横河武蔵野FCとは、東京都武蔵野市を本拠地とする、JFL所属のサッカークラブである。
|
1939年に横河電機サッカー部(横河FC)として創設され、現在のJFLに所属しているクラブの中で最も古い歴史を持つ。現行のJFLからは第1回から参加しており、2003年にクラブチーム化して以降は2009年で2位が最高順位であり、大抵は良くて中堅クラス、悪くて残留争いの常連となっている。
横河武蔵野FC時代(初期)は、クラブチームでありながらクラブ名のせいで企業チームとよく勘違いされていた。ただ、その名称の通り横河電機との繋がりが根強く(※事実上の親会社と見なして差し支えない)、そのため選手の多くが横河電機の社員であり、新卒選手の大半は横河電機での勤務との両立を選択していた時代であった。
2016年からは10年以上燻っていたJリーグ参入への思いを具現化し、本格的に目指すことになったため、東京武蔵野シティFCに名称を変更、Jリーグ百年構想クラブにも認定された。
2020年にJリーグ百年構想クラブから脱退、運営も横河電機が出資する横河武蔵野スポーツクラブに移管された。2021年に関東1部所属の東京ユナイテッドFCの運営法人であるCLUB LB&BRBと横河武蔵野スポーツクラブが合弁し、チームを共同運営することが発表された。それに伴いチーム名が現名称に変更されたが、2023年7月に提携は円満解消された。
2023年シーズン終了後にクラブ名を2015年までの横河武蔵野FCに戻し、再びJリーグ参入を断念することとなった。
東京都を本拠地とするJリーグ所属クラブにはFC東京、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアがある。
町田が新しく台頭するまでは、Jリーグ3部が出来ていなかった頃のJFLにて、武蔵野を「東京第三勢力」と呼称する人が居た。途中では東京都江東区を本拠地としていた佐川急便東京SCとその座を争っていたが、後でJFLに参入してきた佐川東京のほうが実力が突飛して高かったことも有り、佐川急便大阪SCと合併して滋賀県守山市へ移転するまでは、結果的にその座を佐川東京に明け渡していた。
その後は町田と東京第三勢力の座を争うが、結果的に町田のほうが上だった。
結局、あの日から「第四勢力」という立場から抜け出すことはなかった・・・今になって、Jリーグ入りを本格的に目指すことになるまでは。
概要で述べた通り、武蔵野は企業チーム時代からずっとJリーグへの参入に思いを馳せていた・・・にも関わらず、決断に至るまでここまで時間がかかったのは、ある意味「石橋叩いて渡る」的な精神があると記事作成主は観ている。
やっぱりあの人(武蔵野スタッフ)たちは慎重に慎重な論議を重ねて、本当に少しずつ歩みを進めようとしているよね。
今回J3に行ったクラブの中には、"とりあえずチャンスを逃すな!"という感じで、勢いでJ3を選んだクラブもあったとは思うけど、ホント武蔵野っていうクラブは全体のバランスを崩す事が無い様に、周りの様子を見ながら歩みを進めているんだけど、それはそれで彼らのやり方は僕は正しいとも思っているんですよ。
東京偉蹴『J3リーグ誕生の傍らで〜JFL事務局長インタビュー第3回』
日本フットボールリーグ加藤桂三事務局長(当時)の発言より
また、そんな彼らにとって『Jリーグクラブになること』は「地域(武蔵野市)を盛り上げるための一手段にしか過ぎない」のであると、記事作成主は考える。
現時点でJを狙いはしないが、地域に根ざし、コミュニティの中心となって街を活気づける、賑わいのあるクラブを横河武蔵野FCは目指している。
仮にいまJ2に昇格したとしても、成績以外に観客動員数や財政の問題でJFLにとんぼ返りするのではないか。だとすれば力を蓄えてJにふさわしい内実を備えることが先決だ、あとからJはついてくる──それが現在のスタンスなのだろう。
多くのJリーグクラブが「Jリーグクラブで有り続けること」を第一としている中、武蔵野の場合は他とは異なる・・・が、しかし、これはJリーグにとって百年構想の理想でもあるはずだ。そして、武蔵野の関係者がソース元でも述べている「Jリーグだけがサッカーではない」とはつまりそういうことではないだろうか?
天皇杯本戦には、2000年度に初出場して以降の大会は、予選で大学勢に苦杯を舐め続けられていた。
しかし、2009年度はJFL枠を勝ち取って、予選免除で天皇杯本戦に出場した。初戦の相手は大分トリニータで、Jリーグクラブからの公式戦初勝利まで後一歩のところだったが、ギリギリで追いつかれてPK戦で涙を呑むのだった。
2012年は東京都予選を突破し、さらに1回戦に勝利して、2回戦でJリーグクラブへの挑戦権をつかむ。相手はJ1のFC東京。この試合、0-0で迎えた後半ロスタイムに岩田啓佑の直接フリーキックが決まり、1-0で勝利。ついにJリーグクラブを破った。ちなみにその次(3回戦)の対戦相手は、これまたJリーグクラブ(コンサドーレ札幌)を破ったAC長野パルセイロとなった。
ユース/ジュニアユース/ジュニアとあるが、トップチームに負けず劣らず強かったりする。
下部組織の主な出身者に、阿部拓馬、李忠成、宮崎智彦、常盤聡がいる。
なお、運営はトップチームとは異なり、横河電機の子会社である横河パイオニックスが行っている。
掲示板
提供: Pyun Pyun
提供: 古戦場から逃げるな
提供: 758
提供: 弦巻こころ
提供: tookteck
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/20(月) 08:00
最終更新:2025/01/20(月) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。