剣崎一真(けんざき かずま)とは、特撮ドラマ『仮面ライダー剣』の主人公であり、仮面ライダーブレイドに変身する青年である。
演:椿隆之 / 声:河本啓佑(クライマックスヒーローズ)
人類基盤史研究所「BOARD」所属の仮面ライダー。公式サイトにおいては「頭脳明晰、文武ともに優秀。皆に愛され、希望をふりまく善人タイプ。努力を努力と思わず、人並み以上の能力を発揮する天才系」と書かれているが、ぶっちゃけそんなことはない。
強い正義感を持ち、かつて自分の前で焼け死んでいく両親を救えなかった悔しさから、人を救う、ということについての思いは人一倍強い。
物語序盤では組織崩壊と橘さんに裏切られたというショック、浅い戦闘経験のまま一人戦わねばならなかったことなどから、短気な性格の人物として描かれていた。序盤を過ぎてからは落ち着きを取り戻し、悩みを抱えながらもアンデッドへ立ち向かっている。
他者のために自らを省みない一方で我欲に乏しく、物を食べたり遊んだりする描写は少ない。最終話に至っては友のために自らを犠牲にするなど、ある種仙人的な無私の人だった。
なお、給料は毎月スッカラカンになるまで使っているようだが使途は不明。国に支払う税その他はしっかりと払っているので、それだけで空になってしまっている恐れもある。バイクのガソリンなども自腹のようで交通費も出してもらえていない。最終回間際で、口座の残高が27円しかなかったことは有名。
ライダーとしての戦闘力は極めて高い部類に入り、序盤こそ苦戦が続いたが、ある程度ストーリーが進むと一貫して強さを維持し続けた。
融合係数の高さによりアンデッドの力を十二分に引き出すことができるという天性の資質、怒りや勇気という感情に呼応して戦闘力が増大するライダーシステムの特性、咄嗟の判断でラウザーを敵に投げつけるなどの野性的な戦闘センスがその強さの理由である。
特にキングフォーム獲得後の戦績は圧倒的で、戦闘後に昏睡状態に陥るという欠点こそあるものの、戦闘時の力は無敵に等しい。
また、通常フォームでもカテゴリーエース以外の全てのカードを奪われた状態で、コーカサスビートルアンデッドのソリッドシールドを粉砕し、そのまま撃破するなどの実力を発揮している。
逆にその融合係数の高さから、キングフォームは本来想定されていた「カテゴリーKとの融合」ではなく「所有する13体のアンデッド全てとの融合」を果たしてしまい、前述の圧倒的な強さの一方で「アンデッド・ジョーカー化」という極めて大きなリスクを抱えている。
更に変身当初は同質の力を持つ始にも影響を与えてしまい、本人が抑えていた本性である「ジョーカー」への変異をさせてしまった。
ハートのカテゴリーKが始の手に渡ったことにより一応の解決はしたが、終盤のギラファアンデッド封印によりバトルファイトが終結。結果として始=ジョーカーが勝者となってしまい、世界の終末が始まってしまう。
剣崎は世界と始の両方を救うべくキングフォームに変身して戦い抜き、ジョーカーとの最終決戦の最中に限界まで高まった融合係数と前述の理由からジョーカーに変化。
このため二体のアンデッドが存在することから世界の終末が保留と言う形で停止。無二の親友でもある始に「もう交わることはない」「人の中で生き続けろ」と告げ、自らは運命と戦い続ける道を選び姿を消す。(公式設定ではブルースペイダーを駆り、渡米したとされる)
最終回から数十年後の世界を舞台にした短編小説「たそがれ」では、内戦地域等で「人を救う異形の存在」に触れられており、これこそがジョーカーと成り果てても人を救うために運命と戦い続けている剣崎である。
また、最終回から300年後のひとつの可能性の世界を描いた小説版仮面ライダー剣では、記憶を失った状態で漂流しているところを発見される。イラスト化はされていないが、暴走状態に陥るとヘラクレスオオカブトを禍々しくしたような形態「ブレイド・ジョーカー」に変身してしまう。
身長:201cm
体重:101kg
パンチ力:280AP (2.8t)
キック力:480AP (4.8t)
ジャンプ力:ひと飛び33m
走力:100mを5.7秒
株式会社人類基盤史研究所BOARDが開発した、彼が劇中で変身するライダーの名称である。ラウズカードのスート(マーク)はスペード。
