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この記事はゲイに関する内容を取り扱っており、 未成年にはふさわしくないリンクが含まれています。 |
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この記事は20年以上前のアダルト業界のできごとを扱っているため、 |
COATルミエール戦争(2002~??)とは、ゲイ向けAVメーカーのCOATコーポレーションとゲイ向けアダルトショップのルミエールによる一連の対立である。
一説にはこの騒動が「真夏の夜の淫夢」がネットミームとして広まった発端だと言われている。
COATコーポレーション(以下、COAT)は1991年に創業した日本のゲイビデオ制作会社で、他の同業他社と違い、下北沢駅前で素人をスカウトして男優を確保していた。また、ゲイ雑誌『薔薇族』と結び付きが強く、創刊者の伊藤文學がいわゆる「ラブオイル校長」役としてCOAT系のビデオに出演することもあった。
その一方で、公立高校の教師と結託して高校生をAVに出演させたことで、1996年に社長含む6名が逮捕されたり、公共の場所で撮影を行って映り込んでしまった一般人にモザイクをかけないまま販売したり(一般通過爺など)、法やモラルを無視するような経営姿勢も見受けられた。
ルミエールは新宿2丁目のゲイショップで、アド街ック天国で紹介されたこともある有名店である。かつてはゲイビデオを制作していたが、競合他社の台頭で2000年頃に撤退している。近隣の兄弟店に少年愛専門の「メモワール」があったが、児童ポルノ規制強化により閉店して中古専門店「コンボイ」という店になっている。
また、ルミエールの経営者の平井孝はゲイ雑誌『Badi(バディ)』を出版するテラ出版も経営していた。Badiは比較的後発の雑誌ながら当時ゲイ雑誌で国内発行部数1位を誇る勢いのある雑誌で、「ゲイは後ろめたいもの」と捉える『薔薇族』に対し、よりオープンな同性愛を訴えて伊藤文學としばしば論争を引き起こしていた。さらに、1990年代になると、ルミエールはゲイ雑誌に他のAVメーカーを揶揄するような広告を度々掲載し、他社を挑発していた。こうした事情もあり、ゲイ界隈では「ルミエール陣営が業界を牛耳ろうとしている」と評価する者もいた。
ゲイ雑誌『Badi』といえば、まだ『薔薇族』がゲイ業界一の雑誌だった頃に、ライバル誌として殴り込みの創刊をした事でも有名だ。同じ系列のゲイショップ『ルミエール』を使い、創刊前に準備号を無料で配るなど大々的に宣伝。数年で『薔薇族』を追い越し、2004年には排除する事に成功。
『薔薇族』編集長の伊藤文学氏が異性愛者だった事から、『Badi』は同性愛者が作るオープンなゲイ雑誌というイメージでの誌面作りであった。それまでゲイ雑誌の表紙はイラストが中心だったが、ゲイの一般モデルを起用し明るさとオープンさをアピール。『薔薇族』のほの暗いイメージとは対照的であった。アダルトからカルチャーまで幅広く扱い、大々的にゲイパレードをバックアップする等、LGBTの一般社会への認知にも貢献した。また、ドラァグクイーンの『マーガレット』『ブルボンヌ』『マツコ・デラックス』が、この雑誌の編集長や編集者だった事もあり、彼らがテレビなどで活躍している今を考えれば、多大な影響力を残したといっていいだろう。RainbowNet Japan(2018/12/30)「ゲイ雑誌『Badi』が1月発売の3月号をもって休刊」
より(2025/01/22閲覧)
2000年代に入ると『薔薇族』の影響力が低下したこともあり、ルミエール陣営は全国に4店舗(新宿・福岡・京都・札幌)を展開し、業界最大手でバックに『Badi』がいるという立場を活かして新作AVもメーカーから安価に仕入れて販売していたことで、これに反発するCOATやKOカンパニーなどのAVメーカーとの間で軋轢が生じた。
03: 名前:ご意見番 投稿日:2002/11/16(土) 21:08
