惜敗率とは、選挙の勝敗を決める重要な要素である。
衆議院議員選挙における選挙制度「小選挙区比例代表並立制」で使われることがある制度の一つ。
比例代表の立候補者は小選挙区との重複立候補が認められている。比例代表の候補者名簿を提出する際、参議院選挙で使われる「非拘束名簿式」とは異なり、当選順位を前もって決める必要がある。これを「拘束名簿式」という。
しかし、この順位は政党で自由に決めることができるため複数の候補者を同じ順位にすることもできる。極端に言えば、「立候補者全部1番!」も可能である。この場合、みんな仲良く当選…!できるかというとそんなわけは無く、無慈悲にも当選する人と落選する人が決まってしまう。
惜敗率は、「その候補者の得票数を同一選挙区の最多得票者(一般的には当選した人)の得票数で割った数」である。つまり、小選挙区の当選者と比べてみてどれくらいの惜しさで負けちゃったのかの割合である。単位はパーセント。
同じ当選順位に設定されている人は、この惜敗率によって順番が決定されるようになっている。このため、小選挙区で一番得票数の多い人に圧勝されたときは惜敗率が低くなり、タッチの差で負けた人ほど惜敗率がは高くなる。なので、得票数が多い人であっても惜敗率のおかげで得票数をが少ない人に負けてしまう…なんてこともあるらしい。
ちなみに、小選挙区で落選した議員が比例代表制で当選することを「復活当選」と呼ぶが、日本において、これを貰える資格は「小選挙区での有効投票総数の10%を満たしている人」である。少なくとも日本では復活当選できる人の資格は惜敗率で決めているわけではないらしい。
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最終更新:2024/04/25(木) 00:00
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