『ファイナルファンタジーVII』 (FINAL FANTASY VII) とは、スクウェアが1997年1月31日にプレイステーション向けとして発売したロールプレイングゲームである。 略称はFF7、FFVII。
1997年10月2日には、追加・変更要素のある海外版を逆輸入する形で『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』が発売された。
インターナショナル版は、2009年4月10日、ゲームアーカイブスでの配信が開始された。容量は1715MBで、価格は1,572円(税込)とちょっと高め。これ以降にも、インターナショナル版をベースとして数多くの機種にて移植・配信されている(後述)。
2018年12月3日にはプレイステーション クラシックにも収録された。
2015年6月16日、E3カンファレンスにてPS4でリメイクする事が発表された。
2020年4月10日に『ファイナルファンタジーⅦ リメイク』として発売。詳細は『ファイナルファンタジーVII リメイク』を参照。このリメイク版はオリジナル版のミッドガルでのストーリーを中心にしたものであり、未完に終わっている。
2022年6月17日に「ファイナルファンタジーⅦ リメイクプロジェクト」と銘打ち、リメイク版は三部作であること、および、第2作『ファイナルファンタジーⅦ リバース』が来冬に発売予定と発表された。2023年6月9日に『リバース』が2024年初頭に発売と発表された。
2024年2月29日に『ファイナルファンタジーⅦ リバース』は発売された。
スクウェアがプレイステーション向けに発表した初のソフト。天野喜孝がイメージイラストのみ担当になり、野村哲也がキャラクターデザインとなった。
ハードがPSに変わったことにより、フィールドと戦闘画面が3Dになった。町やダンジョンは1枚絵でポリゴンキャラが動くという形である。特にインター版ではシナリオの要所にムービーも入る。ときにはダンジョンの1枚絵がシームレスでムービーに代わる演出も。ムービーにはデフォルメの3頭身の場面と、リアルな7-8頭身の場面が混在している。
戦闘システムはFFIV~VIで採用したATBを搭載。装備品によりアビリティの装着可能数が決まるマテリアシステム、敵の攻撃のダメージでゲージがたまり、MAXになると必殺技が使えるリミットブレイクシステムが本作の特徴。これにより9999×nダメージを与えられる機会が増え、HP10万越えのモンスターも多数登場するようになった。ミニゲームでもスノーボードや陣取りゲームなどミニゲームも多く搭載。かなりやりこみできる内容である。
全世界累計出荷本数1000万本以上。スクウェア・エニックス公称の「最も売れたファイナルファンタジー」である。後にインターナショナル版を発売(インター版は後にX、X-2、XIIでも発売)。上記のようなムービーの追加に加え、エメラルドウェポンをはじめとする更なるボスモンスターの追加などが施された。
上記の通りVI以前とVII以後で大きく変更された部分が多く、シリーズの転機となった。
FFVIIが発表されたのは、発売から約1年前の1996年1月。任天堂は、1995年末にNINTENDO64を発売する予定だったが、ソフトの品質が満足に達してなく、発売を見合わせた。FFVIIが発表されたころには、国内でセガサターンとプレイステーションが発売から1年ほどで、それぞれ200万台を販売していた。
PS向けということと、CD2枚組で5800円(発表当時。発売時にはCD3枚組で6800円)と前作より定価が約半額と低価格という発表に業界に衝撃が走り、その直後のカプコンの「バイオハザード」の大ヒットと、口コミレベルでの広まりもあいまって、プレイステーションの普及が一気に加速。1997年1月のFFVII発売直前には、エニックスの「ドラゴンクエスト」の続編(ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち)もPSで発売決定となる。このころには、もはやN64が追いつけないほどに普及していた。
1996年8月発売のスクウェアPS第1弾「TOBAL No.1」にFFVII体験版を収録。この体験版目当てに本作を購入したユーザーも多いはず。
スクウェアはFFVII発売に伴い、子会社「デジキューブ(2003年廃業)」を設立。大手コンビニチェーンにプレイステーション(のちにセガ系ハードも)ゲームソフトを販売させる体制を整える。発売数か月前からデジキューブ提携のコンビニで予約販売を実施、コンビニ予約分はすべて出荷。CDの量産の容易さも手伝い、大人気シリーズが避けては通れない発売初期の品切れを解消。初回出荷本数220万本のうち、8割がコンビニ販売分に。取り分が少なかった既存小売店に波紋を残すことに。
日本国内の販売本数は328万本。ベスト盤やインター版を含めると400万本強。「日本のRPGは海外に受けない」という認識を覆し、FFVIIは海外でも580万本を売り上げた、これをきっかけに他国でも日本のRPGの認知度が増した。
1997年10月2日に発売されたインターナショナル版をベースに、多くの機種にて移植・配信されている。
発売日 | タイトル | 機種 | 詳細 |
---|---|---|---|
1997年10月2日 | ファイナルファンタジーVII インターナショナル |
PS | 海外版の逆輸入 |
2009年4月10日 | ファイナルファンタジーVII インターナショナル |
PSP PS3 PSVita |
ゲームアーカイブス |
2013年5月16日 | ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC |
Windows | 高解像度(HD)対応 トロフィー(実績) ゲームブースター などの各種機能追加 |
2015年8月20日 | ファイナルファンタジーVII | iOS | Windows版ベース |
2015年12月6日 | ファイナルファンタジーVII | PS4 | Windows版ベース |
2016年7月7日 | ファイナルファンタジーVII | Android | Windows版ベース |
2018年12月3日 | ファイナルファンタジーVII インターナショナル |
PSクラシック | PS版を収録 |
2019年3月26日 | ファイナルファンタジーVII | Switch Xbox One |
Windows版ベース |
2020年4月10日 | ファイナルファンタジーVII リメイク | PS4 | 初のフルリメイク。 当該記事参照 |
2021年6月10日 | ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード |
PS5 | 上記のPS5版。 当該記事参照 |
FFVIIの関連作品群「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」。
作品の頭文字には必ずしも発売・配信順ではないが、ある程度アルファベット順に並べられており、「E」に該当する「EVER CRISIS」は原作FF7とコンピレーション作品のストーリーをまとめるスマートフォン専用ゲームで「F」に該当する話も一部収録される。
ファイナルファンタジー本編リンク |
- I - II - III - IV - V - VI - VII - VIII - IX - X - XI - XII - XIII - XIV - XV - XVI - |
掲示板
2980 ななしのよっしん
2024/08/15(木) 15:14:11 ID: zKAijsZYPH
どうも復旧して以降一部の(空白のある単語?)が文字からリンクされていないらしい
ページ自体はある
2981 ななしのよっしん
2024/11/15(金) 09:31:13 ID: n3muYGav+K
洋ゲーにも「続編」はあるけど、分作は無いからな
同じRPGのジャンルなら、TESとかFalloutとかが歴史や世界観を共有しているけど、前作をやっていないと内容が理解できないって事は無いようにしているから、どこから入っても大丈夫だし
そもそも何で元々1作だったものを分割したのかも全く理解できないし、スクエニがFF7を過大評価し過ぎた結果こうなったと言えるだろうな
2982 ななしのよっしん
2025/01/09(木) 12:22:11 ID: xKCnUqkgpW
足踏みして熱を貯めて雪山を登るみたいな
イベントあったけどRPGだって装備くらい整えてゆけと…
最近寒くてそんなことを思ったり
提供: リョウ
提供: ブルック
提供: めんぼう
提供: Shihan
提供: おしる子
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/28(金) 15:00
最終更新:2025/03/28(金) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。