花海ことはとは、『魔法つかいプリキュア!』の登場人物である。CV:早見沙織
当初は妖精の女の子はーちゃんとして登場し、その後人間の姿へと変わった。と言うことではーちゃんとことは、双方についてこの記事で解説する。
それは第4話でのこと。室内が複雑で迷うので入ってはいけないと言われた、魔法学校の図書館の知識の森でガメッツと戦闘せざるをえなくなったみらいとリコ。その時見つけた本から出てきたのは小さな赤ん坊だった。
本自体もリンクルスマホンと呼ばれる、世界が誕生したと同時に生まれ、生きとし生ける物全てを見守り続けてきたと言われる伝説の書物なのだが、なぜこの赤ん坊が本から出てきたのか、そもそもなんでこの本の中にいたのかが不明である。そんなわけで成り行き上みらいとリコがリンクルスマホンとリンクルストーンの力を使って育てることになる。
で、ここいらで玩具のリンクルスマホンの紹介ページにある解説文を絡めながら記述を進めることになる。はーちゃんにはその成長段階に応じて時期設定の名称がつけられている。
このような過程を経て、みらいもリコもモフルンも育てていくうちにはーちゃんを愛するようになり、はーちゃんも2人と1匹の愛情を受け元気に育っていき、プリキュアの戦いを見て自分も頑張ろうとするのだった。
さて、スマホンにおいては最終的にはキラキラ期と呼ばれる姿へと変えるようで、OPでもシルエットでその姿が垣間見えた。その姿になった時、みらいとリコ、モフルン、そして視聴者にどのような驚きを見せてくれるか、ちょっとした話題にもなっていた。
そんなこんなでリンクルストーンもアメジストを手に入れたことでエメラルドを除く11個全てが揃い、はーちゃんがアメジストとスマホンから生み出されたブドウを食べた直後のこと。はーちゃんはおねむになってしまい、スマホンの中でぐっすり寝てしまう。
さらに開かずの扉を開けた先に校長とドクロクシーが対峙、そのやりとりの中でスマホンがはーちゃんごとドクロクシーによって奪われることになってしまった。
みらいとリコはプリキュアとなって戦うが、二人の強い意志が魔法界と呼応し、エメラルドが出現。ところがドクロクシーはエメラルドとはーちゃんが入ったままのスマホンをそのまま飲み込み、強大な力を得て巨大化することとなる。
みらいとリコはドクロクシーの野望を打ち砕くべく、そして愛娘のはーちゃんを取り戻すべく戦う。最終的に人の繋がりの大切さがドクロクシー体内のはーちゃんに呼応し、ダイヤモンド・エターナルによって打ち倒すことができたが、その強い怨念が残り、2人を襲おうとした……その時である。
おめでとう!はーちゃんはキラキラ期に進化した!ってそこB連打すんな。トコトコ期の方が可愛いってのは分かるけど。
そこに現れたのは、姿は妖精のまま小さいものの、外見的にはみらいやリコとと変わらない年の少女。その強い力によって怨念の闇を打ち破り、ドクロクシーの正体である今は亡きクシィの御魂を天へと帰らせていった。
それとともにはーちゃんは強い光に包まれて、スマホンを残したまま何処へと消えてしまったのである。ただモフルンは彼女の甘い匂いを遙か遠くから感じたようで、またいつか会えるだろうと告げたのだが……その直後に余韻をぶちこわすCMは勘弁してくれませんかね。
それから1ヶ月もの間、みらいとリコ、モフルンは甘い匂いというわずかな手がかりを元にはーちゃんの行方を探すが、ようとして知れないままだった。はーちゃんがいないことから空虚な思いをしている2人と1匹。リコは魔法を使いこなせるようになれればはーちゃんを見つけられるかも知れないと、魔法界に戻る決心をするほどだった。
そんな矢先、蘇ったヤモーがドクロクシーの骨から生み出したスーパーヨクバールで襲いかかってくる。その猛攻に太刀打ち出来ない2人だったが、その時突如として現れた不思議な少女。彼女に呼応する形でリンクルスマホンが光り出し、彼女は手に持ったエメラルドを用いて「キュアップ・ラパパ!」と叫び変身する。
プリキュアになってスーパーヨクバールを倒したその少女。それは大きくなったはーちゃんそのものだった。彼女はこれまで育て、愛し、守ってきてくれた、みらい・リコ・モフルンの力になりたいという思いをエメラルドの力にこめることでプリキュアへと覚醒、変身したのである。
