獄寺隼人(ごくでら はやと)とは、漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』の登場人物である。
9月9日生まれの乙女座で、14歳。血液型はB型。身長168cm、体重は54Kg。将来の夢は、10代目と慕う沢田綱吉(以降ツナ)の右腕になること。主にダイナマイトを武器に使う。口癖は「果てろ」。
口が悪く柄も悪いが、実はお坊ちゃま育ちでピアノが趣味という意外な一面も持っている。
父はイタリア人で、マフィアのボス。母は、イタリア人と日本人のハーフで、その息子である彼はクォーターである。
実母は将来を嘱望された若いピアニストで、その大変な美貌から獄寺の父に見染められた。しかしその当時すでに獄寺の父には正妻がおり、獄寺の母は愛人という立場にならなければならず、ピアニストとしての将来も奪われてしまう。マフィア界では愛人という立場は禁忌とされているため、獄寺の母の待遇は悲惨なものだった。実の息子である獄寺とは離れて暮らすことを強いられ、面会も一年に3度だけ。最期は獄寺父の部下により暗殺された(と言われている)。その事実を8歳の時に知った獄寺は生家を飛び出し、約4年もの間一匹狼として一人で生きた。
ビアンキという異母姉がいるが、彼女とは(一方的に)険悪な仲。獄寺はビアンキの技であるポイズンクッキング(それを食べた相手を体調不良にさせたり、場合によっては死に至らしめる料理を調理する技)の最大の被害者といえる。彼女の調理したポイズンクッキーをピアノの演奏会の度に食べさせられたりと、ことあるごとに被害にあったため、トラウマは深く、彼女の姿を見ただけで腹痛を起こしてしまうほど。そんな悲惨といってもいい幼少時代を過ごした彼だが、唯一心を許した相手が父の主治医で、Dr.シャマルだった。彼にはダイナマイトの扱いを教えられたり、髪型を真似たりとよく懐いていたようだが、やがてそのシャマルも獄寺の元を離れていってしまう。
幼少期の彼はマフィアの一員になることを憧れていたようだが、彼に混じる東洋の血を嫌うマフィア達につまはじきものにされ、一匹狼でいることを余儀なくされた。その時代の彼は悪童、スモーキン・ボムと呼ばれ、それなりに名前が知られた存在だったらしい。荒れた少年時代を過ごしていたが、ある時マフィアである、ボンゴレファミリーの9代目ボスに拾われて、ボンゴレ入りする。
ボンゴレ10代目候補であるツナに命を助けられて以降、盲目的に彼を慕うようになる。その忠誠心は深く、ツナに対する態度と他の人物に対するそれは全くと言っていいほど違う。同時期にボンゴレファミリーに入った山本武には一方的なライバル心を燃やしおり、ことあるごとにつっかかっている。また、年下のランボとも仲が悪く、喧嘩が絶えない。
彼の役どころは主にトラブルメーカーで、その武器であるダイナマイトで被害をさらに拡大させたり、よかれと思ってしたことで逆にツナに迷惑をかけたりしていた。
ボンゴレファミリー乗っ取りを計画する六道骸を筆頭とする黒曜の面々との戦いが描かれている一編。フゥ太のランキングにより並盛中学(彼が所属する中学)の喧嘩の強さランキングで3位であることが判明する。柿本千種との戦い、重傷を負い倒れるがシャマルにより助けられる、黒曜での柿本との再戦、捕らわれていた雲雀恭弥の救出及び彼へ薬を届ける、六道骸に憑依される等、見せ場は多いが終始彼には怪我が付きまとった。余談だが、黒曜へと赴いた日は、彼の誕生日の9月9日であったようだ。
10年後の未来へと何者かによって送り込まれ、不透明な状況のまま、ミルフィオーレファミリーと名乗る集団との戦いへと巻き込まれていく、いわゆる未来編。今までつづられた本編の中で一番長いストーリーで、本誌でも未だ続いている(平成21年9月現在)
今まで同様、強敵との戦い→成長する、という流れも勿論あるが、好敵手的な存在である山本との仲違いから、共闘という流れ、また、異母姉ビアンキとの確執→歩み寄りというような、心の成長も描かれている。
また、ここから、リングと匣(ボックス)兵器を使った戦い方へシフトするため、獄寺の武器も、ダイナマイトから匣(ボックス)兵器へと変わり、マスコット的存在「瓜」も登場する。
一時的に現代へ戻り、ボンゴレ匣を開口できるようになるため、アルコバレーノの試練を受けることになる。
獄寺はコロネロ・リボーン・ヴェルデの試練に参加。
特にコロネロの「戦闘力」の試練ではツナが出るまでもないと、勝負を焦ってしまい、ツナに咎められるが、
その後は、ツナとの見事な連携を発揮し、ツナがX BURNERを放つ時間稼ぎをして、貢献した。
数々のモノローグや、過去が描かれたり、意外な面が多く描かれるなど、エピソードには事欠かないという点で、恵まれた人物であるといえる。
初期のカラーでは茶髪で塗られているカラーイラストもあったが、ごく少数。初期以降は銀髪で統一されている。前髪はセンターで分けられている。瞳は翠色。彼の登場シーンで女子生徒が「ファンクラブ結成決定」と熱を上げる描写があったり、バレンタイン時には数多くの女生徒にチョコを渡される描写があったりするので、美形設定であると思われる。(が、扱われ方は二枚目半的。
身長・体重詐称をしたことがあるが、決して身長は低くない。(漫画巻末の企画でインタビューされた際、身長と体重を偽っていた。後にキャラクターブックである77(セッタンセッテ)により正しい身長・体重が明かされた)
が、他の守護者が高すぎるため、コンプレックスを持っている…のかもしれない。余談だが、身長が1cm違いである雲雀恭弥と比べて、体重が4Kgも軽い。見た目ではさほど変わらないのでやはり筋肉量の違いか?
よく言えば一途で、悪く言えば猪突猛進。ツナに対しては盲目的な忠誠心と、素直さ、明朗さを見せるものの、ツナと、一部ボンゴレ関係者を除いた他の人間に対しては中々心を開かない。本人が明言するところによれば、「年上は敵」。また、雷の守護者であるランボとは兄弟のような仲で、顔を見かければ喧嘩せずにいられない。しかし有事の際にはランボを救ったり、他の守護者の身を案じて助けに行くなど、素直な表し方ができないだけで、実際は仲間意識は強いようだ。
獄寺はほとんどの登場人物をあだ名で呼び、滅多に名前を呼ぶことはない。逆に名前で呼ばれることの方が貴重という、珍しいキャラ。
そこであだ名を(無駄に)一覧表にしてみました。
(※見落とし多数ありそうなので補完などありましたらお願いいたします)
リボーン | 沢田綱吉 | 山本武 | ランボ | 雲雀恭弥 | 笹川了平 | 六道骸 | クローム髑髏 |
リボーンさん | 10代目 | 野球馬鹿 山本 |
アホ牛 | 風紀ヤロー 雲雀 |
芝生頭 | 骸 | クローム |
イーピン | 三浦ハル | フゥ太 | ディーノ | シャマル | 沢田奈々 | 沢田家光 | 柿本千種 |
イーピン | アホ女 | フゥ太 | ヘナチョコ 跳ね馬 |
ヤブ医者 | お母様 | お父様 | 眼鏡ヤロー |
城島犬 | |||||||
アニマルヤロー |
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最終更新:2025/01/03(金) 03:00
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