トミー・ロブレドとは (トミーロブレドとは) [単語記事]

トミー・ロブレドはスペインのテニス選手である。

概要

スペインのベテランクレーコーター。2000年に全仏オープンジュニアで準優勝しており、当時のクレーでの期待度は高かった。ラファエル・ナダルの登場もあってあまり大きなタイトルは獲れなかったが、2006年のMS ハンブルグではロジャー・フェデラー、ナダルが欠場したところをキッチリ抑えて優勝している。これまでの最高ランキングはこの年の5位がある。四大大会ではベスト8が最高だが、全仏オープンだけでなく全豪オープン、全米オープンでも経験がある。ウィンブルドンの成績は他に比べると良くないが、芝勝率自体は5割を超えており、比較的クレー以外でも健闘している選手と言えるだろう。

2012年に故障で3桁台までランキングを落としたが、そこからチャレンジャーを回りながら復活し、シード圏内まで戻している。ハイライトは何と言っても2013年全仏オープンで、2セットダウンからの逆転勝ちを2回戦から3試合続けてベスト8に進出。この活躍もあって記事作成時点で5セット試合の通算勝率は現役最高となっている。また同年の全米オープンではそれまで全く勝てていなかったフェデラーをストレートで下すアップセットも見せた。実のところ以前は非常に地味な印象の強い選手だったが近年の戦跡は派手である。

2013年の復活劇から四大大会シード圏内のランキングを維持していたが、2016年は肘の故障で半年間欠場したため、またも大きくランキングを落とした。年齢的に引退を考えてもおかしくないところだが、現役続行に意欲的なようで復帰後はチャレンジャーを中心に回っている。三十路でありながら故障から復活してきたキャリアのため、トミー・ハースと並んでベテランの星的立場になっている。再度の復活があるのか注目される。