またアノ平井氏がやらかしてくれるのか・・・。
(中略)
だいたい多彩なメーカーの商品を安価で仕入れて高く売りつけ、
そのまた上をいく中古販売なんてバカバカしい。
今まで正規で仕入れ、販売していたのは何だったのか。
メーカーから反発を食らうのは必至だろう。
コートは卸値を一律60パーセントにしているが、
ルミエールでのコートの割引率を見てみると、どう考えても、
ルミエールのみ他ショップより安価で仕入れているに決まってる。11: 名前:あのね、 投稿日:2004/06/30(水) 23:09
ルミの社長がビデオメーカーさん達に圧力かけて仕入れ値を激安にしてるのは既に周知の事実でしょ。 私は某ショップに長年勤めていたものですが、毎回どこのメーカーさんも泣き言こぼして帰ってましたよ。
あそこだけ仕入れ値半額を強要するから。
でも、かなりの本数が出るから泣く泣く従うしかないんだよね・・・。
他にもあの糞社長の裏話はゴマンとある。
RainbowNet Japan 「ルミエール@東京新宿 批評掲示板」
より(2024/12/24閲覧)
そして、COATは直営店「collection」を全国(高松・松山・新潟・札幌・福岡・名古屋)に出店してルミエール優位に対抗しようと試みた。特に、ルミエールと競合する札幌ではCOAT作品を直営店にしか卸さなかった。これに怒ったルミエールはCOATを業界から締め出そうと、COAT作品の高価買取・中古激安販売を敢行した。このときルミエールに貼られていたチラシには「破産寸前売れていないメーカーの作品が激安!」とCOATを煽るような文句が書かれていた。また、COAT作品の情報は『Badi』誌にも掲載されなくなった。
COAT/KURATATSU 商品について、札幌ではcollection札幌店のみの取扱いとなります。他店では取り扱っていません。
collection (2004) 公式ホームページより
(2024/12/23閲覧)
コートとBADI(ルミエール)が喧嘩してるそうである。真偽はともかく、伝え聞くところによるとBADIの社長がゲイ業界を牛耳ろうとしているとか。(中略)ただ、その抗争の結果、コート作品のグラビアはBADIに載らなくなったし、ルミエールやメモワールでコート作品が買えなくなった。
machida_syuji (2004/10/10)「薔薇族廃刊に思う~コートのフリーペーパー創刊を望む~」『マチダタイムス 本館』
より(2024/12/21閲覧)
一方、当時のゲイ業界では中古AV販売がメーカーの著作権を侵害しているというのが暗黙の了解で、メーカーや雑誌の圧力もありアダルトショップは中古販売を自粛していた。しかし、中にはこれを無視する店やネットオークションでの取り引きも出てきて問題視されるようになった。
ゲイ向けAVメーカー10社(COATは不在)は2000年にAVの中古販売を行う寿エンタープライズに対し、中古販売が著作権侵害であると主張し、販売停止と損害賠償を求めて裁判所に訴えた。しかし、2002年1月31日に東京地裁は原告の訴えを退け請求棄却とし(東京地裁 平成12年(ワ)第15070号 損害賠償請求事件)、控訴審の東京高裁でも同年11月28日に同様の判決が下され(東京高裁 平成14年(ネ)1351号 損害賠償請求控訴事件)、原告が敗訴している。
中古ゲイビデオ販売が違法でないとされたことでメーカーも渋々認めざるを得なくなり、アダルトショップは2002年から次々と中古販売を開始することになる。ルミエールも本店の斜向かいに中古ショップ「コンボイ」を開業したほか、全国(確認できるだけで13店舗)に支店をオープンさせていった。一方のCOATも大阪・札幌に中古ショップ「re-collection」をオープンし、変化する業界に対応していった。
新宿2丁目にあるゲイショップ「ルミエール」が、中古ビデオの販売開始の予定があることを示唆した。 当サイトの電話での問い合わせに対応したルミエールのスタッフの話しにより判明した。
