荻野稔(おぎのみのる 1985年11月~)は、東京都大田区の区議会議員(無所属2期)。同人作家、バーチャルyoutuber。選挙運動や自身のブログ、SNSではおぎの稔の表記を用いている。
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群馬県生まれ。群馬県立伊勢崎東高校卒業後、アミューズメントメディア総合学院へ。2010年に石原慎太郎都知事の下で提出された東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案の否決にコンテンツ文化研究会のメンバーとしてかかわるとともに、議員秘書としても政治の世界に関わるようになった。
2015年、維新の党から大田区区議会議員に立候補し、当選。「オタク議員」とも呼ばれ「出没!アド街ック天国」の蒲田特集ではコスプレ姿を披露している他、コミックマーケットなどに「オタギイン」名義のサークルで参加し同人誌を頒布している。
2018年、自身の不祥事から議員辞職、日本維新の会に離党届を提出し、無所属で活動を再開。2019年、無所属で大田区議会議員選挙に出馬し、再選(2期)。
2020年4月からは議員系Vtuberおぎの稔(みのり)としてVtuberデビューしている。
2020年9月現在、地方議員としては珍しくTwitterのフォロワーも7万人を超えており、特に表現規制問題などへの言及が話題になる事も多い。
最近は、Fate/Grand Orderにハマっている。「セイバーオルタの絆レベルが7に向上した」事や「現状のサポート編成」を報告している。
2018年、自身の口座が詐欺に利用されてしまい、けじめとして辞職・・・という流れは先述の通りである。そこに当時同じく維新の会所属かつ大田区議であった柳ヶ瀬裕文議員から、それに関連し荻野前区議の議員辞職について(長文)という文章がfacebookに投稿される。一部引用要約すると、
大きく報道されたカードの不正利用問題よりも、「寸借詐欺を働こうとしたのではないか?」ということが辞職の決め手だったようだ。
おぎの当人はこの事件に対し、2021年現在も詳細な釈明・謝罪はせず有耶無耶にしており議員としての資格が問われるだろう。
世界平和統一家庭連合、通称「統一教会」は当該記事が詳しいが1980年代に"霊感商法"で大きく社会で取り上げられ問題になったカルト宗教である。カルトに壺を売りつけられる…というなんとなくイメージがあるだろうが、まさしくそれを行なっていた団体だった。とにかく一定の世代は、関わってはまずい団体と知っていないとおかしいぐらいである。
問題点は枚挙にいとまがないが、ここで一つ注目しておきたいのはこの団体が「有害情報から青少年を守ろう」などとポルノ等の表現規制を推進しているということである。
そしてここからが本題で「一国民の会」という会があり、ここの代表者は統一協会の機関誌である世界日報系のメディア「ワシントン・タイムズ・ジャパン」のエグゼクティブ・ディレクターを務めている。この一国民の会のコンテンツにおぎの稔の名前があるのだ。
被害者を多く生んでいるカルト宗教に間接的でも関わっている事、そして表現の自由を標榜しているのであればあってはならない繋がりであり脇が甘いと言わざるを得ない。また、ワシントン・タイムズ・ジャパンのセミナーには自民党の参議院議員である山田太郎が登壇しておりこちらも問題視されたが、山田太郎が統一教会の関係者ではないし賛同しているわけではない旨をツイートで釈明した。
この件に関してもおぎの稔による釈明などは現在なされていない。
おぎの稔のツイートはネットミーム的な漫画、アニメ、ゲームなどの引用が多いがその不適切さもたびたび批判を招いている。先に言っておくが、決して台詞を引用するのが悪なのではなく、茶化してはいけない場面で茶化したり、支持者ウケを狙って煽動に利用するというやり方が問題になっているのである。
一つ質問いいかな?入ってるのが豚肉と何故分かった?
イスラム教徒が豚肉を提供され、訴訟に発展したニュースを受けての発言。鋼の錬金術師の「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」の一連の流れが元ネタだろう。お前はイスラム教徒なのに豚肉の味を知っていたのか、という揶揄が根本にあるのが伺える。しかし原文記事を読めば"the meat-free option"肉抜きを注文したのに店員がオーダーミスで通常のマフィンを提供した事が分かる。何かいつもと違う物が入っている、というだけでも肉の味を知らずとも肉だと分かるのである。
おぎのが使用した情報ソースが「ツイッター速報」という悪質なまとめサイトであり、(更に大元の記事は「秒間SUNDAY」でこちらも飛ばし記事などで悪名高い)そのサイトで紹介されていた誤訳を鵜呑みにした形になる。仮にも公職に携わる人間がまとめサイトをソースにしてしまう危うさ、そしてそれを元にして宗教というデリケートな話題を茶化す思慮の浅さ、この件に限らないが、いかに漫画のセリフを引用するかだけに執心しているのではないかと疑わざるを得ない。間違っていた日本語訳を参照したことを後に謝罪(およびツイート削除)したが本質はそこではないだろう。
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最終更新:2025/12/06(土) 22:00
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