墨染駅

墨染駅とは、京都市伏見区にある京阪電気鉄道京阪本線の駅である。

概要

京阪本線開業時から存在する歴史ある駅ながら、普通・準急のみ停車のこじんまりとした駅である。2面2線対向式の構造で、ホーム同士を結ぶ通路はない。駅のすぐ近くを琵琶湖疏水が走る。

駅名の由来は駅から5分もかからない距離にある墨染寺（ぼくせんじ）という寺。

上野岑雄（かむつけのみねお）という歌人が亡くなった友人を想い

「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染めに咲け」

と詠んだところ、一帯の桜が墨色に咲いた、という伝承が残っている（もちろん寺名もこの伝承が由来）。一度は荒廃したものの、この伝承を知った豊臣秀吉の支援により再興したのが現在の墨染寺となった。

なお、駅の所在地は京都府京都市伏見区深草北新町、付近にあるのが京都市立藤ノ森小学校、JR藤森駅（500ｍほど）、と地名も入り乱れ、表記も揺れ、と非常にややこしいことになっている。

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隣の駅

京阪電鉄

路線名	種別	隣の駅（大阪方面）	当駅	隣の駅（京都方面）
■京阪本線	通勤準急 （平日大阪方面）	丹波橋駅	墨染駅	藤森駅
	準急
	普通

関連項目

• 幽雅に咲かせ、墨染の桜 　東方Projectの楽曲
• いなり、こんこん、恋いろは。 　墨染朱美という人物が登場する