感動の再会からまた物語が動き出すことになるのだが、結果としてエメラルドを発見したわけで、リコとはーちゃんは魔法界に戻されそうになる。そこでみんなで「私の家族だから」と校長に懇願する形で承諾を得てみらい・リコ・モフルンと一緒に暮らすことに。
その流れで朝日奈家に居候するわけだが、みらいの母今日子から名前を聞かれると、校長から言われた「素直な言の葉は、時に魔法となって人の心を動かす」という一言から「ことは」と名乗り、さらにはーちゃんが見たという「海のように広がる花畑」からリコが連想して「花海」の姓が加えられ、結果「花海ことは」と名乗るようになる。そして、ナシマホウ界ではリコ同様留学生として津成木第一中学校に編入することとなった。
外見はキラキラ期で見せた姿をそのままみらいやリコと同年代の少女にまで大きくした感じだが、羽根はなくなり、瞳に映った花の模様も無くなっている。性格ははーちゃんの時のまま無邪気で天真爛漫、さらにまだ幼かったのが急激に成長したためアホの子要素というか純真無垢な面も含んでいる。飛べなくなったのに飛ぼうとして落っこちたり、大きさの感覚がつかめず狭いところを通ろうとして挟まったりするなど、はーちゃん時代の癖が抜けないこともある。
また、育ての親の影響を受けてか、みらいの好奇心旺盛さ、リコの真面目さや努力家な面、モフルンの聞き分けの良さなどを受け継いでおり、口癖もはーちゃん時代からの「はー」だけでなく「ワクワクもんだしー」などみらリコ2人の物も受け継いでいる。あとついでに言えばイチゴメロンパンを大量に食べたり、魔法界のカボチャドリ祭りでお菓子を大量に食べようとしてお腹を空かせるなど、今回の大食い枠。隠れ大食い兼羊羹入れようとする和菓子屋の娘や歴代屈指の大食いだったりと緑キュアは食に関するジンクスでもあるんですかね。とはいえ、みらいもリコも結構な食べ盛りだったりするが。
元がリンクルスマホンから生まれた妖精だけあってか、魔法の能力には長けており、スマホンのタッチペンを魔法の杖代わりにして使用、呪文を唱えるとスマホンが呼応し、物を自在に動かしたり変化させたり、等価交換の法則を無視して何も無い状態から物を生み出すなど、難しい魔法もいとも容易く使え、リコも愕然とするほど。とはいえ、魔法を濫用することもあるので、リコからたしなめられることもしばしば。
魔法のほうきもみらいとリコが使っている物を元に自らの力で生み出した、緑の柄とピンクの穂先という専用の物(こっちは案の定おもちゃでも発売)を使うことになり、既に後期OP映像などで出ていた魔法学校の制服も、夏休み期間中魔法界で過ごすことになったのを受けてこれまた自分の魔法で作り出し、魔法学校の生徒たちを驚かせることに。
もっとも、本人はなんで魔法が使えるのか、なぜ大きくなれたのかは分からない模様。それどころか、そんなのを気にするよりも、大好きなみらいやリコ、モフルンに甘えて幸せに暮らす方がいいようである。ただ、ことはの感情や意志がエメラルドやスマホンと連動しているのは確かで、ことはが落ち込んだり寂しい時にはスマホンが呼応せずに魔法が使えないかと思えば、みらいやリコを救いたいという強い意志が感じられればエメラルドがそれに応える形でプリキュアに変身出来たり強力な力を発揮することができる。
ついでの話だが、上述の誕生経緯もあって、ことはに関しては誕生日の設定が公式にはなされていない。公式サイトを見ても記載は無く(後年客演の『わんぷりむーびー』の公式サイトでも同様)、ドラマ&キャラクターソングアルバム『ドリーム☆アーチ』のドラマ第4話(劇中時系列ではリコの誕生日回の数日後)でも「はーちゃんの誕生日を祝いたいけど誕生日がいつなのかわからない」という言及も成されている。ただ劇中では「仮の誕生日を作って祝おう」という形になっている。
実はここでめんどくさいことが一つ。プリティストアが「ミラクル・マジカルに続いてフェリーチェもバースデーグッズ&キャンペーンを12月3日に行う」と突如公式Twitterで発信したのだが、設定に関しての伝達ミスや勘違いがあったのか、後にこの告知が削除され、「スイーツコレクション」として再告知の上で発売されている。
