ミネベアミツミFCとは (ミネベアミツミフットボールクラブとは) [単語記事]

ミネベアミツミFCとは、宮崎県宮崎市を本拠地とする、JFL所属のサッカークラブである。

ミネベアミツミの子会社・ミネベアアクセスソリューションズの運営する社会人サッカークラブ（実業団）。

概要

日本フットボールリーグ
ミネベアミツミFC
基本情報
創設年	1964年
クラブカラー	青
所属	JFL
ホームスタジアム	・宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場[宮崎市] ・延岡市西階総合運動公園陸上競技場[延岡市] ・小林総合運動公園市営陸上競技場[小林市]
ホームタウン	宮崎県宮崎市
前身クラブ	本田ロック黒潮会サッカー部
サッカークラブテンプレート

元々は本田技研工業系列のキーロックメーカー「ホンダロック」のサッカーチームであり、長年「ホンダロックSC」という名称で知られていた。ちなみに創設はHonda FCよりも8年早い。

2004年に九州リーグ初優勝を果たすものの、JFL昇格をかけた地域リーグ決勝大会は3位に終わってしまい、自動昇格とはならなかった。
しかし、大人の事情とも言える、とある重大事件がきっかけで、JFLへの昇格が決まるのだった。

その後、JFL初参戦は15位で終わり、2年目は最下位の18位となったが、佐川の東京と大阪の合併もあって自動降格を免れたものの、地域リーグ決勝大会 2位のFC岐阜との入れ替え戦で圧倒され、九州リーグに降格することとなる。

それから2年後、再び地域リーグ決勝大会に出場した際はまたしても3位であったものの、JFLから3クラブがJ2に昇格したため、JFLへの返り咲きが決定した。（JFLへの返り咲きはロアッソ熊本以来2例目となる。）

一度降格した時よりも遥かに強くなっているので、宮崎県民の方々には是非応援してやって欲しいと思う。

JFLに所属している期間はHonda FCとの「ホンダダービー」が開催されることになるが、2016年現在に至るまで一度も勝利できておらず、本社越えが大きな壁となっていた。

2023年 1月27日、ホンダロックは全株式が本田技研工業からミネベアミツミへ譲渡され、ミネベアミツミの完全子会社となった。それに伴い、サッカー部も「ミネベアミツミフットボールクラブ（ミネベアミツミFC）」へ名称変更となる。

「Jリーグへ行かないか？」

実は一度だけ、Jリーグへ参入すべく為に宮崎県サッカー協会からその打診を受けたことがある。
なお、この打診は後にホンダロック関係者が「うちは実業団チームとしてやっていくので」と丁重に断っている。

しかし、徳島ヴォルティスのように何かしらのキッカケで一転、Jリーグ入りを目指すことになった件もあるので、もしかしたら、当クラブも将来方針を一転する可能性はあるだろう。

名物サポーター

このクラブが注目されることもある起因の一つとして、知る人ぞ知る、ある名物サポーターの存在がある。

彼は自らを「総統」と名乗り、ホンダロックSCの私設サポーター集団「miy az aki shock boyz」の代表を務めている。
応援では機動戦士ガンダムのキャラクター「シャア・アズナブル」のコスプレをしている。

宮崎県出身で、現在は東京都に住んでいるらしく、歴史漫画の原作を執筆しているなどの活動を行っている。
また、彼自身、一時期ホンダロックの従業員であったことを自身のブログで明かしている。

ホンダロックのことを「偉大なるホンダロック」と、必ず「偉大なる」を頭につけて呼んでいる。
なお、本社のクラブであるHonda FCのことは「ホンダ様FC」と敬称付き。

このブログにおける彼の発言には賛否両論が挙がってはいるものの、中には目から鱗な発言も多数あるので、日本サッカー界の将来が気になる方は、是非参考の一つにしてみてはいかがだろうか。