クレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw、1988年3月19日-)とは、アメリカ合衆国出身のメジャーリーガー(投手)である。現在はロサンゼルス・ドジャースに所属。
| ロサンゼルス・ドジャース #22 | |
|---|---|
| クレイトン・カーショウ Clayton Kershaw |
|
| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | テキサス州ダラス |
| 生年月日 | 1988年3月19日 |
| 身長 体重 |
191cm 95kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2006年 |
| 経歴 | |
| メジャーリーガーテンプレート | |
ハイランドパーク高校時代から国際大会の全米代表に選ばれるなど、高い実力を見せていた。
2006年にロサンゼルス・ドジャースからMLBドラフト1巡目(全体7位)指名を受けて契約。
2008年5月、20歳にしてメジャー昇格したが、7月にマイナー降格。再昇格後のワシントン・ナショナルズ戦でメジャー初勝利を挙げた。20試合5勝5敗、防御率4.26だった。
2011年にブレイク。21勝5敗、248奪三振、防御率2.28と大活躍。投手3冠(最多勝、最多奪三振、最優秀防御率)を獲得し、サイ・ヤング賞を獲得。メジャーを代表する投手となった。
2012年は数字を落としたが、防御率2.53で2年連続の最優秀防御率を獲得。
2013年開幕戦のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャー史上二人目の投手の開幕戦ホームランを記録。16勝9敗、2011年以来の最多奪三振、防御率はこの年メジャーで唯一の防御率1点台(1.83)で3年連続の最優秀防御率を受賞。自身2度目のサイ・ヤング賞を獲得。
2014年6月18日のコロラド・ロッキーズ戦で自身初のノーヒットノーランを達成した。その後防御率1.77で4年連続で最優秀防御率を受賞。ドジャーズの2年連続の地区優勝に貢献した。
2015年は序盤は苦しんだが後半戦は復調。シーズン300奪三振を達成し、最多奪三振のタイトルを獲得。防御率は2.13だったが、最優秀防御率のタイトルを獲得できなかった。
2016年は開幕から先発ローテーション入りしたが、椎間板ヘルニアの影響で21試合の登板、12勝に留まった。
2017年は開幕から5連勝を挙げる。6月2日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で通算2000奪三振を達成。18勝を挙げ、4年ぶりに最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得した。
2019年はスプリングトレーニング中に左肩を負傷し、開幕を故障者リストで迎え、4月中旬に復帰した。29試合の登板で16勝を挙げたが、防御率は3点台だった。
2020年は開幕投手に指名されていたが、背中の張りで故障者リスト入りした。9月3日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では史上3番目の早さで通算2500奪三振を達成した。この年は10試合の登板で6勝2敗だった。ワールドシリーズで好投し、ドジャースの32年ぶりの世界一に貢献した。
2021年は22試合に登板し、10勝8敗だった。オフにFAとなったが、ロックアウトが発生した影響もあり、長きに渡って所属先が決まらなかった。
2022年3月13日にドジャースと1年の再契約を結んだ。22試合に登板し12勝3敗だった。オフにFAとなったが、ドジャースと1年契約を結んだ。
2023年は第5回WBCにアメリカ合衆国代表として出場しようとしていたが、保険会社の審査が通らず代表を辞退することになった。シーズンでは4月18日のニューヨーク・メッツ戦で通算200勝を達成。4月は5章と好投し、ピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞。24試合の登板で13勝5敗だった。オフにFAとなった。
2024年2月9日に再契約を結び、7月25日のジャイアンツ戦で復帰した。7月31日のサンディエゴ・パドレス戦では初めて奪三振を奪えず、8月31日に左足の負傷で故障者リスト入りし、以降の登板はなかった。7試合の登板で2勝2敗で、オフにFAとなった。
2025年2月14日に再契約を結んだ。9月19日、会見を開いて2025年シーズンをもって現役引退することを発表した。9月20日の対ジャイアンツ戦でレギュラーシーズンとしては現役最終登板を果たした。相手投手は2021年サイヤング投手となったロビー・レイで、サイヤング受賞投手との投げ合いとなった。最終登板では、初回に先頭打者ホームラン、3回にはタイムリーヒットを浴びて2点を許すも91球・4回1/3を投げ、6奪三振4四球被安打4失点2(自責2)となった。チームはその後の5回に大谷翔平がシーズン52号ホームラン、続くベッツもホームランを打って逆転に成功。カーショウの負けを消す活躍を見せた。
2025年レギュラーシーズン成績は20登板で10勝2敗71奪三振32四死球44失点(自責40)、防御率3.53となった。
最速158km/hのフォーシームと縦に大きく曲がるカーブ、切れ味鋭いスライダー、チェンジアップを投げる。課題であった与四球も年々改善傾向にある。左投手であることを活かしての一塁牽制が上手く、フィールディングも良いという総合的に非常に高い能力を持った選手である。上記にもあるがムエンゴ病持ちでもある。
10歳年上でメジャーデビュー同期の黒田博樹と仲が良く、ドジャースに残って欲しいと頼んだこともあった。黒田からは広島カープについて何かと教育されているらしく、「MLBを引退したらファーストとしてカープで黒田と一緒にプレーしたい」と(リップサービスとは思われるが)発言したことがある。しかし、その黒田が2016年シーズンを最後に引退し、自身も2025年シーズンで引退を表明したため、この発言は夢のまた夢となってしまった。
ちなみに打撃の方はと言うと、打率は1割台だが2013年には本塁打を放ち、10打点を記録するなど投手としては黒田より遥かに技術を持ち合わせる。
| 年 度 Yr |
球 団 Tm |
登 板 G |
先 発 GS |
完 投 CG |
完 封 SHO |
勝 利 W |
敗 戦 L |
セ | ブ SV |
ホ | ル ド HLD |
勝 率 WP |
投 球 回 IP |
被 安 打 H |
被 本 塁 打 HR |
与 四 球 BB |
与 死 球 HBP |
奪 三 振 SO |
暴 投 WP |
失 点 R |
自 責 点 ER |