スペードAのカードに封印されているヘラクレスオオカブトの不死生物・ビートルアンデッドの力で変身する。主役だが開発順では2号ライダーであり、橘ギャレンの後輩となる。 剣である「ブレイラウザー」(初期AP:5000)を使った接近戦や、徒手による格闘、並びにカードの力を発動させることで得る様々な能力を駆使して戦う。主な必殺技は「ライトニングソニック」
ちなみに、序盤での苦戦は剣崎の経験不足(期間は2ヶ月)と組織壊滅による精神的な不安定さ、加えて単純なカード不足によるものであるため、上記のとおり序盤を過ぎると戦闘力が跳ね上がっていく。装着者とシステムの相性もいいことから、ギャレンやレンゲルと比べて高水準で安定した戦闘力を発揮した。
しかし良すぎた結果がジョーカー化であるため、皆も妙な会社から「きみ、いいからだしてるね。仮面ライダーになってみないかい」などと誘われても、まず警戒するor断ることをお勧めする。剣崎のようにならないとしても、橘や睦月のように人生がうまくいかなくなる場合も(ry
身長:201cm
体重:111kg
パンチ力:350AP (3.5t)
キック力:550AP (5.5t)
ジャンプ力:ひと飛び133m
走力:100mを4.6秒
飛行速度:300km/h
飛行高度:10km
チベットの烏丸所長からクラブのカテゴリーキング・嶋昇を経由して渡された新アイテム「ラウズアブゾーバー」と、スペードのQとJを使用することで変身するブレイドの強化形態。アブゾーバーの中に収納されたQのカードをプレート部分に差し込み、Jのカードをスラッシュすることでイーグルアンデッドの飛行能力を付加したブレイドジャックフォームに変身する。頭部の仮面が金色に変化し、原理不明だが背中の六枚の羽を使って空を飛び、ディアマンテエッジで強化されたブレイラウザー(初期AP:7400)で敵を攻撃する。必殺技は、ノーマルフォームと同じだが飛行速度を上乗せし威力が大幅に強化された「J・ライトニングスラッシュ」 。
同じフォームでもギャレンのソレとは違って弱くない(ネタにされていない)ほうのジャックフォームであり、ブレイドに対して「弱フォーム」と発言するのはファンの怒りを買うためあまりよろしくない。ギャレンのほうは最早仕方がない、だってあいつノーマルのほうが強いんだもん。
身長:201cm
体重:131kg
パンチ力:450AP (4.5t)
キック力:700AP (7t)
ジャンプ力:ひと飛び25m
走力:100mを6.6秒
ジャックフォームと同様にラウズアブゾーバーを使い変身する最強形態。本来ならカテゴリーKのカードのみを取り込んだ姿になるはずだったのだが、剣崎一真の融合係数が異様に高かったためスペードスート13枚のアンデッド全てと融合するという予想外の展開で登場した。全身が黄金に輝き、各部に13体のアンデッドの力を封印したレリーフが出現する。
その力は全てのアンデッドと融合しているという言葉に違わず、ラウザーを通さずともカードの力を使用することができるため、どのような状況下でも、時間停止や高速移動、硬化などの能力を自由自在に発動することができる(パンチ強化以外使わなかったけど)。そのため常識的なライダーを対象にした最強ライダー談義で話題に上がることが多い。専用武器は「キングラウザー」(初期AP:9600)と呼ばれる巨大な剣で、強化されたギルドラウズカードを吸い込むようにラウズする。必殺技は「ロイヤルストレートフラッシュ」。
さらには変身時に召喚したキングラウザーに加え、新たにブレイラウザーを召喚しての二刀流が可能。こちらは「ストレートフラッシュ」発動時と、一度はRSFを妨害しキングフォームをも追い詰めてきたケルベロスを圧倒した場面で使用。これにコーカサスビートルアンデッドとの戦いも踏まえると、いざという時の二刀流が剣崎の切り札なのではないかと思われる。
キングフォームは見た目は金ピカでありながらもその素晴らしいデザインゆえに人気が高く、某財団Bのネット限定販売の際は予め多く来るであろうと予想されながら一か月分では足らず、翌月分の追加発注枠が設けられた。
(ちなみに2013年12月と翌年2014年1月の二回に分けた発送となったため、1月組は『剣』初回放送日であり石ノ森御大の誕生日、さらには10周年記念でもある1月25日にキングフォームが家に届いている場合がある)
