お絵描き講座

お絵描き講座とは

ニコニコ動画講座カテゴリ、ニコニコ静画、イラスト投稿サイトの中で
絵の描き方や、ペイントツールの使い方を解説している動画に付けられるタグである。

• 基礎的・初歩的・初心者向け
• 頭身・比率寸法・太さ・割合・順序
• 部分的なパーツの描き方
• 動きや姿勢の捉え方のイメージ
• 構図・配置・視点・デザイン
• 塗り・色彩（配色）・陰影・特殊効果
• ペイントツールの使い方／便利な機能
• やってしまいがちなNG例
• 外見・プロフィールなどのデザイン／設定
• ネタ・アイデアなどの私見

…など、講座内容によってかなり広義であり
余談や複数を兼ねている場合もあるため、容易に書き切れない。

描いてみた系の動画と共通する部分が多いが、こちらは知識と技術的なノウハウを伝える志向が強い。
その他、動画タグにおいては表記ゆれが多数あるため注意。（後述）

個人で楽しむのか、気ままにイラストサイトに投稿して楽しむのか、店頭に飾るのか、仕事として描く絵や漫画を描くのかレベルやデフォルメによってもかなり枝分かれするので複雑な部分でもある。

書籍など

「絵の上達法」を取り扱う本は多く出版されているが、初心者を完全に置き去りにして速足で駆け抜けている内容の本だけはオススメできない。おそらく「顔／全身はこう書きます」のページあたりで巨大な足枷をつけられるのがオチである。

「これ一冊でプロ並みに上手くなる！」本が実在するならこの百科項目はいらない

大まかなポイントなど

ただ闇雲にメチャクチャな寸法のまま練習をしても進歩は遅いため、一定のポイントは抑えておく。

※追記者の所見が含まれるため、効果は個人差があります。
※他にも有効なポイントがあれば追記してください。

• アタリ・下書きなどを活用する。一発書きなんてプロでも無理である^[1]。
  • アタリと完成図は大抵どこかズレているのが普通であるため、必ずしも厳守しない（目安程度）。
  • 複数の薄線を重ねるようにすると、理想の線が出しやすい。（線の数は任意で）
• 頭身（身長÷頭長）や全身／部分ごとの比率割合などに注目する。定規などを用意して測ってみる。
  • 妙に縦長でないか、横幅を取りすぎていないかといった定期的な確認も必要。（縦横比）
  • 手足やあご先を見ると分かるが、意外と太さは一定ではなくむしろ先細り。
  • 頭髪にボリュームがあると頭長が大きく見えるので注意。（計算の上で描く手もある）
• 顔のパーツなどはそれぞれの占有範囲や配置などにも注意する必要がある。
• 手首と股間の高さは同じである。
• 本物と描いた絵を比較し、自分でダメ出しして修正する。（何気に一番つらい作業である）
  • 頑張って描いた絵であっても遠慮なく消去する。勿体ないとか言わない。
  • アナログ書きなら写真に撮っておいたり、PC描きならコピペしておく救済策はある。
    
  • 第三者・友人・家族など、どこが変か遠慮なく容赦なくダメ出ししてもらう。
• 全身なら全身、顔なら顔だけと部分ごとに練習してみる。
• バランスも取らなくてはいけない。
  • 全体の比率が正確無比でも、個々のパーツが違和感なら違和感。
  • 個々のパーツが正確無比でも、全体の比率が違和感なら違和感。
  • 上半身しか描かない構図でも、映らない部分も簡易に描いておくとバランスが崩れにくいので有効である。（アタリ程度でも良い）
• 自分の最も描きやすい大きさを探して描いてみる。
  • 完成品を拡大したものを半透明レイヤーに置き、下書きとして使用することもできる。
• ペンタブの有無は絵の上達にあまり関係ない。
  • 編集・管理はしやすいが、間違った絵の補正・指導は管轄外である。

※デフォルメ・演出など作品／シチュエーションによってはこの限りではない。

アナログ描き

• 鉛筆やシャーペンを使用したアナログ描きの場合、消しゴムでトントンすると薄く消すこともできる。
• 100均など、細めの消しゴムペンも発売されており、細部修正に非常に高い効果を発揮する。
  • 消しカスなどを除去する刷毛（調理用・塗装用）なども便利であり、100均で売られている。
• 筆圧が強いと消せずに修正困難になるため、力まずに描くのも有効である。

ダメな一例

• 全身で頭だけが妙にでかいのに、気付かずに顔を一生懸命に修正している。
• 全身のバランスは取れているが、目が上過ぎたりでかすぎる。（元よりそういう作品は除く）
• 大きな間違いに気付いたが、せっかく描いたので勿体ないと修正しない。
• 最初に描いたアタリ・下書きに固執（妄信）してそれに沿おうとする。
• 資料も本物も何も見ずに描く。

イラスト以外

仕事として描いている方はお絵かき講座以外にも
印刷や形式、相場や現状（悪質な顧客トラブルなども含む）を他の動画で語っている場合もある。

もし仕事として絵を描く場合には、基礎知識や自衛策としても役に立つかもしれない。
また、原作のデザインに忠実にする場合は詳しい設定資料等が必要な場合もある。

他、絵が描けても締め切り、アイデアやネタ切れなどの問題も無視できない。（項目参照）

関連動画

表記ゆれ

その他、タグ検索においては表記ゆれがある。（※件数は2023年９月のもの）

• 「お絵描き講座」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約550件
• 「お絵かき講座」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約300件
• 「イラスト講座」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約150件
• 「お絵描きメイキング」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約680件
• 「お絵かきメイキング」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約5300件
• 「イラストメイキング」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約2400件
• 「描いてみたメイキング」 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約1000件
• 「メイキング」  - ニコニコ動画 (nicovideo.jp) - 約4000件

• お絵描き講座 - ニコニコ静画 (イラスト) (nicovideo.jp) - 約80件

「メイキング」だけの場合は動画や映画の作成・撮影技法／撮影風景なども含めるため広義。
「講座」のないものは細かい説明が省かれている場合も多いが、描く手順などは参考になる事も。

動画だけでなく、ニコニコ静画においても活用されている。

道具・ツール

Painter（ペインター） SAI（サイ） Pixia（ピクシア） Photoshop（フォトショップ、フォトショ、写真屋） GIMP（ギンプ、ジンプ）

広義 描画ツールの一覧 グラフィックソフト ペイントツール ペンタブレット お絵描きに使えるペンタブレットの一覧

関連項目

イラスト / 漫画 / 漫画家 イラストレーター ニコニコ動画講座 お絵描き講座part1リンク 描いてみた らくがき

メイキング お絵かきメイキング アタリ / 下書き / ラフ画 ネタ / ネタ切れ / アイデア ニコニコ静画

関連コミュニティ

脚注

1. *アタリも下書きも皆無で無修正で神絵が描けたら、それはただの神である。