桜島線とは、大阪府大阪市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線である。愛称は「JRゆめ咲線」。
大阪府大阪市此花区の西九条駅と桜島駅を結ぶ路線で、幹線である。1898年4月5日に開業した。愛称は「JRゆめ咲線」。ラインカラーは紺色で路線記号は「P」。
全線が複線電化されており、大半の列車は西九条駅折り返しであるが、朝夕ラッシュ時間帯は大阪環状線の京橋駅や天王寺駅まで乗り入れる列車も設定されている。
開業当時から長らく、沿線に立ち並ぶ工場勤務者向けの路線として位置付けられており昼間は閑散としていたが、2001年にテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が開園してからはそちらへのアクセス需要が大きく高まっており、ドル箱路線となっている。
ただ、新大阪駅からは一度大阪駅(と西九条駅)で乗り換えなければならないため、新大阪駅から梅田貨物線を経由する直通列車の定期運行を期待する声が多い。
2025年に夢洲で開催される大阪・関西万博に合わせ、桜島駅を起点とする万博アクセスの対応が推し進められた。線内列車を最大毎時12本増発、新大阪~大阪~桜島間の直通臨時列車を設定、桜島駅からシャトルバスに乗り換えるルートを整備した。
2020年3月改正より西九条駅手前に渡り線が設置され、ゆめ咲線が折り返す中線を特急が通らなくなったため、ダイヤの自由度が上がり増発が可能になった。
私鉄の西成鉄道が開業させた路線である。大阪港への人員輸送のために国が借り上げていたこともあり、1906年12月に国有化され、1909年に西成線となった。
西成線は大阪駅から天保山駅(移転の後、桜島駅に改称)までを結ぶ路線であったが、1961年4月に大阪環状線が開業すると、大阪~西九条間は大阪環状線に編入され、残った区間は桜島線と命名された。
1994年にユニバーサル・スタジオ・ジャパンの進出が決定すると、アクセス路線としてこの路線の重要度が一気に向上した。線路の付替えなどを経て、2001年3月1日に安治川口~桜島間に最寄り駅となるユニバーサルシティ駅が開業し、同時に路線の愛称もJRゆめ咲線に決定した。
2014年7月〜2016年2月の毎週土曜日に新大阪発桜島行きでユニバーサルシティ駅のみ停車する臨時快速が運行されていた。
また、北陸方面からの臨時特急「ユニバーサルエクスプレス」を始めとした臨時列車が運行されていたが、USJの来場客が落ち着いたこともあり、2010年春以降は設定されていない。
2025年には、大阪・関西万博に合わせ桜島駅に臨時改札と会場直通シャトルバスのロータリーが整備され、新大阪駅〜大阪駅〜桜島駅間の臨時列車「エキスポライナー」が運行された。
橋下徹大阪市長(当時)は、咲洲地区(新府庁舎、ATC、インテックス大阪、あるいは新コンベンションセンター)の活性化のために、桜島駅からさらに大阪湾方向へ延伸し、大阪市営地下鉄中央線とニュートラムの接続駅となっているコスモスクエア駅まで接続する計画を提案したが、咲洲への大阪府庁移転は結局計画倒れとなった。
しかしこの先にある埋立地の夢洲に統合型リゾート施設(IR)の開業計画が持ち上がったことで、夢洲駅(仮称)までの延伸案が浮上(北港テクノポート線計画の1つ)。
当初は新桜島駅で北港テクノポート線に接続する構想であったが、現在は直接舞洲・夢洲に乗り入れる構想となっている。
2025年大阪・関西万博に合わせてOsaka Metro中央線が夢洲まで延伸したが、桜島線に関してはこの時点で延伸対応を行わず、桜島駅からのバス連絡に留まった。
2025年3月改正より、新大阪発桜島行きの臨時列車「エキスポライナー」が毎日運転されるようになった。新大阪駅を出て大阪駅地下ホームに停車後、梅田貨物線を経由し桜島線に直通する。USJ利用客のフォローとして、途中停車駅にユニバーサルシティを追加し、残りの駅はすべて通過する。
過去には683系を使用した富山発ユニバーサルシティ行きの「ユニバーサルエクスプレス」、
エキスポライナーの前身とも言える新大阪〜ユニバーサルシティ間ノンストップ臨時快速(USJハリー・ポッターエリア開業対応、201系使用)が運行されていたこともあった。
駅番号 | 駅名 | エキスポ ライナー 停車駅 |
乗り換え路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
P14 | 西九条駅 | × | 西日本旅客鉄道 (JR西日本) |
大阪環状線 (大阪駅方面に一部直通) |
大阪府 大阪市 此花区 |
阪神電鉄 | 阪神なんば線 | ||||
P15 | 安治川口駅 | × | |||
P16 | ユニバーサルシティ駅 | ○ | |||
P17 | 桜島駅 | ○ |
直通・区間運用列車の両方とも森ノ宮電車区所属の323系が使用されている。
臨時列車エキスポライナーは323系が主力になるが、平日朝時間帯に限りおおさか東線直通快速の間合い運用として221系8両が使用される。
1991年までは101系、2017年までは103系、2019年6月までは201系も使用されていた。ユニバーサルスタジオジャパン開園以降、103系→201系→323系とUSJラッピングが引き継がれゆめ咲線専属で運用している。
なお、2014年2月に大阪環状線の3ドア集中運用実験の都合で223系・225系が乗り入れたことがある。
掲示板
9 ななしのよっしん
2021/12/19(日) 18:02:45 ID: UW1qLpidnD
※ラッピングはマリオで復活しました
あとゆめ咲線、新大阪乗り入れが数本あっても良いと思うのだが…
線路容量足りないか()
10 ななしのよっしん
2022/04/23(土) 17:38:47 ID: 6nRfiDxlE4
新大阪乗り入れ自体は何度かやってるけど知名度低いのか不評なのか……
万博の時はやるみたいだけどユニバーサルシティは通過させる気がするし
11 ななしのよっしん
2022/11/09(水) 23:45:54 ID: kq+eUjzr2p
経由する貨物線も大阪に止めまれるようになるし、今こそ新大阪乗り入れを復活すべきよ
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最終更新:2025/03/31(月) 00:00
最終更新:2025/03/30(日) 23:00
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