しかし、この時の「12月3日」という言葉が一人歩きしてしまい、以降この日をことはの誕生日と見なして祝う人も見受けられる。もちろん、前述通り仮の誕生日を設定するということや過去の事例(誕生日が分からないが仮の誕生日を作って祝ってもらった亜久里など)も踏まえればこの日を仮の誕生日とすることができる。しかしあくまで「公式には誕生日は不明」であることに留意しておくべきだろう。
はーちゃんこと花海ことはが変身するプリキュア。オールスターズ方式で44人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと45人目)のプリキュアになる。ちなみにフェリーチェ(felice)はイタリア語で幸せや幸福を意味する。間違ってもミルクと混ぜるだけのあれとかイタリアカラーな改造ガンプラとかじゃないよ。
カラーリングとしてはこれまでのはーちゃんの姿同様のピンク色の髪に緑と白を基調としたドレス姿で、キュアミント、キュアマーチに続く3人目の緑系プリキュアとなる。また妖精からの転身はミルキィローズ(厳密にはプリキュアでは無いが、オールスターズの枠内で、と言うことで)、キュアビート(覚醒した代償で妖精の姿に戻れなくなってしまったが)に続いてこれまた3人目。
ただ、キュアミラクル・キュアマジカルに続く作中3人目かつ単独変身可能なプリキュアというスタンスとしてはシャイニールミナスに近いかもしれない。あと成り行き的には『おジャ魔女どれみ』のハナちゃんとか。
初戦はフェリーチェ本人も自分の力を把握できていない描写も見られたが、スーパーヨクバールに対してはその実力を見せつけ、ついにはヤモーでさえ単独の技で浄化するなどチートクラスの強さを予感させた。しかし、その後27話から現れたドンヨクバールの攻撃に対しては単身では受け止めることができず、苦戦するようになり、3人の力を合わせることで応戦している。
これまで自分が生まれ住み家にして来たリンクルスマホンをそのまま変身アイテムとして使用し、「キュアップ・ラパパ!エメラルド!」と唱えてリンクルストーン・エメラルドをはめ、タッチペンでFの字を書きながら「フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!」と唱えることで変身する。
変身時に姿も声質も大人っぽくなるのはミラクルやマジカルと同じ。特に声質は、はーちゃん/ことはの時の高い声から、演じる早見沙織の本来の声質に近い低い声となり、口調も敬語となってかなり理知的かつ大人びた感じとなる。もっとも、根っこの部分でははーちゃんのままなところがあったりするが。
また、姿が変化する際にこれまでのはーちゃんの成長過程が段階的に投影されて大きくなるとともに、かつてのはーちゃんの頃にあった瞳の花模様や羽根も復活、羽根がある事で飛行も可能となる。
ただし、ミラクル・マジカルの2人と異なり、カラフルスタイルのようなフォームチェンジは無い(2人に倣う感じでエメラルドスタイルという名称はある)。上位フォーム(スーパープリキュア)であるアレキサンドライトスタイルもダイヤスタイルを元にした魔法つかいを思い切りあらわした2人と異なり、エメラルドスタイルを元にロングドレスかつ頭部に巨大なお団子ヘアと、妖精の女王と言った感じになっている。
戦闘時のアイテムもスマホンのタッチペンが変化した追加戦士恒例の専用アイテム、フラワーエコーワンドを使い、浄化技として花魔法を放つことになる。また、銀のリンクルストーンを使えばミラクル・マジカルと同様に銀魔法を使うことが可能。もっともピンクトルマリン専門で、花形の物体を出してバリアにしたり包み込んで回復や浄化をすることができる。使用頻度高すぎてネット上では「ピンクトルマリンさん過労死するんじゃ」と囁かれたりも。
あ、世の親御さんたち、リンクルストーンの単独販売もあるほか、ワンドにもエメラルド付くそうですよ、スマホン買い増ししなくてもいいようです。
余談となるが、フェリーチェの存在自体はある意味毎度のことではあるが玩具のリンクルスマホンの解析によって早期に判明していた。そもそも第1話でモブの猫役に早見を配役している時点で「絶対これはやみんこれっきりじゃねーだろ!」と総ツッコミだったのだが。もっともその猫は第10話や後期OPなどで再登場しているが。