防 御 率 ERA |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2008年 | LAD | 22 | 21 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 1 | .500 | 107.2 | 109 | 11 | 52 | 1 | 100 | 7 | 51 | 51 | 4.26 |
| 2009年 | 31 | 30 | 0 | 0 | 8 | 8 | 0 | 0 | .500 | 171.0 | 119 | 7 | 91 | 1 | 185 | 11 | 55 | 53 | 2.79 | |
| 2010年 | 32 | 32 | 1 | 1 | 13 | 10 | 0 | 0 | .565 | 204.1 | 160 | 13 | 81 | 7 | 212 | 5 | 73 | 66 | 2.91 | |
| 2011年 | 33 | 33 | 5 | 2 | 21 | 5 | 0 | 0 | .808 | 233.1 | 174 | 15 | 54 | 3 | 248 | 5 | 66 | 59 | 2.28 | |
| 2012年 | 33 | 33 | 2 | 2 | 14 | 9 | 0 | 0 | .609 | 227.2 | 170 | 16 | 63 | 5 | 229 | 6 | 70 | 64 | 2.53 | |
| 2013年 | 33 | 33 | 3 | 2 | 16 | 9 | 0 | 0 | .640 | 236.0 | 164 | 11 | 52 | 3 | 232 | 12 | 55 | 48 | 1.83 | |
| 2014年 | 27 | 27 | 6 | 2 | 21 | 3 | 0 | 0 | .875 | 198.1 | 139 | 9 | 31 | 2 | 239 | 7 | 42 | 39 | 1.77 | |
| 2015年 | 33 | 33 | 4 | 3 | 16 | 7 | 0 | 0 | .696 | 232.2 | 163 | 15 | 42 | 5 | 301 | 9 | 62 | 55 | 2.13 | |
| 2016年 | 21 | 21 | 3 | 3 | 12 | 4 | 0 | 0 | .750 | 149.0 | 97 | 8 | 11 | 2 | 172 | 5 | 31 | 28 | 1.69 | |
| 2017年 | 27 | 27 | 1 | 0 | 18 | 4 | 0 | 0 | .818 | 175.0 | 136 | 23 | 30 | 0 | 202 | 4 | 49 | 45 | 2.31 | |
| 2018年 | 26 | 26 | 0 | 0 | 9 | 5 | 0 | 0 | .643 | 161.1 | 139 | 17 | 29 | 2 | 155 | 10 | 55 | 49 | 2.73 | |
| 2019年 | 29 | 29 | 0 | 0 | 16 | 5 | 0 | 0 | .762 | 178.1 | 145 | 28 | 41 | 2 | 189 | 7 | 63 | 60 | 3.03 | |
| 2020年 | 10 | 10 | 0 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | .750 | 58.1 | 41 | 8 | 8 | 1 | 62 | 0 | 18 | 14 | 2.16 | |
| 2021年 | 22 | 22 | 0 | 0 | 10 | 8 | 0 | 0 | .556 | 121.2 | 103 | 15 | 21 | 3 | 144 | 7 | 51 | 48 | 3.55 | |
| 2022年 | 22 | 22 | 0 | 0 | 12 | 3 | 0 | 0 | .800 | 126.1 | 96 | 10 | 23 | 2 | 137 | 0 | 36 | 32 | 2.28 | |
| 2023年 | 24 | 24 | 0 | 0 | 13 | 5 | 0 | 0 | .722 | 131.2 | 100 | 19 | 40 | 3 | 137 | 6 | 39 | 36 | 2.46 | |
| 2024年 | 7 | 7 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 30.0 | 36 | 2 | 9 | 2 | 24 | 2 | 19 | 15 | 4.50 | |
| MLB:16年 | 425 | 422 | 25 | 15 | 210 | 92 | 0 | 1 | .693 | 2712.0 | 2091 | 227 | 669 | 44 | 2944 | 103 | 816 | 747 | 2.48 | |
| タイトル | ||
|---|---|---|
| 最多勝 | 3回 | 2011年、2014年、2017年 |
| 最優秀防御率 | 5回 | 2011年-2014年、2017年 |
| 最多奪三振 | 3回 | 2011年、2013年、2015年 |
| 表彰 | ||
| ピッチャー・オブ・ザ・マンス | 7回 | 2011年7月、2013年7月、2014年6月・7月、2015年7月、2016年5月 2023年4月 |
| サイ・ヤング賞 | 3回 | 2011年、2013年、2014年 |
| ゴールドグラブ賞 | 1回 | 2011年 |
| その他 | ||
| 開幕投手 | 8回 | 2011年-2018年 |
| MLBオールスターゲーム出場 | 8回 | 2011年-2017年、2019年 |
| ノーヒットノーラン | 1回 | 2014年6月18日 |
掲示板
12 ななしのよっしん
2025/02/15(土) 10:31:22 ID: fEkWIlmbXE
オフにFA再契約を繰り返さないで、複数年契約を結んじゃえばいいのに。
13 ななしのよっしん
2025/07/09(水) 10:32:42 ID: SnpvbZSPsp
復帰戦を見てさすがにもうダメかと思ったけど
何だかんだローテ守れるような成績で凄いわ
もうファストボールなんて140キロ台前半しか出てないのに
14 ななしのよっしん
2025/09/29(月) 08:29:49 ID: H3Oue5vFkO
レギュラーシーズン最終登板お疲れ様でした!
ポストシーズン中継ぎでも頑張ってください!
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
最終更新:2025/12/06(土) 08:00
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