不死生物・アンデッドを封印したカード。変身時はベルト・ブレイバックル、攻撃時は醒剣・ブレイラウザーに装備されているスラッシュリーダーでカードを読み取って能力を引き出す。このほかにバイク・ブルースペイダーにもモビルラウザーというスラッシュリーダーが搭載されている。
進化型のジャックフォーム、キングフォームに変身する場合は専用ツール・ラウズアブゾーバーのインサートリーダーに、それぞれ必要なカードをセットしなければならない。
ノーマルフォームでの使用枚数は3枚まで、ジャックフォームは5枚以上、キングフォームでは全てのカードの能力を引き出せる。
カテゴリー | 名称 | FP/MP/EP | 特殊能力の効果 | 封印されているアンデッド | 入手時期 |
---|---|---|---|---|---|
A(エース) | CHANGE | 無し | ライダーに変身させる | ビートルアンデッド | 初期所持 |
2 | SLASH | 400 | 剣の切れ味をアップさせる | リザードアンデッド | 初期所持 |
3 | BEAT | 600 | パンチの破壊力を高める | ライオンアンデッド | 13話 |
4 | TACKLE | 800 | 体当たり攻撃の破壊力を高める | ボアアンデッド | 初期所持 |
5 | KICK | 1000 | キックの破壊力を高める | ローカストアンデッド | 2話 |
6 | THUNDER | 1200 | 電撃を発生させる、雷属性付与 | ディアーアンデッド | 3話 |
7 | METAL | 1200 | 体を硬化させ防御力を高める | トリロバイトアンデッド | 8話 |
8 | MAGNET | 1400 | 磁力で敵を吸い寄せる | バッファローアンデッド | 27話 |
9 | MACH | 1600 | 使用者を高速移動させる | ジャガーアンデッド | 11話 |
10 | TIME | 1800 | 時間を停止させる | スカラベアンデッド | 32話 |
J(ジャック) | FUSION | +2400 | ライダーの融合能力を高める | イーグルアンデッド | 23話 |
Q(クイーン) | ABSORB | +2000 | ライダーの進化を助ける | カプリコーンアンデッド | 21話 |
K(キング) | EVOLUTION | +4600 | ライダーを進化させる | コーカサスビートルアンデッド | 34話 |
カテゴリー | 名称 | FP/MP/EP | 特殊能力の効果 | 封印されているアンデッド | 入手時期 |
---|---|---|---|---|---|
J(ジャック) | FUSION | +2400 | ライダーの融合能力を高める | ウルフアンデッド | 25話 |
カテゴリー | 名称 | FP/MP/EP | 特殊能力の効果 | 封印されているアンデッド | 入手時期 |
---|---|---|---|---|---|
J(ジャック) | FUSION | +2800 | ライダーの融合能力を高める | エレファントアンデッド | 26話 |
ニコニコ動画発足以前からネットでは彼の「本当に裏切ったんですか!?」という台詞が「オンドゥルルラギッタンディスカー!」と聞こえることから「オンドゥル星の王子 オンドゥルⅧ世」とネタにされることが多い。また、彼の戦闘時の叫び声である「ウェーイ!」は公式設定である。また、その空耳関係で彼のことを「ケンジャキ」「キンザキ」「ゲゲゲ」と呼ぶ時もある。
ちなみに公式でネタにされてしまったり、中の人も認めて自らエイプリルフールにオンドゥル王子とTwitter・ブログ上で名乗ったことも。
また、「ラウズカードアーカイブス」の販促番組では上条睦月を演じた北条隆博と共演した際にもこのオンドゥル語に関して触れている。
「ブレイドの世界」では巨大企業BOARDの社員である剣立カズマが変身。後に「融合する世界」でも再登場した。
「札束を数えて笑う」「社内での地位に拘る」など剣崎に比べて欲の描写が多く、見た目は似ているが対照的な部分のある人物として設定されているが、後半では仲間思いな面も見せる。
