンスカム

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ティム・リンスカム（Tim Lincecum、1984年6月15日-）とは、アメリカ合衆国出身のメジャーリーガー（投手）である。

概要

FA
ティム・リンスカム Tim Lincecum
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ワシントン州
生年月日	1984年6月15日
身長 体重	180cm 77kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	投手
プロ入り	2006年MLBドラフト1巡目
経歴
ワシントン大学 サンフランシスコ・ジャイアンツ(2007年-2015年) ロサンゼルス・エンゼルス(2016年)
メジャーリーガーテンプレート

2003年にシカゴ・カブスから全体48位で指名を受けるが、拒否してワシントン大学に進学。

大学では野球の他、アメリカンフットボール、バスケットボールでも活躍。6月生まれであったことから大学2年生の時点でドラフト対象選手となり、クリーブランド・インディアンスから指名されたが、契約面で折り合いがつかず、大学に残る。

大学3年では2度目の最優秀選手賞を獲得。大学通算491奪三振の新記録を樹立。その後、2006年MLBドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツから1巡目指名（全体10位）を受けて契約。シーズン終了までマイナーで過ごす。

2007年は開幕を3Aで迎え、5月6日にはラス・オーティスの負傷離脱によりメジャーに昇格。5月11日に初勝利を挙げた。5月17日には比較されることが多いロイ・オズワルトと投げ合い、7回2安打1失点10奪三振だったが、勝敗は付かなかった。1年目は7勝5敗、150奪三振、防御率4.00。

2008年は開幕から4連勝し、オールスターまで10勝2敗、防御率2.66を記録し、オールスターに選出されたが、発熱のためマウンドに上がることはなかった。後半戦に入ってもリンスカムの勢いは衰えず、9月28日のロサンゼルス・ドジャース戦では最初のアウト9個を奪三振で奪った。この年は18勝5敗、球団記録の265奪三振、防御率2.62で、サイ・ヤング賞を獲得。

2009年は2年連続のオールスターに選出され、ナ・リーグの先発投手を務めた。この年は15勝ながら、2年連続の最多奪三振とサイ・ヤング賞を獲得し、15勝でのサイ・ヤング賞獲得は史上最小。オフにスピード違反で取締りを受けた際、マリファナ（大麻）の所持で逮捕された。その後司法取引が成立したため、起訴は免れた。

2010年は3年連続の最多奪三振を獲得。

2011年は13勝14敗と負け越す。

2012年は4年連続の二桁勝利（10勝）を挙げたが、リーグ最多の15敗と極度の不振に陥り、初めて負け越した。ポストシーズンでは活躍し、世界一に貢献した。

2013年7月13日のサンディエゴ・パドレス戦でノーヒットノーランを達成。球団史上15人目。

2014年6月25日のパドレス戦で2年連続のノーヒットノーランを達成した。

2015年は故障に悩まされ、オフにFAとなる。

2016年5月にロサンゼルス・エンゼルスと1年契約を結び、6月19日のオークランド・アスレチックス戦で移籍後初勝利を挙げた。

2018年にテキサス・レンジャーズと契約したが、右手中指のマメで負傷し、開幕から故障者リスト入りした後は一度も登板することなく、6月に自由契約となった。

プレースタイル

ダイナミックな投球フォームから、99マイルのストレート、常時90-94マイルのフォーシーム、スライダー、チェンジアップを投げる。

成績

• （2023年終了時点）

通算投手成績

通算：9年 Year	登板 G	先発 GS	完投 CG	完封 SHO	勝利 W	敗戦 L	セーブ SV	ホールド HLD	勝率 W-L%	投球回 IP	与四球 BB	奪三振 SO	失点 R	自責点 ER	防御率 ERA
MLB	278	270	10	7	110	89	1	0	.553	1682.0	669	1736	746	699	3.74

タイトル・表彰・その他

タイトル
最多勝利	3回	2008年-2010年
表彰
サイ・ヤング賞	2回	2008年、2009年
ピッチャー・オブ・ザ・マンス	1回	2009年6月
その他
MLBオールスターゲーム選出	4回	2008年-2011年
ノーヒットノーラン	2回	2013年7月13日、2014年6月25日

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

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  • サンフランシスコ・ジャイアンツ　/　ロサンゼルス・エンゼルス