ただし「販売の予定はあるが、詳しい事などはまだまったく決まっていない。」との事。(中略)
ゲイ業界に多大な影響力を誇るルミエールが中古販売を開始するならば、次々と他店も中古販売に乗り出すことが予想される。
ビデオメーカーにも恩恵がある中古販売のシステムを構築し、販売に乗り出してほしいと思うのだが、そのあたりがどういった形になるのかが非常に興味深いところだ。RainbowNet Japan (2002/11/16)「ビデオ業界に大激震!新宿ルミエールが中古ビデオの販売開始のつもりがあることを示唆!!」
より(2024/12/21閲覧)
一方、COATでは「JAPAN」というレーベルを担当していたバットマン(淫夢)がCOAT幹部の熊野功一と対立した結果、独立して新レーベル「JAPAN PICTURES」を設立。業界ではルミエール側に立ったようであり、これを快く思ってないCOATがバットマン(淫夢)に対し嫌がらせをしているとの噂が立つようになる。実際、collectionの一部店舗ではJAPAN PICTURES作品は販売していなかった(大阪店では販売していたようである)。
15 :禁断の名無しさん:02/09/22 17:24 ID:frjjdQ7Y
稲吉ってのは、昔コートの社員で、「バットマン」としてカラミ役やってたけど、
コートを裏切ってJAPANを設立して社長の座におさまり、今度は「ゴーグルマン」として
カラミ役やってる。らしい。
そして、コートが稲吉に対して執拗な嫌がらせを続けている。らしい。2ch (2002/9/22)【バットマンから】稲吉の粗チン【ゴーグルマンへ】
より(2024/12/23閲覧)
No.19 JAPANPICTURES 健一 [N2102V] 03/21(日) 07:58 返信
札幌店に初めて行ったんすけど、JAPANPICTURESの商品がなくて、残念でした。
入荷しないんですか?No.23 RE:JAPANPICTURES 管理人 [Windows/XP] 05/03(月) 17:54
申し訳ございませんが、お問い合わせの商品は、お取り扱いしておりません。collection (2004)「お問い合わせ掲示板」
より(2024/12/23閲覧)
※この節は以下の折りたたみにある掲示板の書き込みのみを根拠としているため、信憑性が下がります!
0546 名無しより愛をこめて 04/09/28 18:04:39 ID:xB8RFibu
今回の件はね、ゲイビデオ業界で覇権を競う、ルミとコートの戦争の一環なのよ。
ルミエールというのはゲイショップ界の最大手なんだけど、殿様商売を地で行く経営方針から、
ビデオメーカーから嫌われている。
そして、多田野や立正大生、仮面ライダーの出演ビデオのメーカー、コートという会社も、幹部の熊野のえげつないライバル潰しのやり口が、 ライバルビデオメーカーから不興を買っているのよね。
そしてある日、熊野はルミエールに反旗を翻し、なんと直営ショップを全国に展開させるという
暴挙に出たのよ。これに怒ったのが、ルミエールの平井。なにしろ、今までゲイビデオ業界に独裁体制を敷いていたのに、1番人気の最大手レーベルに出し抜かれてしまったんですもの。0549 名無しより愛をこめて 04/09/28 18:10:14 ID:xB8RFibu
頭にきた平井は、自分の店からコート作品(新作)の締め出しを図り、中古ショップでの高価買い取り&大安売りを展開。さらに、他のビデオメーカーを自分側に付けさせて、コートに対抗しようとしたの。
対するコートは、同じくルミエールに不満を持つKOと提携。直営ショップで中古を扱い始めた。
最初は中古ビデオを弾圧していた平井が、金になるとわかった途端、中古専門ショップをオープンさせると言った傍若無人ぶりを発揮したことへのリベンジといえるわね。0553 名無しより愛をこめて 04/09/28 18:21:22 ID:xB8RFibu
