歌手のGacktの声を元に作成した合成音声で、曲を歌わせる事ができるソフトである。
表記は「がくっぽいど/GACKPOID」となっている。
DTMソフト「Singer Song Writer」や、ニコニコ動画用編集ソフト「ニコニコムービーメーカー」などを製作している、株式会社インターネットが製作販売するソフト。
発売は6月中旬の予定だったが、 6月10日、発売延期を発表した。延期理由は「商品パッケージなどに使用するイラストの選定・変更のため」。その後、6月20日にパッケージイラストが公開され、7月下旬に発売予定となり、6月20日よりニコニコ市場での予約受付が開始された。値段はオープン価格 (店頭予想売価:18,900円(税込))である。
推奨する曲のテンポは60BPM ~ 150BPM、推奨する音域はA1 ~ C4となっている。
■イメージキャラクター
パッケージイラストには、『ベルセルク』などで知られる漫画家・三浦建太郎氏による描き下ろしを使用。キャラクター名には、「神威 がくぽ」という名前がつけられている。
また、2008/5/30 0:00の時報で三浦建太郎氏が呼び出された用件はこの依頼に関してのもので、ニコニコ動画を見ていた同氏は翌日連絡をとり、これを無償で引き受けた。これについて同氏は
「今回のプロジェクトはニコニコ動画との関わりが大きく、ニコニコ動画はユーザーが無償で作品を発表している場だから、自分もニコニコ動画の世界には無償で作品を提供をしたいと申し出ていただいた」
と無償での提供に関してコメントをしている。(※ITmedia記事参照)
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※Gackt写真イメージと実際のパッケージイラスト
三浦建太郎氏に決まるまでの経緯は多難だったようで、Gacktの写真をパッケージにすると、本人が歌っていると勘違いされる恐れがある為にイラストになる予定で あったが決まらず、「イラストの案はいくつかあったが、インパクトに欠けていた」と同社の村上昇社長は打ち明けている。
しかし、結果は三浦 建太郎氏のイラストは大変インパクトのあるものとなっており、この記事の掲示板や、ネットの反応、がくっぽいど関連の動画などをみると、その驚きが見て 取れる。
■技術と、がくっぽいどの後
機能と技術については、初音ミク・鏡音リン/レンなどを製作販売している株式会社クリプトン・フューチャー・メディアと同じく、ヤマハのVOCALOID2の技術を使っており、製作画面なども初音ミクと変わらないという話だ。
その事から、初音ミク等の腹違いの姉弟と言ってもよいのであろうが、実際の関連付け・キャラクター付けは、ミク等と同じくユーザー達からの考案と支持によって決定されていくものと思われる。
※お絵カキコより「神威 がくぽ」
がくっぽいどの後については、「今後も有名アーティストなどを起用したVOCALOIDを今後も作っていきたい。年内から年明けごろには次回作を提供できれば」と同社の村上社長が発言している。
ニコニコ動画では6月22日現在、既にキャラに関する関連動画が多数見られるようになっており、呼び名は「がくぽ」という名が徐々に呼ばれてきている。付属アイテムには、「茄子(ナス)」が挙がっている。
ネタ元・パクリなどにうるさい昨今の風潮の中で、初音ミク等と同じVOCALOID2の技術を使用している、がくっぽいどへの風当たりを心配していた人もいるかと思うが、風当たりどころか追い風になる様子で、コメントの反応は、がくっぽいどを歓迎する流れとなっており、受け入れ態勢は整っている状態とみられる。
また、週刊VOCALOIDランキング、通称:ボカランの#32(※sm3298460)にてGACKPOIDが追加されており、今後のランキングに影響を与えそうだ。
現在判明している特典としては、パッケージと同じデザインのポスターが付き、ユーザー登録者には、ミックス専用ソフト「OPUS Express for Windows」が無償でプレゼント予定であり、他にサンプル曲データとしてGacktの曲を2曲、その他曲を3曲収録予定となっている。
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最終更新:2025/12/08(月) 10:00
最終更新:2025/12/08(月) 10:00
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