しかし、今回あまりにも異例なのは、なんと、公式側自ら登場1ヶ月前となる6月1日に入っていきなり公式サイトや幼児誌、各種ニュースサイトで詳細な公式発表を行い、それにあわせる形で玩具やボーカルアルバム、後期主題歌の情報も立て続けに解禁した点である。幼児誌に関してはフラゲによって解禁日数日前に明らかにされてしまったものの、これまでの追加戦士は劇中で情報を小出しにして引っ張った末に明らかになっていたのが、今回こうしたアクションを公式側で積極的に取ったため、驚きをもって受け止められている。
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以降は、『魔法つかいプリキュア!』最終盤のネタバレが書かれています。 了解した上で読み進めて下さい。 |
実はことはの正体は物語上の大地母神、マザー・ラパーパの力を受け継ぎし者である。
もともと魔法界とナシマホウ界は「花の海」と呼ばれる一つの世界であり、そこには母なる樹がそびえ、ラパーパはそれを依り代として民を見守っていた。ところが終わりなき混沌・デウスマストが侵攻し、世界を飲み込もうとする。ラパーパは世界を守るため単身で立ち向かい、デウスマストを宇宙の彼方へと追放することができたが、その代償は重く、大地から分離された母なる樹と共に時空を彷徨うことになる。残された大地はナシマホウ界として一つの世界を形成、母なる樹はいつしか魔法樹と名前を変え、それを中心とした魔法界としてもう一つの世界を形成していった。ラパーパの力の残滓は魔法樹に、そしてリンクルストーンやリンクルスマホンとして残り、リンクルスマホンからことはが生まれることになる。だからこそリンクルスマホンと連係することで強力な魔法が使えたわけである。
デウスマストとの最終決戦で、太陽魔法を完成させ、巨大な姿となったフェリーチェ。ミラクルとマジカルともにデウスマストを遙か彼方に追いやることができたが、再び混ざり合った世界は混沌の影響を受けすぎて分離しようにも不安定となってしまった。その状態を解消するため、女神と化したことははその手伝いをすると、みらい・リコ・モフルンと別れることになる。しかし消え去るときにこうとも伝える、「いつでもみんなのことを見ていられるから。私はみんなとずーっと一緒。つながってるよ」と。
そして数年の時が経ち、みらいとリコが再会するときにあの頃の姿のまま現れるのはまた別のお話―。
……だったのだが、続編『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』で、謎の青年アイルが使うデウスマストの眷属の力によって弱体化させられてしまう。はたしてことはの今後やいかに?
掲示板
107 ななしのよっしん
2025/03/23(日) 01:26:10 ID: QWDy7ExZrF
>>95
2期は10話にしてようやく初ピントルバリアだったな
新変身バンクは優雅さ(と少しエッチ度)が増してフェリーチェによく合ってて好き
108 ななしのよっしん
2025/03/23(日) 15:53:19 ID: EL8sDKFvVx
現状を脱却するために一度記憶を捨てなきゃならんのはつらいですね。でもみらいが言ってるようにきっとまた思い出せる!またお会いしましょうのセリフがラパーパでしたね。
109 ななしのよっしん
2025/03/30(日) 15:34:02 ID: EL8sDKFvVx
ひーちゃんははーちゃんの中で存在し続けてるってわかったけど、二人はそれぞれ独立した別人格ってことでいいんですかね?表に出てくる人格が自由に交替できたりしたら面白いんだけど。
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最終更新:2025/04/12(土) 00:00
最終更新:2025/04/11(金) 23:00
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