そして争いは、出演者のの暴露合戦に及ぶようになったわ。ルミエール側が、マスコミに
TDNやK村のビデオ出演をリークしたの。この2chでも大騒ぎになった、TDNのことよ。
これに即座に反応したコートは、ルミエール陣営の最有力ビデオメーカー、JAPAN(元々はコートの1レーベル。しかし責任者が熊野と喧嘩別れして独立、ルミエール側へ) の、まだコートにいた頃のビデオを持ち出して、某大学の部員が出ていることを暴露、 「ゲイビデオ出演は、そのラグビー部でも伝統行事の1つだった」ということまで喋ったの。 これで、JAPANはそのラグビー部からビデオ出演者を獲得できなくなってしまった。0556 名無しより愛をこめて 04/09/28 18:30:07 ID:xB8RFibu
その騒ぎの過程で、コートのモザイクの薄さが問題となり、以後、コートはビデ倫を
通さざるを得ない状況に陥った。他のメーカーはコート1つに罪を着せ、ビデ倫を通さず、
薄消しで販売し続けているのに、よ。これによりコートの売り上げはダウンしたわ。
でも、コートだって負けてはいない。先述したKO(関西の大手)と同盟を結んで、直営店全国展開作戦を続行して、売り上げで巻き返しを図ろうとしている。さらに、ルミエールの中古ショップでガス爆発騒ぎを起こすといった、強硬手段にも出るようにになったわ(その後、仕返しで、今度はコート直営店の配電盤がやられた)。0557 名無しより愛をこめて 04/09/28 18:30:07 ID:xB8RFibu
だけど、優位に立っていたはずのルミエール側に、最近、亀裂が走っているの。ルミエールトップの平井と、JAPAN代表の伊達(今回の騒動の全仕掛け人と目されている人物)がトラブルを起こしたらしいの。
それがどのように影響するか。ルミエール陣営についているビデオメーカーは、みな、コート・KOとゴタゴタを起こして恨みを持つ人物ばかり。「コート・KO憎し」で固まっていたのだけど、だからといって、そのメーカー同士決して仲がいいわけではない。司令部での争いがきっかけで、連合崩壊する危険が出てきたわ。
一方のコートも、全国展開の再に借金が膨れ上がった上、売り上げが下がって火の車。さらに、反ルミエール同盟のKOとは、実は仲が悪いの。こちらも同盟解消が起こりうるわ。
さぁ、今後、どんな戦争が起こるのかしら。次に戦争の犠牲者となるタレント・スポーツ選手は誰かしら?フフフ…2ch「仮面ライダー剣の椿隆之にホモビデオ出演疑惑 2」
より(2025/01/22閲覧)
※記事の見た目を良くするため初版編集者が改行位置を変更
対立が頂点に達した両社は互いにビデオに出演しているモデルを暴露し合うという行動に出たらしい。
まずルミエールがTDNやPOPOの出演をマスコミにリークしたようである。特にドラフト期待株だったTDNについては当時所属していた立教大野球部の監督も認めた(ついでに後輩にセクハラしていたこともバラされた)ことで野球界の一大スキャンダルとなり、後の「真夏の夜の淫夢」のネットミーム化につながった。
これに対し、COAT側はCOATから独立してルミエール陣営に付いていたバットマン(淫夢)の「JAPAN PICTURES」レーベルのCOAT時代のビデオを持ち出し、大学ラグビー部員だったAKNMの出演を暴露したらしい。それと同時に、「ゲイビデオ出演は、そのラグビー部でも伝統行事の1つだった」ことも明かし、同レーベルはこのラグビー部からモデルをスカウトできないようにさせたという。
さらに両社による暴露合戦は続き、某ヒーロー俳優や大学生らの出演がリークされたのもこの影響という。
こうした暴露合戦の影響はゲイ業界を超えて、スポーツ界へと波及した。ドラフト指名有望だったTDNは指名を回避されてしまい、NPBでのプロ入りが頓挫し、アメリカでマイナー契約をすることになる。このほか、出演者が所属していた部活動にマスコミが問い合わせてきたり、日大ラグビー部員の出演が暴露された件では部長と監督が辞任するという事態も起きたりした。
