福生市とは (フッサシとは) [単語記事]

福生市とは、東京都の多摩地域西部に位置する市である。

基本データ

面積……10.16km²
総人口……56,029人（推計人口、2025年 1月1日）
人口密度……5,515人/km²
隣接自治体……八王子市、羽村市、あきる野市、立川市、昭島市、武蔵村山市、西多摩郡瑞穂町
市の木……モクセイ
市の花……ツツジ
市の鳥……シジュウカラ

概要

東京の都心部から西へ約40キロ行った地点にある、武蔵野台地の西端に位置する市。

1970年（昭和45年）7月1日、3万人市制特例法により、人口38,749人、世帯11,631戸をもって市制を施行。「東京都福生市」が発足した。

「福生」は「ふっさ」と読む。

市内を多摩川や玉川上水が流れ、中心部である福生駅のすぐ近くにも多摩川中央公園や多摩川緑地といった公園が複数ある自然豊かな街。

早くから都市基盤の整備に取り組んできたことで知られ、下水道整備率は100％を達成している。

昭和40年代頃から東京のベッドタウンとして発展し、急激に人口が増加した。市域の大半が住居系で、東京の中でも人口密度が高い。

鉄道はＪＲ青梅線、五日市線、八高線の３路線が通っており、５つの駅が存在する。市域面積の狭さもあり、交通の利便性は極めて高い。

行政面積は10.16 km²だが、太平洋戦争後おかれた在日アメリカ空軍横田基地が市域東側の平坦部の約3分の1を占め、行政面積からこれを除くと約6.84 km²となる。これは多摩地域において狛江市に次いで小さく、全国の市でも3番目に小さい。市そのものより基地の方が有名な感がある。東京都であるにもかかわらず、「出身はどこ？」と聞かれた時に福生市と答えても、「知らない」「どこらへん？」「東京にそんな所は無い」と言われてしまうこともざら。