マサラッキとは (マサラッキとは) [単語記事]

マサラッキとは、1993年売ⓜれの日本の元競走馬である。栗毛の牡馬。
馬名の由来は馬主の名前から。

概要

※競走馬として活躍した時期の大半が数え年の年代であるが、特記がない限り現在の満年齢で表記する。

1993年生まれのマサラッキは浦河の日進牧場で栗毛の馬体で4月14日に生まれた。

父はマグニテュード、母はローズエントリーで、母の父はカジユンという血統である。

栗東の増木豊厩舎に所属し、1996年の年が明けた3月の新馬戦でデビューしたが5着であった。2戦目は4月13日の未勝利戦でD1200mを勝ち、続けて5月の500万以下条件戦も勝ち上がった。

4戦目は6月に行われていた中日スポーツ賞4歳ステークスに出走も5着であった。
この後は条件に戻り、ゆうすげS(900万以下)を勝利、ムーンライトH(1500万以下)を2着、渡月橋S(1500万以下)を勝利しオープン入りした。
この後スワンステークス、CBC賞に出走も、3着だったことなどから12月のスプリンターズステークスは出走しなかった。

4歳(旧5歳)になり初戦は高松宮杯、安田記念に出走も着外であった。
7月になり当時あった獲得賞金の関係で降級の対象であったが、格上挑戦し函館スプリントステークスを勝利した。
このあと福島民友Cを3着の後CBC賞に出走も10着と大敗し、スプリンターズステークスには向かわず、オープン特別の摩耶Sを勝利した。

5歳(旧6歳)になり年明けにオープン特別を5着の後、4月4日の阪急杯を勝利、4月24日のシルクロードステークスを2着の後に高松宮記念に出走したが、10着と大敗した。
この後は秋のスワンステークスで復帰も5着だったが、11月28日のCBC賞(GII)を勝利し、スプリンターズステークスに向かうも8着だった。

6歳(旧7歳)はシルクロードステークスから6着であった。この後は高松宮記念に向かったが、シーキングザパールやキョウエイマーチ、アグネスワールド等がいる事や、成績にムラがあることなどから8番人気だった。
キョウエイマーチや、トキオパーフェクト等が飛ばし前半32.6とハイペースになった競馬は4コーナー付近から、去年の覇者シンコウフォレストが内を突き、シーキングザパールが外から進出する中、更に外からマサラッキは直線を伸びてくる、逃げていたキョウエイマーチも逃げ粘りをしようと4頭が競った中、マサラッキが抜け出し勝利した。
実はこの年に出走した段階での成績ではメンバーの中で唯一の1200mの重賞3勝と、あとから見れば順当な成績なのだが、ここに実を結んだ。

こうして晴れてGI馬の仲間入りをしさらなる活躍を期待して休養し、春秋のスプリントGIの連覇を目指し、冬のCBC賞を2着の後にスプリンターズステークスに出走も9着と大敗だった。

7歳(旧8歳)は阪急杯から始動したが5着、そのあとは10月に移動したスプリンターズステークスに向かうもGIを勝ってるが16頭中13番人気の13着といいところがなかった。
8歳になり夏の函館スプリントステークスにも出走したが、いいところがなくこのレースが最後となった。

引退後は生まれ故郷の日進牧場に種牡馬として繋養されたが、種付けは2002年と2003年の2年間でわずかに10回、競走馬としてデビューしたのも地方競馬で2頭となった。
その後、功労馬として過ごしたあと2015年にこの世を去った。