ただし、週刊誌をはじめとするマスコミは基本的に取材源を秘密にしなければならない原則があるため、この話が確証を持ってされたものである可能性は低い。しかしながら、当時の両社が激しく対立していたこと、それと並行して大学の運動部員のビデオ出演が相次いで報じられたことを考えれば、ある程度説得力のある説明ではある。
また、月刊誌『実話GON!ナックルズ』の2005年2月号に「知られざるホモビデオ業界の深層 有名人ホモビデオ続出の裏の、そのまた裏にあった2大メーカーの仁義なきリーク合戦」という記事が掲載されているようであり(情報元)、COATルミエール戦争について取り上げているようだ。
その後も両社は歩み寄ることはなく、2004年にはルミエールとCOATの取引が終了したことが発表され、2006年にはコンボイがCOATを揶揄する広告を掲載したことが確認できる。
常にトップレベルの品質でゲイビデオを提供してきたコートコーポレーションが、自社WEBサイト上で、ゲイショップ「ルミエール」との取引を終了させたことを明らかにした。
新宿エリアのショップでは、今後は、Free man、ブックスローズ、etc.BOXのみでコートのビデオ&DVDが取り扱われるという。RainbowNet Japan (2004/5/15)「ゲイビデオメーカー『コート』が、ゲイショップ『ルミエール』との取引を終了!」
より(2024/12/21閲覧)
ゲイ雑誌「月刊サムソン 2006年7月号」にて、ちょっと注目したい広告が掲載されていた。その広告とは、中古ゲイビデオ販売店として、ゲイ業界では有名な「コンボイ(新宿店 京都店 札幌店)」の広告である。
その広告には大々的に中古ビデオの安売りを謳う文句が踊っているが、その表現の一部に“面白い”と言う声と“やりすぎだ”と言う、賛否両論の声があがっている。
『オールくされビデオ大破格フェア 毎月1日~5日に集中大処分』と題された、その広告には、さらに以下の様に続いている。
『パーケージのないビデオ類は超お買い得です 売れないメーカー、倒産メーカー、くされメーカー品大処分です』まだ、この程度は序の口、何も問題にはならない。両陣の的となっているのは、このあとに続く一節。
『コートの作品は全て売れませんので、買い取り価格は安いです。ご了承下さい。コートは新作発売日よりチュウ古店に並ぶバッタ作品ですので、新作でも中古以下です。』と、特定のメーカーをあげつらうのは、どうか?と言う意見もある。
RainbowNet Japan (2006/5/20)「中古ビデオ店コンボイのユニークな広告『くされメーカー コート』。やりすぎ?面白?ちょっと…な広告。」
より(2024/12/21閲覧)
騒動から6年後の2008年にも両社の対立関係が続いてるという2chの書き込みがあり、それ以降もこれといった情報もないため、和解していないようである。
0049 ウホッ!いい名無し… 2008/10/29(水) 23:40:34ID:fdT/D1h4
江島vsルミ連合の対立が解決されないまま、今年で何年目かしら…
最近配ってるコンボイのバーゲンチラシを見る限りでは、いまだに徹底抗戦の構えのようね
あいかわらずCOATに対して敵意むき出しよwBADIも巻き込んでの持久戦もあんまり意味無いみたいね2ch (2008/10/29)「ホモビデオにありがちなこと」
より(2024/12/21閲覧)
対立が続く中、COATと同盟関係にあったKOカンパニーが寝返ってルミエール側についたことで対立は小康状態に。続く2013年にCOATのレーベル「COAT WEST」から奈義、EMT、サイバーZらが引き抜かれ「G-BOT(BOYSLAB)」として独立してこちらもルミエール陣営についたようである。
時代が下るにつれ、ゲイ向けAVも店舗販売からインターネット通販へとシフトしていき、店舗の重要性が相対的に低下したことでアダルトショップの数は減少に転じていった。各メーカーも独自に通販や配信サイトを整備していき、メーカーと販売店の争いは落ち着いたようである。ただ、ノンケ向けAVにおけるFANZAのような複数メーカーを包括的に扱う巨大プラットフォームは今のところ存在しない。
