もしかしなくても:メディアリテラシー
2000年に発生した西鉄バスジャック(ネオ麦茶事件)の際、テレビ朝日の報道番組『ニュースステーション』のインタビューを受けたBBS『2ちゃんねる』管理者(当時)ひろゆきこと西村博之による発言である。
ネタにマジレスと言われる位真面目な情報を提供する利用者より嘘八百を書き込む利用者が目立つ、大規模大喜利情報媒体とも言えるBBS『2ちゃんねる』等の匿名利用者が中心のWebサービスに限らず、真偽の判別が難しい情報及び情報伝達媒体全般の取り扱いの難しさをを端的に表している。
名言と評価する者も少なからずおり、引用される事も多く、Web利用者の間では比較的認知度の高い言葉であろう。
狭い意味に発言を捉えるとするならば、Webサービス管理者側の立場で利用者の個々のメディアリテラシー・情報の真偽に踏み込んだ判断まではWebサービス運営は関知しませんと言う意思表明なのかもしれない。
軽率な言動、思い付きによる書き込みを免責する言葉ではない事に注意するべきである。
それにも関わらず、匿名BBSに限らず、半匿名のハンドルや実名で利用されるblogやmixi等のSNSやTwitter等のWebサービスで「犯罪を暴露or予告→炎上→嘘だと言い訳or謝罪」と言う流れの事件が多発している。
例え匿名が可能な情報媒体であっても、サーバーに残った利用履歴、IPアドレス、Cookie、携帯端末固有ID、利用キャリア・プロバイダーから得られる情報によりPCや携帯端末機器の特定が可能であり、ひいては利用者の特定が可能な場合が多い。
情報秘匿性の高い携帯端末(スマートフォン)BlackBerryも2011年8月のロンドン暴動を受けて、製造元のRIM社は暗号化通信が悪用された場合は捜査当局に協力すると明言している。[1]
事件性を帯び警察が裁判所からの捜査令状を持って捜査に入ればプロバイダー持つの仔細な情報も開示される事が多い。
また、この言葉が該当するのは、2ちゃんねるの様な匿名利用者の情報媒体だけではない。
むしろ、誰でも閲覧可能で複製が容易なWeb上での言動や自分の持つ個人情報などの重要情報の取り扱いを考える事はメディアの媒体を問わず重要である。
にも関わらず軽率な言動を行い、炎上・通報が起こった場合、本人の自己責任に帰結せざるを得ないのではないだろうか。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。