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クボタマコト

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くぼたまことは、日本のギャグ漫画家である。

概要

静岡県静岡市清水区(旧庵原郡蒲原町)出身。
同郷には元日本ハムファイターズの広瀬哲郎内野手と、その中学時代の後輩である歌手の久保田利伸がいる。「小市民的で所帯じみた悪役が主人公」というマンガを多く描くことで知られ、一部の熱狂的なファンを密かに生み出す。枠線以外全て定規を使わずフリーハンドで描くという手法をとっており独特の画風を一層際立たせている。

1991年にモーニング四季賞・佳作受賞。
1995年、長年の歴史を誇る文藝春秋社初の漫画雑誌『コミック95』夏号で本格連載デビュー。
タイトルは『仮面レンジャー田中』。名義はヌレイエフくぼた(ヌレイエフ=外国の有名な競走馬の名前)。
静岡県某市に居を構え世界征服を企む悪の組織ゲルドと、そのゲルドに雇われた怪人を、仮面レンジャー田中が毎回完膚なきまでに(時には凶器を使いつつ)半殺しにする物語である。
当時はまだ作風が確立されておらず、作品のノリは現在連載中の『天体戦士サンレッド』に近いもののセリフが少なく、庶民臭さよりもシュールさやバトルシーンを前面に押し出している。また、絵柄が雑であったり、怪人がリアル指向でグロテスクであるなど、良い意味でも悪い意味でも素人っぽさが抜けきれていない作品であった。それでも「所帯じみていて市民と仲が良い悪の組織と怪人」「ゲスなヒーローと一般人の嫁」という現在の作風に通じる要素は初期から存在しており、江口寿史からもお気に入りの漫画家として期待されていた。
しかし、雑誌は『コミック96』『コミックBINGO』と誌名を変えた後あえなく休刊、連載も途中で終了。
その後単行本は出るもののすぐに絶版、現在はヤングガンガンコミックス扱いで復刻版が発行されている。

そして『田中』の連載中、当時『魔法陣グルグル』のメガヒットや『ロトの紋章』『ハーメルンのバイオリン弾き』の映画化など飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長していた月刊少年ガンガンでも連載を始めることとなった。

タイトルは『GOGO!ぷりん帝国』。事実上の出世作であり、前作では地球に住む悪役とヒーローの物語であったが、今作は地球から3億光年離れ爆発の危機に瀕しているババロア星に住む怪人たちが第2のババロア星とするべく地球侵略を目指すも、必ず毎回失敗してしまう物語である。全てが6ページにも満たないショートギャグではあるものの4年間連載は続き、単行本は6巻まで発行された。現在では復刻版が入手可能。
少年誌連載ということで過激な暴力描写が抑えられている。怪人のグロテスクな容姿は変わらないがリアルタッチよりもややマイルド・コミカルになっている。平行して連載していた仮面レンジャー田中の終了と時を同じくして絵柄が大幅に変化。全てのキャラがデフォルメされ2~3頭身になった。また、4年間の連載中、やや粗かったペンタッチが安定しデッサン等の画力に飛躍的な向上が見られた。
この『ぷりん帝国』において初めて「生活臭あふれるあるあるネタ」「物凄く庶民臭い怪人」を主軸に置き、少年誌らしからぬマニアックなネタで一部に熱狂的なファンを生み出すことに成功。サンレッド動画に「ぷりん帝国好きだったなー」等のコメントが多数寄せられ未だに残る根強い人気を物語っている。また小動物キャラが登場したのもこの作品からである。この作品で今後の方向性が確立されたといっても過言ではない。
なおメディア化などは特にされておらず、サンレッドに続いてぷりん帝国も!と望むファンは多い。
『ぷりん帝国』以降、エニックスとの関係が続いていくことになる。

ぷりん帝国の連載途中、ガンガンの兄弟誌・ギャグ王でも連載を始めるが3話目でギャグ王が突然の休刊。

その後、エニックス初の青年誌・コミックバウンドにて『気象戦隊ウェザースリー』を連載開始。
神奈川県川崎市を舞台に、悪の組織フロシャイムと気象戦隊ウェザースリーが戦う、庶民臭さあふれるギャグマンガ……だったのだが、コミックバウンドが5号でマッハ休刊。3度目の休刊による連載打ち切りを喰らってしまう。

更に角川書店発行・エース特濃でも『指輪物語』の連載を始めるがこちらも雑誌が休刊。通算4度目

この後はプレコミックブンブンで児童向けマンガ『とつげき!ぷるぷる学園』を連載。そしてヤングガンガンの増刊で『気象戦隊ウェザースリー』を作り直したものが3話分が掲載され好評を博す。
ウェザースリーの設定が『天体戦士サンレッド』へと継承され、現在に至る。

主な作品

  • 仮面レンジャー田中
  • GOGO!ぷりん帝国
  • 天体戦士サンレッド

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最終更新:2025/12/06(土) 17:00

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