おっさん、転生して天才役者になるとは (オッサンテンセイシテテンサイヤクシャニナルとは) [単語記事]

おっさん、転生して天才役者になるとは、ほえ太郎による小説作品である。

概要

カクヨムと小説家になろうにて連載。本編は完結しているが番外編が不定期に掲載されている。

カクヨムのコンテスト『第6回カクヨムWeb小説コンテスト』においてComicWalker漫画賞を受賞し、コミカライズが決定した。

コミカライズは漫画雑誌『電撃マオウ』(KADOKAWA)の2022年7月号(5月26日発売)より連載開始。作画は芽々ノ圭が担当。ニコニコ漫画においても同年7月29日から連載開始した。2023年7月現在既刊2巻。

漫画版の構成は原作と一部組み換えている。

あらすじ

俳優に人生を掛け家庭も捨てたが、演技に今一つ皮が剥けないことに悩んでいた山下太郎は、あるドラマの撮影で、『パンツを脱ぐ』、いわゆる自分をさらけ出すことが出来、一皮剥けて少しばかりの充実感に浸っていた。しかし公園で騒いでいたカップルを仲裁していた際に輩に逆上され殺されてしまう。

そして気がつくと転生していることに気付き赤ん坊の頃から周囲に対してそれらしく振舞うようになる。幼稚園のお遊戯会をきっかけに芸能事務所からスカウトされ、子役として活動していく。

登場人物

山下マキ: 5歳の頃から子役として活動してきた役者。田中太郎の記憶を生まれもって持っていたため、生まれたの頃から演技している。なお、転生した際に何かしらの変化があったことも自覚しているらしい。幼稚園のお遊戯会でのマキの特異な演技を見ていた芸能事務所の社員からスカウトされて子役となる。疲れて寝坊が絶えない母の代わりに5歳の頃から家事もこなしたり、母親のケアをしている。なお姓が同じだが山下太郎との血縁関係はない。
山下朱里(やましたあかり): マキの母親でシングルマザー。容姿端麗だが泣きっぽくかつ、マキ曰く自己評価が低いらしい。日々スーパーでパート勤めをしている。マキが役者になりたいという夢を応援する。山下太郎との血縁関係はない。
山下太郎: 中年の脇枠俳優。年齢は47歳。俳優を追求するために妻と別れ家庭を捨て俳優活動に捧ぐが空を破れないでいた。死ぬ前の最後の仕事で掴むが、通りがかりのトラブルを仲裁しようとしたところ、現場は修羅場であり勘違いした輩に包丁で刺され亡くなってしまう。
小山内千枝(おさないちえ): 山下太郎のあこがれの実力派大御所女優。小山内が昔から参加していたCM撮影で山下マキと出会うが、マキの怪物さ、得体の知れ無さに気づく。