2024年現在、COAT直営店はすべて閉店しており、COAT作品の取り扱いがある店舗は全国で20店舗ほどしかない。もちろん、その中にはルミエールやコンボイ(福岡店)は入っていない。ただ、COATが運営する動画サイト「CK DOWNLOAD」では2015年から『Badi』レーベルの動画を配信している。
ルミエールは現在も営業を続けているが、新宿のコンボイはルミエールに統合される形で縮小されているようである。支店としては福岡にルミエールと合体したコンボイ+Plus HAKATAがあるのみである。また、ルミエールと関わりが深い『Badi』誌は編集部からマツコ・デラックスを輩出したことでも知られていたが、2019年に休刊している。
しかし、インターネット販売網等の新しい流通が出来ると、ゲイ業界の全てをコントロール出来なくなってきた『Badi』『ルミエール』陣営は少しずつ弱体化。ここ数年は『Badi』の紙質の悪化や広告ページの激減などが見られ、常に休刊や廃刊が噂されていた。逆にここまで生き残れた事が奇跡なのかもしれない。
RainbowNet Japan(2018/12/30)「ゲイ雑誌『Badi』が1月発売の3月号をもって休刊」
より(2025/01/22閲覧)
こうしてゲイアダルト業界で覇権を争った2社だが、抗争は業界にとって悪い影響のほうが多かったようである。
ビデオを安価で手軽に購入したい消費者からすると、COATの新作がルミエールで購入できなくなり、直営店でメーカーの言い値で買わざるを得なくなったのは不便なことであった。その上、両社の抗争は単に自社の利益やプライドを優先して消費者を置いてけぼりにしたものだったため、ゲイたちの目線は基本的に冷ややかだった。
また、ビデオ出演者の暴露がリスクとなったことで、メーカーは出演者を募集しにくくなってしまった。そして何より、「真夏の夜の淫夢」のミーム化でネット民がゲイビデオ出演者をネットのおもちゃにして遊ぶという状況も作り出してしまい、TDNをはじめとする出演者たちの人生に多大な悪影響を与えてしまった。そのほか、COATは毎年8月10日にはホモガキが本社(野獣邸)付近に群がるという迷惑行為にも悩まされることになる。
掲示板
131 ななしのよっしん
2025/02/14(金) 23:27:04 ID: sZlDKLVF00
>>125
衰えたとはいえ一定の人口を遺したまま滅ぶと
中国の西晋→東晋みたいに余所で結集して再起しなねないねんな
まあニコニコの淫夢文化とは別系統になるだろうけど
移住された側は来られたこと自体が迷惑だろうし
132 ななしのよっしん
2025/02/16(日) 21:00:39 ID: CwV3NoLKsl
言ってニコニコの淫夢文化も元々2ちゃんねるの文化から独立していった感じあるから無くなったら無くなったで別の所でまた独特の文化を付け足しつつハッテン♂すると思うぞ
なんというか現代人っぽくないというか海を渡ってどんどんガバガバな派生宗教が生まれていった仏教みたいでした
133 ななしのよっしん
2025/02/18(火) 09:23:54 ID: LOPN9gjBX7
ACCEEDで思ったけど、ACCEEDはファン感謝祭があって動画が落ちてるけどCOATにそう言ったのはないね。
別にやらなくても良いっちゃいいけど、この抗争を見知ったあと、やって出入りなんてされたらたまったものではないからやらないのではと感じてしまった。
まぁ、ACCEED自体がその当時の新規で顧客確保の面があったかもだが。
急上昇ワード改
最終更新:2025/02/22(土) 23:00
最終更新:2025/02/22(土) 23:00
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