プロジェクトD 単語


関連するニコニコ動画 70件を見に行く

プロジェクトディー

3.9千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

プロジェクトDPROJECT.D)とは、漫画作品「頭文字D」に登場する架走り屋チームである。

概要

本編第二部のタイトルにもなっている、高橋涼介が結成した1年間限定の遠征専門の走り屋チームチーム体は同じく介がリーダーを務める赤城レッドサンズ。実際にほとんどレッドサンズ出身のメンバーで構成されており、ここに藤原拓海らが加わる形となった群馬エリアの少数精鋭のチームとなっている。第一部でレッドサンズ群馬県内の走りのスポットを回って交流戦を繰り返していたのは、このチームメンバーを選抜する的もあった。

ドライバーで生まれ育った"スペシャリスト"であるダウンヒラー・藤原拓海と、モータースポーツの技術をに応用する"正統派"のヒルクライマー・高橋啓介のみで、バトルに使用するクルマも二人のであるAE86 スプリンタートレノハチロク)とFD3S RX-7FD)の2台のみ[1][2]。基本的にチームはこの上りと下りのダブルエースを最優先に動いている。

リーダー介は関東を制覇して伝説走り屋として名を残すという野望、そして群馬から世界に羽ばたいていけるドライバーを育てるという「」をもっていた。この介の「」を実現するために作られたチームであり、期間を1年と限定したのは、医大生である介が大学卒業して医師になるまでの残りの活動可期間が1年だからである。

ドライバーの他にメカニックや雑務をこなすサポート部隊も帯同しており、チームロゴが入った専用のサポートカーニッサバネット バン)やコースの下見のために原付を用意するなど走り屋チームというよりはプロのレーシングチームに近い形態になっている。最初はサポートカー2台体制だったが、茨城神奈川へ向かう頃にはパーツを載せきれないということで3台体制になった。前述の原付もこの頃に追加されている。[3]
活動内容や戦果を喧伝するためのホームページも作成しており、ここには挑発的な文章を載せているが、これは「敵地では憎まれ役でいい」「憎まれれば相手は全力で来てくれる」「そのほうが盛り上がる」と介がわざとそうさせている。そのためライバルが実際にプロジェクトDの面々に会うと、案外が低くフレンドリーなことに拍子抜けしたり感心したりする(パープルシャドウ戦など)。

バトル形式は原則としてダウンヒルヒルクライムの1本ずつで、その後にハチロクFDによるタイムアタックがおこなわれる。バトルのほうは上りと下りの複合コースになることもあり(拓海vs智幸、啓介vs星野好造)、タイムアタックは諸事情により中止になることも多く、神奈川遠征になってからはおこなわれなくなっていた。[4]
介はあくまでレースであり、同じクルマ、同じ相手でなければ応じるというスタンスを採用しており、などの悪はもちろんのこと、対戦相手の卑劣な妨行為や脅迫があっても中止にはしない。また、対戦相手がプロレーサーを引っり出しても対戦に応じている。ただし、このときはホームページには相手のレース活動に支障が出ないよう配慮した書き方をしている。[5]

プロジェクトDの噂はく間に広がり、有名になるにつれて「おっかけ」も登場するようになった。人が集まりすぎないようホームページで次の対戦場所の告知を具体的には書かなくなったり、ホームページアドレスを不定期に変更したりしているのだが、「おっかけ」が作っているサイトのほうで場所を漏らしてしまうのであまり意味がないという始末。また、チューニングショップが名を上げるために懸賞金を出すとライバルチームを唆したり、ニセ者が現れたりと弊も生まれていた(拓海はおかげで彼女ゲットできたけどね)。

プロジェクトDは様々な強敵を相手にしながらも最終戦までを全戦全勝のまま活動を終了、文字通り伝説チームとなる。なお、作品のタイトルにもなっている「D」の頭文字の意味は最終回において介の口からDREAM)」であることが明かされている。