「ブレイドの世界」においては仮面ライダーディケイドのファイナルフォームライド「ブレイドブレード」で巨大な剣に変身、ファイナルアタックライド「ディケイドエッジ」でパラドキサアンデッドとジョーカーを同時に葬り去った。
その後もディエンドの召喚などで幾度となく登場しており、ファイナルフォームライドの発動回数は最多である。
『仮面ライダーディケイド』31話において、本編後の剣崎一真が登場し、仮面ライダーブレイドに変身した。
推測にすぎないがカリスのワイルドと同じようにラウズアブゾーバーなしにカードを融合させ、キングフォームに直接変身できていたようである。また、基本フォームのディケイドを圧倒し、一方的に勝利するなどの強さを見せつけた。
反面、原作で見せた自己犠牲・献身的部分は無く、一方的にディケイドの抹殺を行おうとしていた。
なお、劇場版『MOVIE大戦2010』では、ディケイド激情態により「カードを用いずに強制的に」変身させられている。
また、後期メインライターを担当した米村正二は「『剣』本編を見ていない(知らない)」上で「あれは『剣』の剣崎本人」と言う発言から『剣』本家のファンからはあまり歓迎されていない。
演じた椿本人も「他人のつもりで演じている」「本放送を見るのに覚悟が必要だった」と苦言を呈している。(一方、剣立カズマを演じた鈴木拡樹は椿本人の出演に歓喜していたらしい)
同じく米村担当の「ブレイドの世界」(8・9話)についても快く思わない旨の発言をしている。(ダディ天野浩成氏は大喜びだったが)
『仮面ライダーエグゼイド』のスピンオフ『仮面戦隊ゴライダー』にも登場。
死んだ、もしくは行方不明になったライダー達の中に何故かカウントされており、主人公の宝生永夢達と共に戦う。
(以下ネタバレ注意)
実は彼の実際の登場は土壇場であり、黒幕の檀黎斗が彼に成りすまして「剣崎一真」そして「仮面ライダーブレイド」として戦っていたために、「アンデッド同士は惹かれあう」特性で本物の剣崎一真が現れた。
しかし、本物の彼は既にアンデッドになっている状況。つまり、無限に敗北を繰り返すゲーム世界の中に「ジョーカーアンデッドが一人」存在するという状況が作られた。それにより、ゲーム世界の中でバトルファイトの終了条件が満たされ、黎斗が自身の復活の為に用意していたゲーム世界がバトルファイトのルールにより破壊されるというまさかの決着により、黎斗の野望は潰えた。作っていたゲームが外部要因でデータごと消えるような事態。最終的に彼本人は永夢を連れて生還している。
(ネタバレここまで)
『ジオウ』の世界では力を封印して姿を消していたが、白ウォズの陰謀により始と再会してしまい、ジョーカーの本能により戦いを始めてしまう。その後アナザーブレイドに仮面ライダーの能力を吸収され、ジョーカー化した身体が人間に戻ってしまった。ジオウトリニティによってアナザーブレイドは撃破され、常磐ソウゴはブレイドウォッチを剣崎に返そうとするが剣崎はソウゴに預けることを選択。始達と未来へと進める喜びをかみしめていた。
(0M0)<ジョーカー治って良かったね!!
掲示板
440 ななしのよっしん
2023/12/28(木) 07:57:42 ID: tZsCY3gpMq
441 ななしのよっしん
2024/02/12(月) 16:30:20 ID: +ynm5xvCnw
ギャレンとレンゲルのキングフォームを見ると本来のブレイドキングフォームは各所レリーフがスペードになる以外に胸部アーマーのコーカサスのレリーフがデカくなりそう
442 ななしのよっしん
2025/02/04(火) 21:57:10 ID: 7Y3vOAIm70
対アクセルフォーム、クロックアップ→ジャガーマッハ、スカラベタイム、トリロバイトメタル、ディアーサンダー
意外と対策が多いブレイド
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最終更新:2025/04/01(火) 03:00
最終更新:2025/04/01(火) 02:00
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