頭文字Dの続編にあたるMFゴーストで開催されているMFGは「プロジェクトDの進化形」であり「最速理論の解答編」であると介の口から語られている。

メンバー

高橋涼介 - CV:子安武人
チームの創設者であり、リーダードライバーとしてではなく、頭担当である指揮官に専念。戦略プランを練り、拓海と啓介にアドバイスを送っている。時にFC3Sを持ち出し、自らステアリングを握って導することも。
藤原拓海 - CV:三木眞一郎
搭乗AE86 スプリンタートレノ(ハイテックツートン
ダウンヒルエースに特化した変則的なスペシャリスト。「長年を共にしてきたハチロク拓海が高いレベルの集中力で調和した時、他のドライバーならどうしてもオーバースピードと直感するような状況でも、拓海ハチロクの組み合わせなら行けてしまう」という「藤原ゾーン」と名付けられた現象が起きる。
高橋啓介 - CV:関智一
搭乗FD3S RX-7(コンペティションイエローイカ
ヒルクライムエースモータースポーツの技術をに応用していく正攻法なスタイルドライバー介から課された秘密の特訓をこなしたことによりタイヤマネジメント時計センスを高レベルで身につける。
上有史浩 - CV:細井治
外報部長ホームページ作成・外部交渉・宿取り・介不在時の進行役などの事務全般をこなす。宿泊時には料理も担当、パスタが得意でメンバーからも好評を受けている。
中村賢太 - CV:岡野浩介
サポートカーの運転や敵地のコースの下見やビデオなどの雑務を担当。
松本修一 - CV:西凜太朗
ハチロク担当の専属メカニック
宮口 - CV:高橋良吉
FD担当の専属メカニック

対戦リスト

原作で詳細に描写されたバトルのみ記載、実際はこれら以外にも多数のバトルを各所で行っている。

栃木県日光市・日塩もみじライン(vsセブンスターリーフ)

栃木県那須郡塩原町・塩那道路(vs東堂塾)

栃木県矢板市八方ヶ原・八方道路(vs東堂塾)

埼玉県秩父郡東秩父村・定峰峠(vs秋山延彦のチーム)

埼玉県秩父郡・間瀬峠(vs埼玉北西エリア連合)

埼玉県秩父郡吉田町・土坂峠(vs土坂のランエボチーム)

茨城県新治郡八郷町・筑波フルーツライン(vsパープルシャドウ)

神奈川県秦野市・ヤビツ峠(vsチーム246)

神奈川県足柄下郡箱根町・長尾峠(vsレーシングチームカタギリ)

神奈川県足柄下郡箱根町・神奈川県道732号湯本元箱根線(vsスパイラル)

神奈川県足柄下郡湯河原町・椿ライン(vsサイドワインダー)

関連動画

関連静画

関連項目

脚注

  1. *土坂ランエボⅤ戦では前日に啓介のFDが走行不能となったため、例外的に岩瀬恭子FD3S RX-7を借りて走行した。
  2. *介がFC3S RX-7に乗ってくることもあるが、これはコースのプラクティスに自らハンドルを握ったほうがいいと判断したに持ってきただけであり、バトルに使用したことはない(死神GT-R戦はあくまで介の個人的なバトルであって、プロジェクトDのバトルではない)。
  3. *コースの下見は歩くのが一番いいらしく、実際に第二部序盤で拓海メンバーと一緒にコースを歩いている場面が描写されている。
  4. *神奈川終戦サイドワインダーには分析のプロがアドバイザーとして参加しており、全力のタイムアタックをすると力を分析されて圧倒的不利な状況に追い込まれるため。
  5. *現に堂塾第2戦は智幸に配慮して公式の遠征記録としてファイルされていない。
この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

掲示板に書き込みがありません。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
出王子[単語]

提供: 万事屋

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/04/24(木) 22:00

ほめられた記事

最終更新:2025/04/24(木) 22:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。